情報の伝達について,これまで紙・電話・FAXで行なっており,地域による時間差が生じていた.また,部門が多岐にわたる当社では部門間の繋がりに欠け,顧客情報の共有,スピード化が課題となっていた.
そこで,今回全社ネットワークとして古河機械金属ネットワーク(FKKNET)を構築し,イントラネット・Eメール・ホスト接続をFKKNET上で行なうこととした.
FKKNET構築にあたっては,セキュリティの確保・短期間での起ち上げ・コストメリットを重点に検討した結果,ネットワークインフラとして富士通のアウトソーシングサービスの利用,イントラネット用には富士通長野システムエンジニアリング社のリンゴファーム(Ringofarm)を採用した.
本論文では,FKKNET構築の実現に向けての課題と解決への考え方及びFKKNETの概要について述べるものである.今後は,営業支援システムの見直し等,FKKNETの充実を図りたいと考えている.
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