FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

製品検査値管理システム再構築における新技法等の考案
旭電化工業株式会社
論文要旨

   昭和63年より各事業所でF9450を採用して製品検査値管理システムを展開したが,ホストコンピュータと接続して,販売物流システムにドッキングして全国の倉庫で,出荷時自動添付するなどの大きなシステムに発展させることができて,本システムにより合理化効果は発揮された.然し,長期間に種々のシステムが作られ保守も対応不可能な程複雑になってしまったこと,パソコンのOSもMS-DSに世代交代し出したことから平成2年にエースステーション350Σ(2台目からはDS/90)をサーバーとし、FMRパソコンをクライアントとするIA/FRAMEをミドルウエアとし,データベースマネージメントシステムにINFORMIX,プログラム言語はCを採用して,製品検査値管理システムの統合化システムの開発を開始した.
   開発に当たって,従来からの事業所ごとに特徴のある部分を生かし且つ全体としては統合したシステムを目指す検討を行い,パッケージ化と追加型カストマイズ方式を考え出して統一と独自性のバランスを取り開発生産性を大きく上げた.
   実際のシステム開発においては,従来使用していたAPCSのBASIC,ISAMとは大きく異なり,しかもC言語の生産性は非常に低いことから,これらを改善するため,設計手法,ツールの採用などの種々の工夫,考案をおこなって達成することができた.
   統合化した新製品検査値管理システムは,製造~検査~物流業務の連携による合理化に成功した.

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