FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

WebEDIによるソフト購買システムの構築
株式会社富士通関西システムズ
論文要旨

   当社では,基幹システムとして1998年1月から富士通標準のSE会社事務支援システム(FOCUS)を導入し,SE事務処理の効率化を実現している.しかし協力会社とのソフト購買業務は,紙ベースで手作業のままであり,見積照会から発注までの1件当たりの処理日数は10日~14日かかっていた.更に,事務処理の遅延,見積書類の紛失などが時々発生し効率化を阻害していた.
   現状を打破するためには,「ビジネスを支えるスピーディな,協力会社との電子化取引システムの早期稼働が必須である」との判断により,協力会社とのEDIシステム構築の検討を開始した.しかし安易にEDIシステムを導入しても,人減らし,大幅なコスト削減は,ほとんど期待できない.導入するシステムは,社内・協力会社にとって魅力的なシステムとする必要がある.
   そこで,インターネット(Web)と電子化取引(EDI)技術を効果的に組合わせたシステムを短期間で稼働させるとともに,事務処理の見直しにより「はやくてやすい,しかも確実な」システムを実現することができた(見積照会から発注までの期間は1日~3日となり約10日短縮).
   また,今回のシステムは1999年7月現在,協力会社39社に展開し運用しており,EDI取引加入社率は33%(39社/120社),取引率は82%(490件/594件)となっている.

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