富士通グループでは、グループ各社の物流部門が連携し、製造部門や営業部門とも協力しながら、輸送に伴うCO2排出量の削減を推進する「グリーン物流活動」を推進しています。また、お取引先とのパートナーシップを活かして、サプライチェーン全体にわたって、物流に伴う環境負荷の低減に努めています。
富士通グループは、第6期環境行動計画の「国内輸送CO2排出量を2012年度末までに2008年度比11%削減」をめざして活動し、モーダルシフトの拡大やトラック台数の削減に取り組んだ結果、2010年度で2008年度比18%削減(物量変動・震災の影響を含む)を達成することができました。2012年度目標についても、2008年度比15%削減に上方修正しました。
また、国際間輸送CO2排出量や海外拠点における輸送CO2排出量の計測に着手しており、グローバルでのグリーン物流活動を推進しています。


富士通では、モーダルシフトによるCO2排出量の削減に取り組んでおり、鉄道輸送による効果的な活用や、航空便輸送から陸上輸送への切り替えを進めています。2010年度も、パソコン、携帯電話、調達部材などのモーダルシフトを進めました。
鉄道輸送の拡大を進めた結果、2011年3月、富士通は、国土交通省ならびに社団法人鉄道貨物協会が制定する「エコレールマーク取組企業」の認定を取得しました。
パソコン
2010年8月から、法人向けノートパソコンと保守部品の一部について、株式会社 島根富士通から東京物流センターまでの輸送手段を従来のトラックから鉄道に切り替えました。工場など関連部門と調整し、出荷時間を前倒しすることで実現しました。
調達部材
2010年5月から、海外からの輸入調達部材について、東京港から富士通アイソテック株式会社への輸送手段を変更。従来の20フィートに加え、40フィートの海上コンテナもトラック輸送から鉄道輸送に切り替えました。これは、富士通が国交省の「鉄道モデル事業」に参画し、JR貨物様と共同で推進することによって実現したものです。
![]()
環境大臣表彰を受賞
富士通は、「モーダルシフトによる輸送CO2排出量の削減活動」で、環境省による平成22年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(注1)を受賞しました。
今回の受賞は、富士通が「モーダルシフト」を物流会社や関連部門と連携しながら積極的に取り入れ、部材調達から製品輸送まで一貫して実現したことで、輸送CO2排出量輸送に伴うCO2排出量推移(富士通グループ)を大幅に削減した点が高く評価されたものです。
注1:環境省が、地球温暖化対策を推進するための一環として、1998年度(平成10年度)から毎年、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体をたたえるもの。
![]()
経済産業大臣表彰を受賞(2007年度)
富士通は「平成18年度 グリーン物流パートナーシップ推進事業」のモデル事業「部品調達から製品配送まで一貫した集中配車コントロールによるCO2削減の取り組み」を実施し、2007年12月に経済産業大臣表彰を受けました。
この取り組みでは、川上から川下までサプライチェーン全体に渡って企業が協力し物流効率化を進めたほか、CO2排出量の把握と算定について、車載端末の実測データおよび輸送明細データからCO2排出量を自動算定する先進的なツールを構築。また、物流センターの統廃合や物流情報のデータ化など物流効率化に向けた取り組みを複合的に推進しており、そうした点が評価されました。

導入したハイブリッド車
首都圏のお客様配送便・メール便として富士通専用で使用している輸送協力会社所有のトラックを、2010年11月からハイブリッド車に切り替えました。同車はエコタイヤと富士通製車載端末機器も装備しており、燃費向上によるCO2排出量削減を実現しました。
富士通では、国内の製品輸送ルートの見直しや、グループ会社間での荷物の積合せの拡大、2段積トラックの適用、出荷の平準化など、積載効率の向上を図り、トラック台数の削減を実践しました。
富士通は、東西2拠点の保守部品の補給倉庫から遠隔地(東北、九州の一部)のパーツセンターへの部品補給の輸送について、納品時間を調整することで、航空輸送からトラックによる陸上輸送に切り替えることができました。
富士通グループでは、物流プロセス全体で環境負荷の低減を進めるべく、製品や部品の包装において3R化を推進しています。

富士通グループの製品に使用する段ボールなどの梱包資材について、リユース可能な代替品への切り替えを推進しました。その結果、段ボールや緩衝材の使用量を削減することができました。
富士通グループは、グリーン物流に関する基本的な考え方やお取引様にお願いする内容を示した「富士通グループグリーン物流調達基準」を定めました。この調達基準に基づくグリーン活動を通じて、お取引先様とともに地球環境保全に取り組んでいきます。
グリーンIT製品のススメ
富士通が取り組む環境に配慮した様々な技術をご紹介します。
「グリーン物流」の構築に向けた、北九州市様 環境物流モデル検討調査(1)
環境負荷の少ない物流モデルを構築するための調査についての必要性や、調査の方向性などをご紹介します。(富士通ジャーナル プレミアム)
消費者のニーズ多様化により小売業を中心とした流通業界で進む構造変革
流通業界に求められる4つの課題と、それらの克服がもたらす業務改善の効果をご紹介します。(富士通ジャーナル プレミアム)