Windows 2000 Serverに関する留意事項
マルチプロセッサのシステム起動時、イベントログに「イベントID:41」がロギングされる不具合について
事象
電源投入またはリブート時のシステム起動時にイベントログに「イベントID:41」がロギングされる場合がある。
- <メッセージ詳細(メッセージ中の日時情報は発生日時を示す)>
2000年8月1日午後5時3分47秒 Application Popup 情報 なし 41 N/A SVR06
このマルチプロセッサシステムのCPUは、一部が同じリビジョンレベルではありません。
すべてのプロセッサを使用するためにオペレーティングシステムをシステムで可能な最小のプロセッサに制限します。
このシステムで問題が発生する場合は、CPU製造元に問い合わせてこの混合プロセッサがサポートされているかどうかを確認してください。
対象機種
GRANPOWER5000シリーズおよびPRIMERGYにおいて、マルチプロセッサをサポートしている、全てのIAサーバ装置
GRANPOWER5000 | モデル280 / モデル380 / モデル580 / モデル680 / モデル780 / MS600 / HS900 |
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PRIMERGY | TS220 / ES210 / ES280 / ES320 / MS380 / MS610 / HS910 |
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発生条件
OSとして「Windows 2000 Server」を使用し、かつ、
サーバ本体に複数のプロセッサを実装し、かつ、
内1つ以上のプロセッサが、他の実装されたプロセッサとは異なるStepping(注1)である(Stepping混在である)時
注1:Steppingとはプロセッサの版数です。
発生頻度
上記条件において100%発生します。
原因
Windows 2000の仕様です。
Windows 2000では、CPUのステッピングの違いを意識した動作は致しておりません。
問題が発生する可能性は、システムに搭載されているBIOSが、それぞれのステッピング自体をサポートしているか否かに依存します。
しかし、Windwos2000から、BIOSがそれぞれのステッピングをサポートしているか否かの判別が不可能であるため、念のために、無条件でイベントログに情報を書き込んでいます。
処置
GRANPOWER5000シリーズおよびPRIMERGYのIAサーバは、BIOSでプロセッサStepping混在をサポートしており正常に動作します。 本エラーメッセージは無視してください。