海外の生産工場と日本の管理部門との情報交換は,FAXや電子メールが中心であったため,データの入力や確認作業が互いの拠点で増大していた.この問題を解決するために各拠点に共通で連携の取れた輸出システムを導入することが必要であった.
本システムを導入することで,主に以下のような効果があった,(1)輸出業務を共通化し,基本データを一元管理したので,二重入力によるミスがなくなった.(2)管理部門において,常に最新の出荷情報を把握し,活用できるようになった.(3)製品の出荷情報から売上管理および在庫管理といった他の業務システムとの連携が可能となった.
輸出業務を支援する目的で構築された本システムが,いろいろな業務と連携できたことは,予想以上の効果があった.今後,さらに機能を強化して,新システムとの連携を目指している.
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