2.1 |
ルートパーティションの設定について
オンボードSCSIにディスクを接続した場合など、カーネルからシリンダ数が非常に多く見える場合があります。この場合、ルートパーティションを1GB以上設定すると1024シリンダを越えることがあります。
LILOを利用してカーネルをブートする場合、ルートパーティション(正確にはカーネル)が1024シリンダ以内にないとブートすることができません。インストーラでパーティションを設定する際、ディスクの先頭に/bootパーティション(256MB程度)を作成することにより問題なくブートすることができます。
|
2.2 |
システムのインストール手順について
インストールを行う場合には、"添付資料 Red Hat Linux 7.3 インストール手順"を参考に実施してください。資料では、PRIMERGY F250(インストール先ハードディスクタイプ:SCSI)に当社が動作確認を実施した環境と同じパッケージをインストールする方法を示しています。
|
2.3 |
PRIMERGY F250、P250、H250、H450、R450にインストールする場合について
PRIMERGY F250、P250、H250、H450、R450を使用する場合には、カーネルのアップデートが必要です。
まず、"システムのインストール手順について"を参照してインストールを実施し、その後以下の手順でカーネルをアップデートしてください。
注: |
アップデートファイルは、他マシンでレッドハット株式会社のWebページから入手してください。
http://www.jp.redhat.com/partners/fujitsu/7.3/
|
|
以下の手順は、/var/tmp/RHL7.3配下にアップデートファイルをダウンロードした場合の操作を記述します。
1. |
以下の操作によりカーネルをインストールしてください。
# cd /var/tmp/RHL7.3 |
# rpm -ivh |
kernel-2.4.18-5.i686.rpm \
kernel-smp-2.4.18-5.i686.rpm \
kernel-bigmem-2.4.18-5.i686.rpm |
|
2. |
以下の操作によりカーネルをアップデートします。
# rpm -Fvh |
kernel-debug-2.4.18-5.i686.rpm \
kernel-BOOT-2.4.18-5.i386.rpm \
kernel-doc-2.4.18-5.i386.rpm \
kernel-source-2.4.18-5.i386.rpm |
注: |
-Fvhオプションは、以前のバージョンがインストールされているときのみパッケージをアップグレードする指定です。新規にインストールする必要がある場合は、-ivhオプションを指定してください。 |
|
3. |
/etc/lilo.conf ファイルを以下のように修正します。
以下の"2.4.18-3"を"2.4.18-5"に変更します。
[修正前]
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-3bigmem
label=linux
initrd=/boot/ initrd.2.4.18-3bigmem.img |
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-3smp
label=linux-smp
initrd=/boot/ initrd.2.4.18-3smp.img |
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-3
label=linux-up
initrd=/boot/initrd.2.4.18-3.img |
[修正後]
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-5bigmem
label=linux
initrd=/boot/initrd.2.4.18-5bigmem.img
|
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-5smp
label=linux-smp
initrd=/boot/initrd.2.4.18-5smp.img
|
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-5
label=linux-up
initrd=/boot/initrd.2.4.18-5.img |
|
4. |
liloコマンドを実行します。
# /sbin/lilo
|
5. |
システムを再起動します。
# shutdown -r now |
|
2.3.1 |
PRIMERGY F250、P250でMO装置を接続してインストールする場合について
以下の操作を行なってください。
1. |
インストールCDから起動し、以下のように入力してインストールを開始します。
boot: linux noprobe |
2. |
以下のメッセージが表示されるので、「Yes」を選択する。
warning
No hard drives have been found
You probably need to manually
choose device for the
installation to succeed.would
you like to select drivers now? |
|
3. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択する。 |
4. |
Add Device 画面で「SCSI」を選択し、以下のオンボードSCSI用ドライバを選択し「OK」を選択する。
「Symbios 53c896 (sym53c8xx)」 |
5. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択する。 |
6. |
Add Device 画面で「SCSI」を選択し、以下の PG128用SCSIドライバを選択し「OK」を選択する。
「Adaptec AHA-2740, 28xx, 29xx, 39xx (aic7xxx)」 |
7. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択する。 |
8. |
Add Device 画面で「Network」を選択し、以下のオンボードLAN 用ドライバを選択し「OK」を選択する。
「Intel EtherExpress Pro 100B (eepro100)」
注: |
LANカードが搭載されている場合は、そのLANカードのドライバを7.から8.の操作を行なって組み込みます。 |
|
9. |
Device 選択画面が表示されるので、「Done」を選択する。 |
10. |
その後画面の指示に従いインストールを継続してください。 |
|
2.3.2 |
PRIMERGY H250 でMO装置を接続してインストールする場合について
[システムインストール先デバイスがRAID構成の場合]
システムをインストールする時、MO装置を接続していた場合、以下の手順でインストールを行う必要があります。
1. |
インストールCDから起動し、以下のように入力してインストールを開始します。
boot: linux noprobe |
2. |
以下のメッセージが表示されるので、「Yes」を選択します。
warning
No hard drives have been found
You probably need to manually
choose device for the
installation to succeed.would
you like to select drivers now? |
|
3. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択します。 |
4. |
Add Device 画面で「SCSI」を選択し、以下のオンボードSCSI用ドライバを選択し「OK」を選択します。
「Adaptec I2O RAID Driver (dpt_i2o)」 |
5. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択します。 |
6. |
Add Device 画面で「SCSI」を選択し、以下の PG128用SCSIドライバを選択し「OK」を選択します。
「Adaptec AHA-2740, 28xx, 29xx, 39xx (aic7xxx)」 |
7. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択します。 |
8. |
Add Device 画面で「Network」を選択し、以下のオンボードLAN 用ドライバを選択し「OK」を選択します。
「Intel EtherExpress Pro 100B (eepro100)」
注: |
LANカードが搭載されている場合は、そのLANカードのドライバを 7.から8. の操作を行なって組み込みます。 |
|
9. |
Device 選択画面が表示されるので、「Done」を選択します。 |
10. |
その後画面の指示に従いインストールを継続してください。 |
[システムインストール先デバイスがRAID構成以外の場合]
SCSI BIOS を設定して、システムをインストールすることが必要になります。
以下の手順でシステムをインストールしてください。
1. |
システム起動時にCTL+AによりSCSI BIOS画面を表示します。 |
2. |
「Configure/View SCSI Controller Setting」を選択します。 |
3. |
続いて「AdvancedConfiguration」を選択します。 |
4. |
続いて「SCSI Controller Intl3 Support」を「Disables:Scan Bus」に変更します。 |
5. |
escキーにより画面を終了します。 |
6. |
その後画面の指示に従いインストールを継続してください。 |
|
|
2.4 |
PRIMERGY L250にインストールする場合について
PRIMERGY L250にインストールを行う場合には、以下の手順で実施します。
2.4.1 |
ドライバアップデートキットCDの作成 ドライバ情報から他マシンでドライバアップデートキットをダウンロードし、ドライバアップデートキットCDを作成してください。 |
2.4.2 |
ドライバの組み込み
以下の操作を行なってください。
インストールCDからブートし、以下のように入力してインストールを開始します。
1. |
boot: linux noprobe と入力します。 |
2. |
以下のメッセージが表示されるので、「Yes」を選択します。
warning
No hard drives have been found
You probably need to manually
choose device for the
installation to succeed.would
you like to select drivers now? |
|
3. |
Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択します。 |
4. |
Add Device 画面で「SCSI」を選択します。 |
5. |
ドライバ一覧が表示されるので、システムをインストールするデバイスで使用するドライバを選択し「OK」を選択します。
システムインストール先 |
選択するドライバ |
オンボードSCSI |
Adaptec AHA-2740, 28xx, 29xx, 39xx (aic7xxx) |
RAIDカード(PG-140BL) |
Adaptec I2O RAID (dpt_i2o) |
|
|
6. |
5.で選択したシステムインストール先デバイス以外のデバイスを使用する場合は、Device 選択画面が表示されるので、「Add Device」を選択します。使用しない場合は、9.の操作を行います。 |
7. |
Add Device画面で「SCSI」を選択します。 |
8. |
ドライバ一覧が表示されるので、デバイスで使用するドライバを選択し「OK」を選択します。選択するドライバは下表を参考にしてください。
使用デバイス |
選択するドライバ |
オンボードSCSI |
Adaptec AHA-2740, 28xx, 29xx, 39xx (aic7xxx) |
SCSIカード(PG-128) |
Adaptec AHA-2740, 28xx, 29xx, 39xx (aic7xxx) |
RAIDカード(PG-142B) |
Adaptec I2O RAID (dpt_i2o) |
|
|
9. |
Device 選択画面が表示されるので、「Done」を選択する。 |
10. |
その後画面の指示に従いインストールを継続してください。 |
|
2.4.3 |
カーネルのアップデート
PRIMERGY L250を使用する場合には、カーネルのアップデートが必要です。
まず、"システムのインストール手順について" を参照してインストールを実施し、その後以下の手順でカーネルをアップデートしてください。
注: |
アップデートファイルは、他マシンでレッドハット株式会社のWebページから入手してください。
http://www.jp.redhat.com/partners/fujitsu/7.3/ |
以下の手順は、ダウンロードしたファイルを/var/tmp/RHL7.3 配下に格納した場合の操作を記述します。
1. |
以下の操作によりカーネルをインストールしてください。
# cd /var/tmp/RHL7.3 |
# rpm -ivh |
kernel-2.4.18-10.i686.rpm \
kernel-smp-2.4.18-10.i686.rpm \
kernel-bigmem-2.4.18-10.i686.rpm |
|
2. |
以下の操作によりカーネルをアップデートします。
# rpm -Fvh |
kernel-debug-2.4.18-10.i686.rpm \
kernel-BOOT-2.4.18-10.i386.rpm \
kernel-doc-2.4.18-10.i386.rpm \
kernel-source-2.4.18-10.i386.rpm |
注: |
-Fvhオプションは、以前のバージョンがインストールされているときのみパッケージをアップグレードする指定です。新規にインストールする必要がある場合は、-ivhオプションを指定してください。 |
|
3. |
/etc/lilo.conf ファイルを以下のように修正します。
以下の"2.4.18-3"を"2.4.18-10"に変更します。
[修正前]
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-3bigmem
label=linux
initrd=/boot/ initrd.2.4.18-3bigmem.img |
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-3smp
label=linux-smp
initrd=/boot/ initrd.2.4.18-3smp.img |
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-3
label=linux-up
initrd=/boot/initrd.2.4.18-3.img |
[修正後]
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-10bigmem
label=linux
initrd=/boot/initrd.2.4.18-10bigmem.img
|
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-10smp
label=linux-smp
initrd=/boot/initrd.2.4.18-10smp.img
|
image= |
/boot/vmlinuz-2.4.18-10
label=linux-up
initrd=/boot/initrd.2.4.18-10.img |
|
4. |
liloコマンドを実行します。
# /sbin/lilo |
5. |
システムを再起動します。
# shutdown -r now |
|
2.4.4 |
ドライバのアップデート
システム再起動後、"2.4.1" で作成したドライバアップデートキットCDよりドライバのアップデートが必要となります。以下の手順でドライバをアップデートしてください。
1. |
ドライバをアップデートするためのユーティリティをインストールします。
注: |
ドライバアップデートキットCDをセットしてください。 |
# mount /dev/cdrom
# cd /mnt/cdrom
# rpm -ivh fsc-util-0.2-8.i386.rpm |
2. |
ドライバをアップデートします。
# primesetup -b --allmodules -r /mnt/cdrom -d RedHat:7.3
# cd /
# umount /mnt/cdrom
# eject
注: |
ドライバアップデートキットCDを取り出してください。 |
|
|
2.4.5 |
オンボードLAN・拡張LANカードの認識
以下の手順でドライバの組み込みをしてください。次回のシステム再起動時からLANカードが認識されるようになります。
1. |
次のコマンドを実行します。
# insmod e1000 |
2. |
PG-1851を搭載している場合は、次のコマンドを実行します。
# insmod e100 |
3. |
/etc/modules.confに以下の記述を追加します(N は設定したネットワークデバイス番号)。
alias ethN e1000
alias ethN e100 ・・・ PG-1851を搭載している場合
注: |
環境にあったネットワークデバイス番号で追加してください。 |
|
4. |
netconfigを利用してネットワークの設定を行なってください。 |
5. |
mkinitrdコマンドによりinitrdを作成します。
[使用しているカーネルがシングルCPU向けの場合]
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10
[使用しているカーネルがマルチCPU向けの場合]
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10smp
[使用しているカーネルがメモリ4G 超え対応CPU向けの場合]
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10bigmem |
6. |
/etc/lilo.confの「initrd=…」の行を以下のように修正します。
initrd=/boot/initrd.new
注: |
/etc/lilo.confに「initrd=…」の行がない場合は「root=…」の行の次行に追加してください。 |
|
7. |
lilo コマンドを実行します。
# /sbin/lilo |
|
|
4.1 |
SCSIカードの増設について
インストールした後、SCSIカードを増設すると、増設したSCSIカードが認識されない場合があります。認識されない場合は、rootでログインした後、以下の手順で設定を行なってください。次回のシステム再起動時からSCSIカードが自動的に認識されるようになります。
1. |
/etc/modules.confに以下の行を追加します。
[PG-129の場合]
alias scsi_hostadapter sym53c8xx
[その他]
alias scsi_hostadapter aic7xxx
注: |
すでにscsi_hostadapterがある場合には、最後に「1,2,・・・.」と数字をつけてください。 |
|
2. |
mkinitrdコマンドによりinitrdを作成します。
[使用しているカーネルがシングルCPU向けの場合]
(F250, P250, H250, H450, R450の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-5
(L250の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10
[使用しているカーネルがマルチCPU向けの場合]
(F250, P250, H250, H450, R450の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-5smp
(L250の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10smp
[使用しているカーネルがメモリ4GB超え対応CPU向けの場合]
(F250, P250, H250, H450, R450の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-5bigmem
(L250の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10bigmem
|
3. |
/etc/lilo.confの「initrd=・・・」の行を以下のように修正します。
initrd=/boot/initrd.new
注: |
/etc/lilo.confに「initrd=・・・」の行がない場合は「root=・・・」の行の次の行に追加してください。 |
|
4. |
liloコマンドを実行します。
# /sbin/lilo |
|
4.2 |
PRIMERGY L250でのRAIDカード(PG-140BL、PG-142B)の使用について
PRIMERGY L250では、PG-140BLとPG-142Bを同時に搭載することはできません。RAIDカードの最大搭載数は1枚となります。
|
4.3 |
RAIDカード(PG-141B、PG-142B)の増設について
インストールした後、RAIDカード(PG-141B、PG-142B)を増設すると、増設したRAIDカードが認識されない場合があります。認識されない場合は、rootでログインした後、以下の手順で設定を行なってください。
次回のシステム再起動時からRAIDカードが自動的に認識されるようになります。
1. |
/etc/modules.confに以下の行を追加します。
alias scsi_hostadapter dpt_i2o
注: |
すでにscsi_hostadapterがある場合には、最後に「1,2,・・・」と数字をつけてください。 |
|
2. |
mkinitrdコマンドによりinitrdを作成します。
(F250, P250, H250, H450, R450の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-5
(L250の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10
[使用しているカーネルがマルチCPU向けの場合]
(F250, P250, H250, H450, R450の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-5smp
(L250の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10smp
[使用しているカーネルがメモリ4GB超え対応CPU向けの場合]
(F250, P250, H250, H450, R450の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-5bigmem
(L250の場合)
# mkinitrd /boot/initrd.new 2.4.18-10bigmem
|
3. |
/etc/lilo.confの「initrd=・・・」の行を以下のように修正します。
initrd=/boot/initrd.new
注: |
/etc/lilo.confに「initrd=・・・」の行がない場合は「root=・・・」の行の次の行に追加してください。 |
|
4. |
liloコマンドを実行します。
# /sbin/lilo |
|
4.4 |
LANカード(100BASE-TX、10BASE-T、1000BASE-SX、1000BASE-T)の増設について
LANカードの増設を行なった場合、オンボードLANのネットワークインタフェース名が eth0から eth1あるいは eth2,3,・・・に変更となる場合があります。
この場合、netconfigを利用して再度ネットワークの設定を行なってください。
|
4.5 |
無停電電源装置(富士電機製NetpowerProtectシリーズ)を利用する場合について
無停電電源装置を利用する場合は、以下のように無停電電源装置から電源の投入が行えるように設定する必要があります。
[F250/P250の場合]
1. |
BIOSのセットアップユーティリティを起動します。セットアップユーティリティは、<F2>キーで起動できます。
|
2. |
セットアップユーティリティの[Advanced]メニュー-[Power On/Off]-[Power Failure Recovery]において、[Always ON]を設定します。
|
3. |
セットアップユーティリティを終了します。 |
[L250の場合]
1. |
BIOSのセットアップユーティリティを起動します。セットアップユーティリティは、サーバの起動時に<DEL>キーで起動できます。 |
2. |
セットアップユーティリティの[Advanced]メニュー - [Power Management Configuration]サブメニュー - [System After ACBack]において、[On State]を設定します。 |
3. |
セットアップユーティリティを終了します。 |
[H250/H450/R450の場合]
|
RSB WebInterfaceの[Overview]-[Groups]-[Recovery]-[ASR]-[Restart Settings]-[Action after Power Failure]において、[Restert Server]を設定します。
|
|
SPMANの[Server Management Control Settings]-[PowerFailBehavior]において、[2]を設定します。
|
|
ServerViewの [アクション] - [ASR]画面の [再起動設定]タブにおいて、[電源異常後のアクション]で[常にサーバを再起動する]を設定します。 |
Red Hat Linux 7.3用UPS管理ソフトウェアNetpowerView Fは、ダウンロードからダウンロードしてください。
|
4.6 |
PRIMERGY H250でMO装置を増設する場合について
システムインストール先デバイスがRAID構成以外の場合、以下の手順でBIOSの設定を変更する必要があります。
1. |
システム起動時にCTL+AによりSCSI BIOS画面を表示します |
2. |
「Configure/View SCSI Controller Setting」を選択します。 |
3. |
続いて「AdvancedConfiguration」を選択します。 |
4. |
続いて「SCSI Controller Intl3 Support」を「Disables:Scan Bus」に変更します。 |
5. |
escキーにより画面を終了します。 |
6. |
その後、システムを起動させます。 |
|
4.7 |
カラー液晶ディスプレイ(VL-151VA)での日本語表示について
カラー液晶ディスプレイ(VL-151VA)を使用し、コンソール画面上でkonコマンドを実行した場合、ディスプレイ装置のサポート外の周波数で表示が行われるため、「UNSUPPORTED MODE SEE USER'S MANUAL」という警告メッセージがディスプレイ装置より表示されます。
正常な周波数での表示を行うにはkonコマンドの設定ファイルを修正する必要があります。
1. |
/etc/kon.cfgファイルを次のように修正します。
"VGA:Normal"の記述を基準として、次のふたつを変更してください。
-4行目の値を"1"から"0"
-5行目の値を"29"から"30"
[修正前]
VGA:Normal
VGA
640 680 768 800 480 491 493 525
1
79 29
[修正後]
VGA:Normal
VGA
640 680 768 800 480 491 493 525
0
79 30
|
2. |
konコマンドを実行します。
# /usr/bin/kon |
|
4.8 |
1Uフラットディスプレイ(PG-R1DP2)での日本語表示について
正常な周波数での表示を行うにはkonコマンドの設定ファイルを修正する必要があります。
1. |
/etc/kon.cfg ファイルを次のように修正します。
"VGA:Normal"の記述を基準として、4行目の値を"1"から"0"に変更してください。
[修正前]
VGA:Normal
VGA
640 680 768 800 480 491 493 525
1
79 29
[修正後]
VGA:Normal
VGA
640 680 768 800 480 491 493 525
0
79 29
|
2. |
konコマンドを実行します。
# /usr/bin/kon |
|
PRIMERGY F250(インストール先ハードディスクタイプ:SCSI)に、当社が動作確認を実施した環境と同じパッケージをインストールする手順を以下に示します。
1. |
インストールの開始
インストールCD1をCD-ROMドライブに挿入して、PRIMERGYの電源を入れると、起動画面が表示されます。[ENTER]キーを押すとインストーラが起動します。
|
2. |
Welcome:ようこそ(注)
ここでは何も入力を要求しません。[next]か[次]をクリックしてください。
注: |
インストール時、次節の"言語の選択"までが英文で表示されることがあります。"言語の選択"で、"Japanese"を選択し[Next]をクリックすると、その次の"キーボードの選択"から、日本語で表示されます。 |
|
3. |
Language Selection:言語の選択
ここではインストール中に使用し、システムのデフォルトとして設定する言語をマウスで選択します。
『Japanese』を選択し、[next]か[次]をクリックしてください。
|
4. |
キーボードの設定
ここでは使用するキーボードを選択します。現在使用しているキーボードに最も適したモデルを選択して下さい。
同一タイプのキーボードが一覧にない場合は、最も近いGenericタイプを選択してください。
選択後、[次]をクリックしてください。
|
5. |
マウスの設定
ここでは使用するマウスを選択します。現在使用しているマウスに最も適したモデルを選択して下さい。
選択後、[次]をクリックしてください。
|
6. |
インストールの種類
ここではシステムにインストールするクラスを選択します。
『カスタム』を選択し、[次]をクリックしてください。
|
7. |
パーティション設定
ここではハードディスクドライブのパーティションを設定します。
以下のいずれかを選択し、パーティションを設定してください。
『・Disk Druid を使用して手動でパーティション設定』
『・fdisk を使用して手動でパーティション設定する [上級者のみ]』
パーティションは次のように設定してください。
デバイス (注1) |
容量 |
タイプ |
マウントポイント |
/dev/sda1 |
256MB |
ext3 |
/boot |
/dev/sda2 |
4096MB |
ext3 |
/ |
/dev/sda3 |
512MB |
swap |
設定なし |
空き (注2) |
|
|
|
|
注1: |
デバイスは、PRIMERGYに搭載しているハードディスクのタイプにより異なります。表記の/dev/sda*は、SCSIタイプの場合です。 |
注2: |
空きは、お客様の必要に応じてパーティションやマウントポイントを設定してお使いください。なお、インストール後に設定することも可能です。 |
|
8. |
ブートローダの設定
ここではブートローダを選択します。
ブートローダには、『LILO』を選択してください。(当社が動作確認した設定です。)
また、ブートローダのインストール場所は、デフォルトのMBR(/dev/sda)を選択してください。
選択後、[次]をクリックしてください。
|
9. |
ネットワークの設定
ここではネットワークの設定を行います。
お客様の環境に合わせたネットワーク設定を行なってください。
入力後、[次]をクリックしてください。
注 |
PRIMERGY L250の場合は、本操作は省略されます。 |
|
10. |
ファイアウォールの設定
ここではセキュリティレベルを設定します。
デフォルトで『中』が選択されます。(当社が動作確認した設定です。)
[次]をクリックしてください。
|
11. |
追加言語サポート
ここではシステムで使用する言語を指定します。
「Japanese」が選択されていることを確認し、[次]をクリックしてください。
|
12. |
タイムゾーンの選択
ここではタイムゾーンを設定します。
『アジア/東京』が選択されていることを確認して、[次]をクリックしてください。
|
13. |
アカウントの設定
ここではシステムのroot(管理者)のパスワードを設定します。(必須)
また、必要に応じてroot(管理者)以外のユーザアカウントを設定します。
入力後、[次] をクリックしてください。
|
14. |
認証設定
ここでは認証の設定を行います。必要に応じて設定を行います。
(当社は、デフォルトの設定で動作確認を行なっています。)
[次]をクリックしてください。
|
15. |
パッケージグループの設定
ここではパッケージグループを選択します。以下を選択してください。
- |
X Window System |
- |
GNOME |
- |
ネットワークサポート |
- |
NFSファイルサーバ |
- |
Windowsファイルサーバ |
- |
Anonymous(匿名)FTPサーバ |
- |
Webサーバ |
- |
DNSネームサーバ |
また、画面の下部の「個々のパッケージを選択」を選択して、[次]をクリックしてください。
|
16. |
個々のパッケージ選択
ここでは、更に詳細なパッケージの選択を行います。以下を選択してください。
- |
"アプリケーション"→"アーカイブ"配下の『dump』を選択します。 |
- |
"アプリケーション"→"エンジニアリング"配下の『bc』を選択します。 |
- |
"アプリケーション"→"ファイル"配下の『stat』を選択します。 |
- |
"システム環境"→"カーネル"配下の以下ふたつを選択します。
『kernel-bigmem, kernel-smp』 |
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"システム環境"→"デーモン"配下の以下7つを選択します。
『dhcp, imap, pump, rusers, rusers-server, rwall-server, rwho』 |
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"ユーザインタフェース"→"X"配下の『rxvt』を選択します。 |
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"開発"→"言語"配下の『expect』を選択します。 |
選択後、[次] をクリックしてください。
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17. |
グラフィカルインターフェース(X)の設定
ここではビデオカードを設定します。
インストーラが検出したビデオカードが選択されているため、特に変更の必要性はありません。
[次]をクリックしてください。
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18. |
インストールの準備完了
ここで、[次]をクリックすると、ハードディスクへの書き込みが始まります。
[次]をクリックするまで、前に戻って設定を変更することや、インストールを中止することができます。
[次]をクリックすると、ハードディスクへの書き込みが行なわれるため、インストール前の状態には戻りません。
ここで、インストールプロセスをキャンセルするには、コンピュータのリセットボタンを押すか、又は、[ctrl]+[alt]+[del]のキーを同時に押してマシンを再起動します。
当社が動作確認したパッケージをインストールするには、インストールCD2・インストールCD3が必要になります。
画面の指示にしたがって、インストールCDをセットしてください。
完了するまで、しばらく待ちます。
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19. |
起動ディスクの作成
ここでは非常用の起動ディスクを作成します。
フォーマット済の空きフロッピィディスクをフロッピィディスクドライブに挿入します。
[次]をクリックしてください。しばらく待つと起動ディスクが作成されます。
作成された起動ディスクを取り出し、[次]をクリックしてください。
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20. |
モニタの設定
ここではモニタの選択を行います。
自動的に検出したモニタが選択されます。
お客様の使用しているモニタが選択されていることを確認してください。
[次]をクリックしてください。
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21. |
X 設定のカスタマイズ
ここでは X Window System の設定を行います。
適正なカラー設定と解像度を選択します。
[設定のテスト]をクリックして選択した設定をテストしてください。
画面が切り替わり、表示に問題が無ければ、[はい] を選択しテストを完了させてください。
ログインの種類については、『テキスト』を選択してください。 (当社が動作確認した設定です。)
選択後、[次] をクリックしてください。
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22. |
インストール完了
以上で、Red Hat Linux 7.3のインストールが完了です。
[終了]をクリックするか[Return]キーを押すと、インストールCDがイジェクトされ、システムが再起動します。 |