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当社が進めているシステム再構築や新規システムの追加開発では，既存システムと新システムの連携が必須である．しかし，既存システムと新システムの項目リンクが把握できないまま新システムを導入すると，複数ファイルで重複項目が作られてしまい，運用や保守の負担が増大する．
そこで，各システムが保有しているデータ項目情報を統合管理でき，それをシステム開発者とエンドユーザの両者が有効に活用できる「データ辞書システム」を構築することにした．
これは「統一項目」，「コードドメイン」という概念によって，データ項目情報と一般的な業務用語及び他システムで使われている用語をリンクづけて統合管理するものである．
本システムは，システム管理者に対して統合的な管理機能を提供する．また，エンドユーザに対しては，検索機能を開放することで公開されたデータの二次利用を可能としており，情報収集・分析に有効利用されている．
今後，データ項目情報の対象範囲・質を拡充すると同時に，Web化によって利用ユーザ数を拡大し，さらなる情報資源の統合化を推進していく．
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