FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

設備の状態に応じた点検のための,設備保守データ管理システムの構築
- 発変電設備保守における適用 -
中部電力株式会社
論文要旨

   電力自由化・規制緩和の流れから,さらなるコストダウンが必要とされ,より一層の設備保守業務の効率化が望まれるようになった.そこで,機器の動作回数や診断結果のトレンド管理から,機器コンディションを判断し,点検時期を予測するための新しい点検方法(CBM:コンディション・ベースド・メンテナンス)への転換とともに,新たなシステム構築をおこなった.
   本システムにおいては,トレンド管理による点検時期予測機能に加えて,協力会社(保守委託会社)とデータを共有し,既存の設備管理システムとの連携も行なっている.これは,グループネットワーク上への構築,WEBベースでのシステムの開発により実現した.
   また,トレンドグラフの作成・表示などもWEB上で直接行ない,クライアントPCの負担を軽減し,将来の携帯端末の利用も考慮している.
   なお,本システムは平成13年8月より運用開始している

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