FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

駅売店におけるハンディターミナルを利用した在庫管理システム
相鉄共済組合
論文要旨

   相模鉄道の沿線の駅売店の営業は相鉄共済組合が取り扱っている.
現行の駅売店システムは1979年に構築し,抜本的にシステムの変更を行わなかったため,起票,集計後にデータを入力するバッチシステムであり,現状に合わない部分が多くなってきた.
また,商品の在庫量の把握や注文はベテラン販売員の「感」に頼る次第で,過不足金への対処,決算数字の算出に相当の日数を要している.
このような問題に対し,
   ハンディターミナルの導入による起票,転記,集計等の手作業を大幅に削減.
   循環棚卸システムの構築により,商品の注文の廃止(無発注システム),自動配送化が可能となり,それに伴う商品在庫の適正化.
   駅売店と配送センタ,本社間をオンライン化させることにより,棚卸数字の相違の対処,決算数字の算出の短縮.
という改善策を立案した.
したがって,販売員,配送センタ,本社事務の作業が大幅に軽減化されると同時にドキュメントの整理,統合が可能となる.
スーパ,コンビニのようにPOSの使用が駅売店では不可能なため,近郊の同業他社は『駅売店システム』の取り組みに悩んでいるが,相鉄共済組合は駅売店,配送センタ,本社間をオンラインで結ぶ駅売店の「総合システム化」の確立を目指している.

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