FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

ソフトウェア開発の生産性向上の取り組み
~ナレッジマネジメントの適用~
安川情報システム株式会社
論文要旨

   システム開発にナレッジマネジメントを適用して品質確保,生産性向上を図るというトップの指令のもと,試行錯誤を繰り返し,取り組んできた事例を紹介する.
   システム開発は極論すると,似た資料や知っている人を探して,真似て,作業(設計・プログラミング・テスト)する.また,何人かの人を集めて「間違いはないか」を確認する,これだけである.この時の「似た資料」,「知っている人」探し,「真似」る作業,良いかどうか「判断」する観点などが個人のノウハウであり,設計書類と並んで蓄積・共有することで新たな知識創造の基となる.つまり開発に必要な知識には,再利用して最新化を保つことで知識となる文書と,一度限りの使い捨てであるが,その中から自分が求めている回答のヒントを得ることができるモノの2通りがある.前者を再利用技術の追求,後者を仮想コミュニケーションの確立,そして両者をナレッジマネジメントで統合し実現させた.

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