FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

インターネットを利用した広告EDIシステムEDI-S(エディース)について
株式会社静岡新聞社
論文要旨

   静岡新聞社は,国内の新聞社では初のインターネットを利用した電子広告取引システム(EDI-S)を開発し,社内の広告業務効率化と広告会社へのサービス向上を図った.
   EDI-Sとは,インターネットを利用し広告会社が新聞掲載広告の申し込み(広告申し込みEDI)と広告原稿の電子搬入(送稿EDI)を行うものである.
   今まで,ごくまれに特定の広告会社や協力関係にある広告制作会社と新聞社の間で,電子的な広告の申し込みや,広告原稿データの送信が行われるケースはあったが,その場合でも申し込みと原稿送稿は別々に行われ,各々のデータはマッチしていない.
   また特定の会社間だけで実施されることが殆どで,全ての広告会社を対象に本格的な電子広告取引を行うのは,静岡新聞社のEDI-Sが初めてである.
   EDI-Sは,広告申し込みと原稿送稿が行える完全なEDIシステムで,全ての広告会社が利用可能というだけではなく,インターネットを利用したことによりランニングコストやイニシャルコストを低く抑えることに成功した.
   またEDI-Sは,PDFデータを利用することにより,これまでの広告データ搬入の運用形態を根本から改善することに成功した.その他にも広告データ入稿に起因する様々なトラブルを積極的に改善することにも成功し,広告会社だけではなく,当社にとっても大幅な業務効率の改善を行うことに成功した.

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