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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

Japan

 

Red Hat Linux 8.0(BX300用)使用上の留意事項

| ご利用の前に | インストールについて | 運用時の留意事項 | 周辺装置・カードの増設時について | その他 | 添付資料:Red Hat Linux 8.0(BX300用)インストール手順概要 | 添付資料:パッケージモジュール一覧 |

2003年6月4日

本ページはPRIMERGYのディスクレスタイプやHDタイプで、Linux OSをインストールやシステム構築する際の注意事項について記述しています。
Linuxをお使い頂く前に本ページを御覧頂くようお願いします。
本ページで記載されている内容は、当社の動作確認で使用したものです。


1 ご利用の前に

1.1 インストールモジュール一覧について
当社が動作確認した環境のパッケージ一覧は詳細情報を見る"添付資料 パッケージモジュール一覧"を参照してください。


2 インストールについて

2.1 ルートパーティションの設定について
ルートパーティションを1GB以上設定すると1024シリンダを越えることがあります。
GRUBを利用してカーネルをブートする場合、ルートパーティション(正確にはカーネル)が1024シリンダ以内にないとブートすることができません。インストーラでパーティションを設定する際、ディスクの先頭に/bootパーティション(256MB程度)を作成することにより問題なくブートすることができます。

2.2 システムのインストールについて

2.2.1 インストールの事前準備について
システムをインストールする場合、事前に以下を準備してください。

1. レッドハット株式会社のWebページからPRIMERGY BX300用ブートディスクイメージとアップデートディスクイメージを入手し、フロッピィディスクを作成します。

Linux システムでの作成方法
例として展開したブートディスクイメージ/アップデートディスクイメージを/var/tmp/RHL80に格納した場合を説明します。空きフロッピィディスクをフロッピィドライブにセットし、以下のように展開します。

[ブートディスクの作成]

# dd if=/var/tmp/RHL80/boot.img of=/dev/sdb bs=1440k count=1

ディスクを取り出し、ラベルに "BOOTディスク" と記入してください。

[UPDATEディスクの作成]

# dd if=/var/tmp/RHL80/updates.img of=/dev/sdb bs=1440k count=1

ディスクを取り出し、ラベルに "UPDATEディスク" と記入してください。


Windows または DOS での作成方法
例として展開したブートディスクイメージ/アップデートディスクイメージをc:/RHL80に格納した場合を説明します。

注: Windows または DOS環境でブートディスク/アップデートディスクを作成するためのツール(rawrite.exe / rawwritewin.exe)は、Red Hat Linux 8.0のインストールCD1に収録されています。以降の例では、rawrite.exeをCドライブにコピーした後使用しています。
(Windows XPでツールを使用する場合は、rawwritewin.exeの使用をお勧めいたします。)

[ブートディスクの作成]

C>rawrite -f c:/RHL80/boot.img -d a

ディスクを取り出し、ラベルに "BOOTディスク" と記入してください。

[UPDATEディスクの作成]

C>rawrite -f c:/RHL80/updates.img -d a

ディスクを取り出し、ラベルに"UPDATEディスク"と記入してください。

2.

ドライバ情報より、BX300用インストールドライバキット(Red Hat Linux 8.0版)を入手し、ドライバディスクを作成します。

Linux システムでの作成方法
例として展開したドライバディスクイメージを/var/tmp/RHL80に格納した場合を説明します。空きフロッピィディスクをフロッピィドライブにセットし、以下のように展開します。

[FasttrakドライバおよびBCM 570Xドライバ]

# dd if=/var/tmp/RHL80/ftbcm5.bim of=/dev/fd0 bs=1440k count=1

ディスクを取り出し、ラベルに "FT&BCMドライバディスク" と記入してください。


Windows または DOS での作成方法
例として展開したドライバディスクイメージをc:/RHL80に格納した場合を説明します。

注: Windows または DOS環境でドライバディスクを作成するためのツール(rawrite.exe / rawwritewin.exe)は、Red Hat Linux 8.0のインストールCD1に収録されています。以降の例では、rawrite.exeをCドライブにコピーした後使用しています。
(Windows XPでツールを使用する場合は、rawwritewin.exeの使用をお勧めいたします。)

[FasttrakドライバおよびBCM 570Xドライバ]

C> rawrite -f c:/RHL80/ftbcm5.bim -d a

ディスクを取り出し、ラベルに "FT&BCMドライバディスク" と記入してください。

3.

レッドハット株式会社のWebページから以下のPRIMERGY BX300用カーネルを入手します。ここで入手したカーネルは2.3カーネルのアップデートで使用します。
kernel-2.4.18-27.8.0.i686.rpm
kernel-2.4.18-27.8.0.src.rpm
kernel-bigmem-2.4.18-27.8.0.i686.rpm
kernel-BOOT-2.4.18-27.8.0.i386.rpm
kernel-debug-2.4.18-27.8.0.i686.rpm
kernel-doc-2.4.18-27.8.0.i386.rpm
kernel-smp-2.4.18-27.8.0.i686.rpm
kernel-source-2.4.18-27.8.0.i386.rpm

4.

ドライバ情報より、BX300用アップデートドライバキット(Red Hat Linux 8.0版)を入手し、アップデートCDを作成します。

2.2.2

システムのインストール
以下の操作を行なってください。

1.
BOOTディスクよりブートし、以下のように入力して Enter キーを押し、インストールを開始します。"\" は継続行を意味します。入力は不要です。

boot: linux noprobe updates ide0=0x1f0,0x3f6,14 ide1=0x170,0x376,15 ide2=0 ide3=0 \
ide4=0 ide5=0 ide6=0 ide7=0 ide8=0 ide9=0

2.

続いてDevice 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択します。

3.

Add Device画面で「SCSI」を選択すると画面が切り替わるので、その画面にてF2キーを押します。

4.

フロッピィ挿入指示画面が表示されます。
FT&BCMドライバディスクをUSB FDDに挿入し、"OK"を選択します。

5.

ドライバ一覧が表示されるので、下記ドライバを選択してEnterキーを押します。
"Promise Fasttrak IDE RAID controller (ft)"

6.

Device追加画面に戻りますので、「Add Device」を選択します。

7.

Add Device画面で「NetWork」を選択すると画面が切り替わるので、その画面にてF2キーを押します。

8.

フロッピィ挿入指示画面が表示されます。
USB FDD に挿入されているFT&BCMドライバディスクを取り出さずに、"OK"を選択します。

9.

ドライバ一覧が表示されるので、下記ドライバを選択してEnterキーを押します。
"Broadcom NetXtreme BCM 570x Gigabit Ethernet adapter (bcm5700)"

10.

Device追加画面に戻りますので、「Done」を選択します。

11.

USB FDDに挿入されているFT&BCMドライバディスクを抜いてください。

12.

Updates Diskの挿入指示画面が表示されます。
UPDATEディスクをUSB FDD に挿入し、"OK"を選択します。

13.

USB FDDに挿入されているUPDATEディスクを抜いてください。

14.

ここでグラフィカルなインストールプログラムが起動します。詳細情報を見る"添付資料 Red Hat Linux 8.0 インストール手順概要"を参照し、お客様の環境に合わせて、画面の指示に従ってインストールを継続してください。

15.

インストール完了の画面が表示されたら、Ctrl+Alt+F2 で、コマンド入力画面に移行します。

16.

FT&BCMドライバディスクを USB FDD に挿入し、以下を実行します。

# mkdir /tmp/fd
# mount /dev/sda /tmp/fd
# cd /tmp/fd
# sh ./setup
# cd /
# umount /tmp/fd

17.

/mnt/sysimage/etc/fstab の修正を実施します。
(swapパーティションのsdb をsda に変更します。)

[修正前]
LABEL=/ / ext3 defaults 1 1
LABEL=/boot /boot ext3 defaults 1 2
none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
none /proc proc defaults 0 0
none /dev/shm tmpfs defaults 0 0
/dev/sdb3 swap swap defaults 0 0

[修正後]
LABEL=/ / ext3 defaults 1 1
LABEL=/boot /boot ext3 defaults 1 2
none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
none /proc proc defaults 0 0
none /dev/shm tmpfs defaults 0 0
/dev/sda3 swap swap defaults 0 0

18.

Ctrl+Alt+F7 で、インストール完了の画面に移行して [終了] を選択します。
選択すると、自動的に再起動します。

2.3

カーネルのアップデート
システム再起動後(ログイン後)、カーネルアップデート(2.4.18-27.8.0へ)を以下の手順で実施します。
例として詳細情報を見る"2.2.1インストールの事前準備について"の3.で入手したカーネルを/var/tmp/KERNELに格納した場合を説明します。

1. パッケージの署名をチェックするためのGPGキーをインポートします。

# rpm --import /usr/share/doc/rpm-4.1/RPM-GPG-KEY

2.

GPGキーがインポートされているかを確認します。

# rpm -qa gpg-pubkey*

実行結果として、以下が表示されます。
gpg-pubkey-db42a60e-37ea5438

3.

カーネルパッチに問題(破損、改ざんなど)がないかチェックします。
# cd /var/tmp/KERNEL
# rpm -K kernel-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \
         kernel-bigmem-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \
         kernel-BOOT-2.4.18-27.8.0.i386.rpm \
         kernel-debug-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \
         kernel-doc-2.4.18-27.8.0.i386.rpm \
         kernel-smp-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \
         kernel-source-2.4.18-27.8.0.i386.rpm
"\"は継続行を意味します。入力は不要です。

実行結果として、以下が表示されます。
kernel-2.4.18-27.8.0.i686.rpm: sha1 md5 OK
kernel-bigmem-2.4.18-27.8.0.i686.rpm: sha1 md5 OK
kernel-BOOT-2.4.18-27.8.0.i386.rpm: sha1 md5 OK
kernel-debug-2.4.18-27.8.0.i686.rpm: sha1 md5 OK
kernel-doc-2.4.18-27.8.0.i386.rpm: sha1 md5 OK
kernel-smp-2.4.18-27.8.0.i686.rpm: sha1 md5 OK
kernel-source-2.4.18-27.8.0.i386.rpm: sha1 md5 OK

4.

/etc/modules.confの修正を実施します。
カーネルパッチに存在しないドライバ(ft,bcm5700)をコメントにします。

[修正前]
alias parport_lowlevel parport_pc
alias scsi_hostadapter ft
alias eth0 bcm5700
alias eth1 bcm5700
alias usb-controller usb-ohci

[修正後]
alias parport_lowlevel parport_pc
#alias scsi_hostadapter ft
#alias eth0 bcm5700
#alias eth1 bcm5700
alias usb-controller usb-ohci

5.

カーネルパッチをインストールします。
# rpm -Fvh kernel-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \ 
           kernel-bigmem-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \
           kernel-BOOT-2.4.18-27.8.0.i386.rpm \
           kernel-debug-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \
           kernel-doc-2.4.18-27.8.0.i386.rpm \
           kernel-smp-2.4.18-27.8.0.i686.rpm \ 
           kernel-source-2.4.18-27.8.0.i386.rpm

6.

/etc/modules.confを元に戻します。

[修正前]
alias parport_lowlevel parport_pc
#alias scsi_hostadapter ft
#alias eth0 bcm5700
#alias eth1 bcm5700
alias usb-controller usb-ohci

[修正後]
alias parport_lowlevel parport_pc
alias scsi_hostadapter ft
alias eth0 bcm5700
alias eth1 bcm5700
alias usb-controller usb-ohci

2.4

ドライバのアップデート
ドライバアップデートを以下の手順で実施します。

1. アップデートCDをCD-ROMドライブにセットし、以下を実行します。

# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/

2.

ドライバユーティリティをインストールします。

# rpm -ivh fsc-util-0.2-8.i386.rpm

3.

ドライバをアップデートします。

# primesetup -b --allmodules -r /mnt/cdrom -d RedHat:8.0

4.

初期化RAMディスクイメージを作成します。

# export nousb=yes
# mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.18-27.8.0.img 2.4.18-27.8.0
# mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.18-27.8.0smp.img 2.4.18-27.8.0smp

5.

システムを再起動します。

# shutdown -r now


3 運用時の留意事項

3.1 Red Hat Linux 8.0(BX300用)のパッケージインストールについて
RedHat Linuxは使用目的に応じて最適なシステムを構築するためインストールタイプが用意されています。このため、インストールタイプによってはお客様の必要とするパッケージがインストールされていない場合があります。必要とするパッケージがインストールされていない場合、以下の手順でインストールしてください。

# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/RedHat/RPMS
# rpm -ivh <package_file>

例) makeのパッケージをインストールする場合

# rpm -ivh make-3.79.1-8.i386.rpm

3.2

USBフロッピィディスクの使用について
USBフロッピィディスクを使用する場合は、以下の方法によりご使用ください。

1. 初回起動時にマウント先を作成します。

# mkdir /mnt/floppy

2.

フロッピィディスクをマウントします。

#mount /dev/sdb /mnt/floppy

注: ハード (HDD) の構成によってデバイス名が異なります。
/dev/sdb は、フロッピィドライブに該当するデバイス名を指定してください。

3.3

FastCheckについて
ドライバ情報からインストールドライバキット(Red Hat Linux 8.0版)"を、入手してください。

例として、FastCheckモジュール(Red Hat Linux 8.0版)を /var/tmp/RHL80配下に展開した場合を記載します。

[インストール方法]
1. rpmファイルを適用します。

# cd /var/tmp/RHL80
# rpm -ivh ftrksnmp-1.31.0064-4.1fsc.i386.rpm
# rpm -ivh fastcheck-1.2.0.8-1.i386.rpm

2.

システムを再起動します。
# shutdown -r now

注: SNMPデーモンをインストール後に再起動を実施すると以下のメッセージが表示されます。システムの起動環境の設定により、以下のオペレーションを実施してください。

[テキストを選択した場合]
ENTERキーを押してください。

[グラフィカルを選択した場合]
自動的にX Windowの画面が起動されます。

[メッセージ]
ケース1:フロッピィドライブにフロッピィディスクが挿入されていない場合

sdc : READ CAPACITY failed.
sdc : status = 1, message = 00, host = 0,
Current sd00:00: sense key Not Ready
Additional sense indicates Medium not present
sdc : block size assumed to be 512 bytes, disk
sdc: I/O error: dev 08:20, sector 0
unable to read partition table
Device not ready. Make sure there is a disc


ケース2:フロッピィドライブにフロッピィディスクが挿入されている場合

SCSI device sdc: 2880 512-byte hdwr sectors (1MB)
sdc: Write Protect is off


ケース3:USBフロッピィ装置を接続していない場合

メッセージは表示されません。

[起動方法]
X Window System を起動し、ターミナルからコマンドを起動します。

# fastcheck &

3.4

シャットダウン時の電源切断について
シャットダウン時自動的に電源が切断されません。
コンソール画面に「Power down.」と表示されてから、電源スイッチを押して電源を切断してください。


4 周辺装置・カードの増設時について

特に掲載する周辺装置はありません。


5 その他

5.1 サウンド機能について
サウンド機能はサポートしていません。

5.2

起動ディスクの使用について
インストール時や、インストール後にmkbootdiskコマンドで作成した起動ディスクは、使用することができません。起動ディスクが必要な場合は、以下の手順で作成してください。

例として、以下の条件での作成実行例を記載します。
退避領域として、/var/tmp/bx300-bootを使用する。
フロッピィドライブは/dev/sdbとする。

1. 空きフロッピィディスクをフロッピィドライブにセットし、mkbootdiskコマンドで起動ディスクを作成します。

# export nousb=yes
# mkbootdisk --device /dev/sdb 2.4.18-27.8.0

2.

起動ディスク内に作成された以下4つのファイルを退避します。
- vmlinuz
- initrd.img
- syslinux.cfg
- boot.msg

# mount /dev/sdb /mnt/floppy
# mkdir /var/tmp/bx300-boot
# cp -a /mnt/floppy/vmlinuz /var/tmp/bx300-boot/
# cp -a /mnt/floppy/initrd.img /var/tmp/bx300-boot/
# cp -a /mnt/floppy/syslinux.cfg /var/tmp/bx300-boot/
# cp -a /mnt/floppy/boot.msg /var/tmp/bx300-boot/
# umount /mnt/floppy

3.

CD-ROMドライブにインストールCD1をセットし、インストールCD1に収録されている起動ディスクのイメージから、起動ディスクを作成します。

# mount /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/images
# dd if=boot.img of=/dev/sdb bs=1440k
# cd /
# umount /mnt/cdrom

4.

2.で退避したファイルを、3.で作成した起動ディスクのファイルと置き換えます。

# mount /dev/sdb /mnt/floppy
# cp -a /var/tmp/bx300-boot/* /mnt/floppy/

5.

以上で、起動ディスクの作成は完了です。
次のコマンドを実行します。

# umount /mnt/floppy

ディスクを取り出し、ラベルに "BX300用 起動ディスク" と記入してください。


添付資料 Red Hat Linux 8.0(BX300用)インストール手順概要


PRIMERGY BX300に、当社が動作確認を実施した環境と同じ(インストール代行サービスと同じ)パッケージをインストールする手順を以下に示します。


1.
Welcome
ここでは何も入力を要求しません。
[next]か[次]をクリックしてください。

注: インストール時、次節の"言語の選択"までが英文で表示されることがあります。
"言語の選択"で、"Japanese"を選択し[Next]をクリックすると、その次の"キーボードの選択"から、日本語で表示されます。

2.

Language Selection
ここではインストール中に使用し、システムのデフォルトとして設定する言語を選択します。
『Japanese(日本語)』を選択し、[next]か[次]をクリックしてください。

3.

キーボード
ここでは使用するキーボードを選択します。
現在使用しているキーボードに最も適したモデルを選択して下さい。
同一タイプのキーボードが一覧にない場合は、最も近いGenericタイプを選択してください。
選択後、[次]をクリックしてください。

4.

マウスの設定
ここでは使用するマウスを選択します。
現在使用しているマウスに最も適したモデルを選択して下さい。
選択後、[次]をクリックしてください。

5.

インストールの種類
ここではシステムにインストールするクラスを選択します。
『カスタム』を選択し、[次]をクリックしてください。

6.

ディスクパーティション設定
ここではハードディスクドライブのパーティションを設定します。
以下のいずれかを選択し、パーティションを設定してください。
『自動パーティション設定』
『Disk Druidを使用して手動でパーティション設定』
『fdiskを使用して手動でパーティション設定する[上級者のみ]』

パーティションは次のように設定してください。
デバイス (注1) 容量 タイプ マウントポイント
/dev/sdb1
256MB
ext3 /boot
/dev/sdb2
4096MB
ext3 /
/dev/sdb3
512MB
swap 設定なし
空き (注2)


注1 デバイスは、PRIMERGY に搭載しているハードディスクのタイプにより異なります。
注2 空きは、お客様の必要に応じてパーティションやマウントポイントを設定してお使いください。なお、インストール後に設定することも可能です。

7.

ブートローダの設定
ここではブートローダを選択します。
『ブートローダパスワードを使用』を選択し、ブートローダパスワードを設定してください。(当社が動作確認した設定です。)
また、ブートローダのインストール場所は、デフォルトのMBR(/dev/sda)を選択してください。
選択後、[次]をクリックしてください。

8.

ネットワークの設定
ここではネットワークの設定を行います。
お客様の環境に合わせたネットワーク設定を行なってください。
入力後、[次]をクリックしてください。

9.

ファイアウォールの設定
ここではセキュリティレベルを設定します。
デフォルトで『中』が選択されます。(当社が動作確認した設定です。)
[次]をクリックしてください。

10.

追加言語サポート
ここではシステムで使用する言語を指定します。
『Japanese』が選択されていることを確認し、[次]をクリックしてください。

11.

タイムゾーンの選択
ここではタイムゾーンを設定します。
『アジア/東京』が選択されていることを確認して、[次]をクリックしてください。

12.

アカウントの設定
ここではシステムのroot(管理者)のパスワードを設定します。(必須)
また、必要に応じてroot(管理者)以外のユーザアカウントを設定します。
入力後、[次]をクリックしてください。

13.

認証設定
ここでは認証の設定を行います。必要に応じて設定を行います。
(当社は、デフォルトの設定で動作確認を行なっています。)
[次]をクリックしてください。

14.

パッケージグループの設定
ここではパッケージグループを選択します。
以下を選択してください。

X Window System
GNOMEディスクトップ環境
グラフィカルインターネット
サーバ設定ツール
Webサーバ
メールサーバ
Windowsファイルサーバ
DNSネームサーバ
FTPサーバ
ネットワークサーバ

また、画面の下部の『個々のパッケージを選択』を選択して、[次]をクリックしてください。

15.

個々のパッケージ選択
ここでは、更に詳細なパッケージの選択を行います。
フラット表示を選択し、以下を選択してください。

『binutils』を選択します。
『cups』を選択します。
『dhcp』を選択します。
『expect』を選択します。
『gcc,glibc-devel,glibc-kernheaders』を選択します。
『kernel-source』を選択します。
『libpcap』を選択します。
『nmap』を選択します。
『openldap-clients』を選択します。
『radvd,rusers,rusers-server,rwall-server,rwho』を選択します。
『stat,sysreport,sysstat』を選択します。
『tcl,tk』を選択します。
『vnc,vnc-server』を選択します。

選択後、[次]をクリックしてください。

16.

インストールの準備完了
ここで、[次]をクリックすると、ハードディスクへの書き込みが始まります。

[次]をクリックするまで、前に戻って設定を変更することや、インストールを中止することができます。
[次]をクリックすると、ハードディスクへの書き込みが行なわれるため、インストール前の状態には戻りません。

ここで、インストールプロセスをキャンセルするには、コンピュータのリセットボタンを押すか、又は[ctrl]+[alt]+[del]のキーを同時に押してマシンを再起動します。
当社が動作確認したパッケージをインストールするには、インストールCD2・インストールCD3が必要になります。
画面の指示にしたがって、インストールCDをセットしてください。
完了するまで、しばらく待ちます。

17.

起動ディスクの作成
ここでは非常用の起動ディスクを作成します。

PRIMERGY BX300の場合、ここで作成した起動ディスクは使用できません。
そのため、[いいえ、ブートディスクを作成したくないです。] を選択し、 [次] をクリックしてください。

なお、起動ディスクについては、詳細情報を見る5.2"起動ディスクの使用について"を参照してください。

18.

グラフィカルインターフェース(X)の設定
ここではビデオカードを設定します。
インストーラが検出したビデオカードが選択されているため、特に変更の必要性はありません。
[次]をクリックしてください。

19.

モニタの設定
ここではモニタの選択を行います。
自動的に検出したモニタが選択されます。
お客様の使用しているモニタが選択されていることを確認してください。
[次]をクリックしてください。

20.

グラフィカル設定のカスタマイズ
ここではX Window Systemの設定を行います。
適正なカラー設定と解像度を選択します。
[設定をテスト]をクリックして選択した設定をテストしてください。
表示に問題が無ければ、[yes]を選択しテストを完了させてください。

また、システムの起動環境を選択します。
ログインの種類については、『テキスト』を選択してください。 (当社が動作確認した設定です。)
選択後、[次]をクリックしてください。

21.

おめでとうございます
以上で、Red Hat Linux 8.0のインストールが完了です。

インストール完了の画面が表示されたら、終了せずに詳細情報を見る"2.2.2 システムのインストール"の15.以降の手順を実施してください。


添付資料:パッケージモジュール一覧

4Suite-0.11.1-10 Canna-3.5b2-70
Canna-libs-3.5b2-70 FreeWnn-1.11-27
FreeWnn-common-1.11-27 GConf-1.0.9-6
GConf2-1.2.1-3 Glide3-20010520-19
LPRng-3.8.9-6 MAKEDEV-3.3.1-2
ORBit-0.5.13-5 ORBit2-2.4.1-1
Omni-0.7.0-6 Omni-foomatic-0.7.0-6
PyXML-0.7.1-6 SysVinit-2.84-5
VFlib2-2.25.6-8 Wnn6-SDK-1.0-21
Wnn6-SDK-devel-1.0-21 XFree86-100dpi-fonts-4.2.0-72
XFree86-4.2.0-72 XFree86-75dpi-fonts-4.2.0-72
XFree86-Mesa-libGL-4.2.0-72 XFree86-Mesa-libGLU-4.2.0-72
XFree86-base-fonts-4.2.0-72 XFree86-font-utils-4.2.0-72
XFree86-libs-4.2.0-72 XFree86-tools-4.2.0-72
XFree86-truetype-fonts-4.2.0-72 XFree86-twm-4.2.0-72
XFree86-xauth-4.2.0-72 XFree86-xdm-4.2.0-72
XFree86-xfs-4.2.0-72 Xft-2.0-1
Xtest-2.0-1 a2ps-4.13b-24
acl-2.0.11-2 alchemist-1.0.24-4
anacron-2.3-23 anonftp-4.0-12
apmd-3.0.2-12 ash-0.3.8-5
aspell-0.33.7.1-16 at-3.1.8-31
atk-1.0.3-1 attr-2.0.8-3
audiofile-0.2.3-3 authconfig-4.2.12-3
authconfig-gtk-4.2.12-3 autofs-3.1.7-33
basesystem-8.0-1 bash-2.05b-5
bc-1.06-10 bdflush-1.5-21
bind-9.2.1-9 bind-utils-9.2.1-9
binutils-2.13.90.0.2-2 bitmap-fonts-0.2-2
bonobo-1.0.20-3 bonobo-activation-1.0.3-2
bonobo-conf-0.14-7 bzip2-1.0.2-5
bzip2-libs-1.0.2-5 caching-nameserver-7.2-4
chkconfig-1.3.6-3 chkfontpath-1.9.6-3
cipe-1.4.5-11 compat-libstdc++-7.3-2.96.110
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