FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

被災時のバックアップ運用を可能とした2拠点化システムの構築
中部電力 株式会社
株式会社 シーティーアイ
論文要旨

   中部電力の様々な業務に活用されているシーティーアイの富士通機は,1箇所のセンタに計算機本体をはじめとしたH/W機器およびディスク・MT等のデータが集中して設置されている.このため,被災時にセンタが壊滅的な打撃を受けると,業務処理の停止・データの消失という事態になり,企業活動が停止する.
また,電気設備点検などセンタ運用停止日は業務処理も停止していた.
   そこで,H/W機器およびデータを業務の種類により2拠点に分散して配置し,相互にデータを保全することで,被災時などに備えたバックアップ運用を可能とした「富士通機2拠点化システム」を構築した.その結果,中部電力という公共性の高い企業の被災時における業務停止の防止及び,電気設備点検時のバックアップ運用による年間業務稼動時間の延長を実現した.
   なお,このシステムの最大の特長は,利用者が業務の分散配置やデータの保全を意識することなく利用できる点と,これらの運用を自動化した点である.

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