現在、環境庁国立環境研究所地球環境研究センター殿では、十数の地球環境モニタリング事業を推進しており、着実にその成果をあげつつある。これらの観測データを統合的に管理し、インターネットを利用したデータ公開を行うシステムの構築を行った。
各事業の観測データは多種多様であり、観測項目、場所、装置、データ処理の方法など、データを補足する情報(メタ情報)も多種多様である。したがってデータベース上に統一的なフォーマットでテーブルを作成し管理を行うことができないことが、設計上の大きな問題となった。
本システムは、オラクル社の提供しているRDBMSとWWWサーバソフトを用い、メタ情報をRDBMS上で管理し、データファイルをUNIXのディスク上で管理することにより、上述の問題を克服することができた。
本論文では、このデータ管理・提供を行った方策を中心に述べ、関連するシステム概要や運用についても述べる。
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