FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

抜本的な業務改革をめざした
エクストラネット コンピュータサプライ品購買システム
株式会社 ツムラ
論文要旨

   近年の情報インフラとイントラネットの普及により,社内のコンピュータ機器が飛躍的に多く導入され,同様にサプライ品に関する経費や管理工数がアップした.
   これらの問題に対し,今までの自前主義による運用形態では抜本的な業務改革が実施できないと考えた.その結果,ほとんどの業務を幹事会社(サプライ納入業者の中の一社)に委託(無料)/集中化することにより,購買業務を変革させコスト削減と社内購買専任担当者不要による小人数運用体制を可能とすることを提案した.
   システム構築に際しては,社外ECビジネスの活用も検討したが,機能不足であると判断し自社開発を行った.当社イントラネット実行環境は,Webによる3階層とロードバランシング&フェイルオーバーを兼ね備え,かつ,スケーラビリティを追求している.既に多数稼動しており,今回も同様な形態を採った.
   稼動間もないので期待も含め評価するが,社員の全体月間工数は驚くなかれ20%以下に軽減できると推測される.さらに,消耗品の購入価格も大量に消費する事を想定した発注ロットサイズなどの見直しにより,年間購入価格の10%程度の減額が可能となった.
   本論文は,単一のシステム構築の事例を述べるだけではなく,エクストラネットにより具現化した内容や,幹事会社との相互ビジネス利害についても述べる.

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