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Hyper-Vへの移行

~Hyper-V 移行・導入の実践~

Virtual Server 2005 R2上のWindows Server 2008に移行済のファイルサーバを、Hyper-Vに移行した際に、気づいた点 や便利な点についてご紹介します。

本構成はノウハウ蓄積を目的とした構成であり推奨構成ではありません。また、性能データも弊社環境での測定結果であり性能を保証するものではありません。

(注)本検証で用いたPRIMERGYは先行評価用として使用したものです。PRIMERGYのWindows Server 2008動作に関してはWindows Server 2008サポートモデルの他、サーバ本体動作確認状況(Windows Server 2008)掲載モデルでご確認ください。

Virtual Server 2005 R2からHyper-Vへの移行は簡単

Virtual Server 2005 R2やHyper-Vでは、仮想マシンに仮想のハードディスクを接続して利用します。その仮想ハードディスクのファイル形式は、Virtual Server 2005 R2とHyper-Vとで同じ形式(VHD形式)が採用されており、Virtual Server 2005 R2上の仮想マシンを、Hyper-Vに移すことが簡単にできます。移行手順は、Hyper-V上で仮想マシンを作り、その仮想マシンのハードディスクとして、Virtual Server 2005 R2の仮想マシンのVHDファイルを指定するだけです。

ただし、Hyper-VのBeta版では、Virtual Server 2005 R2上で作ったWindows Server 2008のシステムディスク(一般にCドライブ)のVHDファイルをコピーしてHyper-V上で動かしても、Integration Services (注1) が正常に機能せず、ネットワークやSCSIディスクが利用できませんでした。(製品版では修正される予定)

そこで、今回は、Virtual Server 2005 R2から、データを保有したVHDファイルのみを移しました。Hyper-V上で(1)仮想マシンを作成し、(2)Windows Server 2008を新規インストールした後、(3)Virtual Server 2005 R2から、データを保有したVHDファイル(7本)をコピーし、Hyper-V上の仮想マシンに接続しました。

作業としては簡単ですが、VHDファイルのサイズは大きく、7本分のファイルで合計約300GBほどありましたので、サーバ間でコピーすると相当の時間がかかります。今回は、同じETERNUS4000にFC接続していましたので、サーバ間でVHDファイルをコピーするかわりに、VHDファイルを保有している論理ボリューム (LUN) の接続サーバを切換えました。これにより大幅に時間短縮を行うことができました。

注1)仮想マシンのディスク・ネットワーク等のデバイス高速化や時刻同期等のサポートサービスを追加するコンポーネント。Windows Server 2008にはIntegration Servicesが含まれており、追加でインストールする作業は必要ありません。

Hyper-Vへの移行によるメリット

Hyper-Vの仮想マシンは、ハイパーバイザ技術により物理サーバ環境と比べても遜色のないパフォーマンスが出ています。Virtual Server 2005 R2とHyper-Vの仮想マシン、および、物理サーバに対して、ネットワークのパフォーマンスを測定した結果は右図になります。Test TCP (TTCP.exe) というツールを使い、平日5日間・3時間毎に、別のサーバからTCPパケットを送信した時のパフォーマンスを測定しています。縦軸は1秒あたりのネットワーク送信量で、多いほどパフォーマンスが良いことになります。グラフには、最大値・最小値、及び、平均値を表しています。Hyper-Vの仮想マシンは、Virtual Server 2005 R2の仮想マシンと比較して、1.4倍の向上が見られました。(OSはすべてWindows Server 2008を利用)

Hyper-Vはハイパーバイザベースの仮想化機能ですが、利用する上においてはそれを意識せずとも扱えるように仕上がっています。Virtual Server 2005 R2を使ったことがある人であれば、すぐに扱えるでしょう。また、Hyper-Vはマルチ プロセッサ (SMP) をサポートしており、仮想マシンへの負荷増加などに応じて仮想マシンのCPU数を増やすことも可能です。


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