当行では、インターネットバンキングの試行を行っていたが、拡張性に問題があり、24時間365日稼動を実現するためには、事務センター側もふくめ無人化をいかにすすめるかが課題であった。また、当行の営業基盤である東海地方においては、ITに対する先進金融機関が多く、インターネットバンキングの本格稼動は数行で開始されていた。当行としては、この激戦区で次の二点を強調して、インパクトのある登場の方法を考えた。まず、一つ目は「バーチャル支店」という形態をとり、インターネット上の位置する総合店舗として、取引がインターネットだけで完結するスキームを採用した。二つ目は、CS(顧客満足度)を最重要課題として、インターネット上につながっている当行の顧客に対して、最大のサービス、One To Oneマーケティングを実践することであった。
上記を目的に対しての、解決策が「富士通インターネットバンキング共同センター」を利用してのシステム構築であった。共同センター、行内システムとをいかに融合して、シームレスなシステムを構築するかに留意しながら、開発をすすめた。
今後は、法人向けメニューの充実、地域金融情報ポータルシステムにつなげていきたい。
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