FAQ

FJcloud-Oとは。
FJcloud-Oは、OpenStack、Cloud Foundryなどのオープン技術と富士通の開発・運用ノウハウを融合したクラウドサービスです。
OpenStackベースにした狙いは何ですか?
世界中の開発者の知見を活用してスピーディーな技術革新への対応を実現すること、他社のOpenStackベースのクラウドとの互換性を高めてアプリケーションやシステム運用の自由度を高められること、これによりお客様の多様化するニーズに応えていくことが目的です。
他のクラウドとの違いを教えてください。
FJcloud-Oは、富士通が培ってきたSIに係わる知見・ノウハウを実装しており、基幹系のSoRの安心運用や、特殊な業務ノウハウが要求されるSoR、SoRとSoEを連携させる高度なSIに対応していける点が他と異なります。また、データセンターやネットワーク、運用サービスといった、トータルで提供可能な点も良い点となります。
開発の品質向上 / 高速化の実現とは、従来と比べてどのくらい(何倍)の品質向上および高速化になりますか?
対象システムの特性により異なりますが、例えば、今回提供する機能の一つである基幹業務の開発基盤サービスをオンプレミスで構築した実績として、基幹システムの再構築において従来比で、開発期間1/3、生産性2倍、PG規模約1/6といったケースがあります。ケースバイケースとはなりますが、開発・運用の柔軟性を飛躍的に向上させるものになると考えております。
既存のクラウドを利用している企業が乗り換えるメリットは何ですか?
これまで現場部門が主導で導入したクラウドが多数乱立し管理が複雑化したものを全体最適化したい場合や、性能・信頼性・セキュリティなどのサービスレベルを見直したい場合、機能拡張に伴う他システム連携が必要となった場合に特に有効です。より高度なSI要素が要求される、運用保守の統合化や、基幹システムとの連携などを契機に、当社クラウドへの移行を検討いただくのがメリットに繋がると考えます。
FJcloud-Oの稼働率(99.99%)について、教えてください。
「IaaS スタンダードサービスの仮想サーバ」を対象とし、以下の通りSLAを設定します。
SLA未達成時は、仮想サーバの利用料金を元に算出されたサービスクレジットを翌月以降の利用料金から減額します。
  • 月間稼働率:99.99%
  • 適用条件:同一契約および同一リージョン内で契約者が利用している全仮想サーバが動いている複数アベイラビリティゾーンが利用不可の状態
  • クレジット保証:仮想サーバの利用料金の10%を翌月以降利用料金から減額
アベイラビリティゾーンとは何ですか?
FJcloud-Oの物理的な機器の区分けをアベイラビリティゾーン(AZ)とよびます。物理的な冗長化が必要なときは複数のAZを使います。スケールアウトや冗長化の自動化機能などがあります。
FJcloud-Oにおけるシステムの可用性について、教えてください。
FJcloud-Oでは仮想システムの可用性確保の手法を利用者が選択できるようになります。
オートフェールオーバーや、リソースの増減を自動的に制御するオートスケール、そしてアベイラビリティゾーンを跨いだVMの配置から選択できます。
アベイラビリティゾーンとは、データセンター設備やサービス提供用設備などの物理的な施設を共有する単位を表します。1つのリージョン内に複数のアベイラビリティゾーンを提供します。アベイラビリティゾーン同士は低遅延のネットワークで接続されるため、複数のアベイラビリティゾーンに分散して業務システムを構築すると、業務システムの高い可用性を実現できます。
利用料金はどこで確認できますか?
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloudポータルより確定後の利用料金および当月ご利用分の暫定料金がご確認いただけます。
トライアル概要について教えてください。
30日間、無償で試用利用いただけます。
無料トライアルでは、一部利用機能に制限などがございます。
詳細は「トライアルのご利用条件 」をご確認ください。
  • お申込は「Fujitsu Cloud Direct」のFJcloud-Oトライアルページより受け付けております。(当社担当営業がいらっしゃる方は当社営業までご連絡ください。)
トライアル環境はそのまま本番で使えますか?
使用可能です。
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloudポータル上でOSサポートを変更することは可能でしょうか?
OSサポートの変更はFUJITSU Hybrid IT Service FJcloudポータル上ではなく、APIのみとなっております。
  • (注)
    変更した時点より5営業日後にサポート利用(問い合わせ)可能となります。
    例えば、2022年4月8日(金)にサポートありへ変更した場合、5営業日後の15日(金)からお問い合わせが可能になります。
既存顧客アプリケーション資産をFJcloud-Oへ移行するためのツール / 仕掛け等が提供される予定はありますか?
既存資産をそのままVMイメージ化し移行するサービスを提供予定です。
既存クラウドとの移行に関し、移行時のデータフォーマット形式などで、非互換がある可能性あります。
フェイルオーバーが発生した場合、API、メールなど何らかの手段によりフェイルオーバーが発生したことを検知することは可能でしょうか?
発生時に利用者側に通知する機能はございません。
FJcloud-Oの利用方法を教えてください。
FJcloud-Oをご利用頂くには「Fujitsu Cloud Direct」より無償トライアル、ご注文頂けます。
(注:当社担当営業がいらっしゃるお客様は担当営業までご連絡ください。)
FJcloud-Oの解約方法を教えてください。
「Fujitsu Cloud Direct」にてご利用のお客様は、マイページより解約手続きをお願いいたします。当社担当営業経由でお申込のお客様は、担当営業までご連絡ください。
なお、FJcloud-Oのご解約後も90日間利用いただいた契約者アカウントにてFUJITSU Hybrid IT Service FJcloudポータルへログインし、利用明細を確認することが可能です。そのため、解約後も「パスワード有効期限のお知らせ」メールが送信されることがございます。ご了承のほどよろしくお願いいたします。
FJcloud-Oが提供される各リージョンでDR環境などの機能は提供されますか?
今後、複数リージョン間でのDR機能についても検討していく予定です。
FJcloudに関するイベントやセミナーの情報を教えてください。
専門家によるリアルタイムQAセッションが付いたライブ配信セミナーと、いつでも視聴可能なオンデマンド配信セミナーの2つをご用意しております。以下セミナー・イベントページよりご確認ください。
FJcloud-O IaaSとはどういうサービスでしょうか?
お客様がサービスポータル / APIを利用し、仮想リソースを配備・利用いただけるサービスです。お客様は本サービスを利用することで、短時間に仮想システムを構築することができます。
仮想サーバ自体のSLAを教えて頂けますか?
  • 対象機能:IaaS スタンダードサービスの仮想サーバ
  • 月間稼動率:99.99%
  • 適用対象:リージョンにより適用条件が異なりますので、サービスレベル仕様書を参照ください。
  • クレジット保証:仮想サーバの利用料金の10%を翌月以降利用料金から減額
ビルトインサーバとは何でしょうか。また、最新バージョンにアップデートしているとは具体的にどのような状態を指しますか?
お客様ご自身で構築された仮想サーバ等とお考えください。インストールされているミドルウェア等を適宜最新の状態へ更新頂き、OSとの適合等をご自身の責任で行っていただく必要がございます。
ブロックストレージの可用性の状況を教えてください。
ストレージは、多重化やSoftware Defined Storage(SDS)により、可用性を確保しております。
インターネット利用時のデータ通信費用の考え方を教えてください。
インターネットを経由したデータ通信量については、費用は発生しません。
インターネット接続は共用のべストエフォートです。
また、インターネットとの通信の場合には、「グローバルIPアドレス提供サービス」の費用が発生します。
別途独自ドメインを取得して運用を行う場合、ドメインの管理(申請)メニューをFJcloud-Oで用意する予定がありますか。
用意しないのであればどこか推奨はありますか。
ドメインの取得代行はDNSサービスに含まれていません。
DNSサービスは、DNSコンテンツサーバに対するゾーン管理、レコード管理などの運用作業をサービスポータル / API経由で実施する環境を提供します。
SSL証明書発行サービスはありますか。
また、SSLアクセラレータ機能の提供はありますか。
SSL証明書の発行に係るサービスは提供しておりません。
FJcloud-Oの鍵管理機能としてSSL証明書を保管する機能は提供します。また、ロードバランサーサービスで、鍵管理機能に保管したサーバ証明書を使った、HTTPS-HTTP通信は可能です。
VPN接続の場合に、「ネットワークコネクタ」の費用は必要でしょうか?
必要ありません。VPN(Ipsec VPN)の費用のみです。
課金の考え方について教えてください。
利用時間 / 利用容量に応じ課金する【従量型】のサービスです。最低利用料金および初期費はありません。詳細に関しては、料金表をご確認ください。
最初の3か月はベーシックタイプ、4か月目からライトタイプと契約変更は可能でしょうか?
  • 可能です。ただし、利用責任者の押印済みの申込書が必要となります。
    なお、月途中にメニュー変更する場合は高い方の料金が課金されますのでご了承ください。
    (例:月途中ベーシック→ライトへ変更→ベーシック料金を課金請求)
  • 詳細に関しては、料金表をご確認ください。
OS提供サービスとして提供するマイクロソフト社製品のサポート終了ポリシーを教えてください。
基本的に、マイクロソフト社が発表している延長サポートフェーズ終了日+1年はソフトウェアサービスとしてサポートは継続いたします。ただし、マイクロソフト社によるQA対応、トラブル調査および修正プログラムの提供が受けられなくなるため、早急な移行をご検討ください。
「監視サービス」の監視対象として何を設定できますか?
仮想サーバ数、CPU使用率、グローバルIP数などが設定可能です。詳細は機能説明書付録「監視項目」の一覧をご参照ください。なお、監視項目はアラームにも利用できます。
その他、「IaaS」に関するFAQは以下をご覧ください。
FJcloud-O IoT Platformはどういうサービスでしょうか。
IoT活用で必要となる大量のセンサーやデバイスとのデータ送受信~蓄積と、データ収集を行うIoT専用クラウドサービスです。
リアルタイム系の判断 / アクション(メール通知、指定APIの起動)の実行や分散機能による効率的なデータ収集を実現します。
他社サービスと比べての特徴、メリットは何ですか?
IoTで必要となる基本的な機能群(データの収集・保持・検索、アクセス制御、イベントの検知・通知など)をセット提供しており、お客様はIoTを活用して実現したい業務アプリケーション開発に専念できます。
また、センサー等デバイスから発生するデータの収集に対し、富士通独自の全体最適化技術(ダイナミックリソースコントローラー:広域分散技術)により、データトラフィックの変動等に対して効率的かつ安定したデータ収集が可能です。
ダイナミックリソースコントローラーとは何ですか?
データ収集を効率よく行うための機能です。ダイナミックリソースコントローラー(以下、DRC)ではTPS/BPS制限機能とオンデマンドデータ収集機能を提供しています。TPS/BPS制限機能では、クラウドにかかる負荷によってデータ収集を制御する指針として利用できる「リコメンド」を提供します。お客様はリコメンドを利用することにより、負荷状況に応じたデータ収集を行うことができます。オンデマンドデータ収集機能では、データの特徴であるメタデータをIoT Platformに登録しすることで、エッジに蓄積された大量データの中からお客様が検索したいデータを効率よく取得できます。
閉域接続での利用は可能ですか?
閉域接続オプションを申込みいただくことで閉域接続でのご利用が可能です。
本オプションは、FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud Digital enhanced EXchange(以下、 DEX)サービスを利用するため、別途DEXサービスの申込みが必要です。詳細については、以下ページをご参照ください。
https://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/fjcloud/-o/function/paas/private-connect/
  • (注)
    DEXメニューのうち、以下に対応しています。(東日本リージョン1のみ)
    a. クロスコネクト for FJcloud-O(100Mbpsベストエフォート(東日本リージョン1)のみ)
    b. クロスコネクトポート for 富士通データセンター
    データセンターアウトソーシングサービスの中で提供されるメニューとなり、DEXのご契約に加え、データセンターアウトソーシングサービスの契約が必要となります。
    c. WANコネクト for FENICS
    閉域接続オプションの申込手続き方法の詳細は以下をご参照ください。
    FJcloud-O IoT Platform閉域オプション申込ガイド 
適用例を教えて下さい。
  • センサーを活用した見守り
    ウェアラブルセンサーから得られるバイタル(生体)情報や位置情報などをクラウドに集約して監視することでお子様やお年寄りの状況を可視化することができます。
  • 工場見える化
    製造現場の機器に取り付けたセンサーから稼働情報を収集することで経営者、現場管理者、作業員の情報共有が可能になり、作業効率化が期待できます。
すぐにサービスを利用できますか?
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloudポータルのサービス利用設定画面から利用開始をしていただくとすぐにご利用いただけます。
利用するために準備するものはありますか?
データを収集する機器・センサーおよびデータ活用アプリケーションは別途お客様自身でご用意ください。
データ収集する上で制限などはありますか?
  • データ系API(リソースデータを登録・更新・削除・参照するAPI)の1秒あたりに利用可能な回数は基本サービスのプランにより異なります。この利用回数を一定時間超える場合、リクエストが遮断(エラー返却(HTTP/HTTPS)またはデータ破棄(MQTT/MQTTS))されます。改善が見られない場合はアクセスを全て遮断しますのでご注意願います。
  • データの登録や参照頻度の目安およびDRC(オンデマンドデータ収集)の利用上限は以下の通りです。
    各要素に対する目安を1つでも越えた使い方を想定される場合は、お客様の利用シーンが実現できずご利用いただけない場合があります。当社営業経由で事前にご相談ください。
1通信におけるデータ量 管理系API(注)の通信頻度(ピーク) 登録リソース数 1リソース内データ蓄積容量(JSON) 同時接続数
256KByte 1回 / 秒 10,000個 100MByte 1,000
  • (注)
    リソースやアクセスコード、イベントを作成・更新・削除・参照するAPIを指します。

DRC(オンデマンドデータ収集)利用時の制限は以下のとおりです。
基本サービスプラン エッジ登録数 メタデータのメタ数の種類 通信頻度(メタデータ登録) 通信頻度(検索要求) 通信頻度(検索指示取得) 通信頻度(送信完了通知)
エコノミー 1,000 10 5回 / 秒 20分に1回 10回 / 秒 10回 / 秒
スタンダード 1,000 10 5回 / 秒 10分に1回 10回 / 秒 10回 / 秒
アドバンスド 1,000 10 5回 / 秒 5分に1回 10回 / 秒 10回 / 秒
データの安全性は保たれているのですか?
データに付与するアクセスコード(操作権限)にて管理します。また、クライアント証明書を発行し、クライアント認証を行うことができます。
利用規模が小さい場合、エコノミープランであってもテナントを複数作成するとサービス価格が高くなってしまいますが、安く抑える方法はありませんか?
利用規模が小さくエコノミープランでも利用条件(秒間リクエスト上限)を大きく下回る場合、複数テナントを構築するのではなく、1つのテナントに異なる系統のリソースツリーを作成することで1テナントで複数のサービスを収容できないかご検討ください。
その他、「IoT Platform」に関するFAQは以下をご覧ください。

FUJITSU Hybrid IT Service FJcloudに関するお問い合わせ・ご相談

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