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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

Japan

 

お役立ち情報(TIPS):保守時の作業・トラブル回避方法

ハードディスク、アレイカード保守時の作業
対応機種 TX300HA S4 / TX300HA S5

ハードディスクやアレイカードが故障した場合、ディスクまたは片方のサーバ全体が故障状態として切り離されます。

ハードウェア保守完了後も自動的に組み込まれない場合は、everRun Manager により切り離されたコンポーネントを手動で「有効化」してください。

  • ディスクが故障表示の場合

    ディスクの故障表示

    ディスクのアイコンを右クリックして、「有効化」を実施します。

  • CoServerが故障表示の場合

    CoServerの故障表示

    CoServerのアイコンを右クリックして、「有効化」を実施します。

テープ装置保守時の作業
対応機種 TX300HA S4 / TX300HA S5

テープ装置を保守により交換した場合、Device Redirector からリプレース作業を実施する必要があります。この操作を実施するまでは、テープ装置は故障状態として表示されます。

[手順]

  1. 「スタート」ボタンから「すべてのプログラム」から「Marathon」から「Device Redirector」の順にクリックします。
    Device Redirector が起動します。
    両方のCoServer のコンピュータ名と、通信状態と確認してください。
  2. 左側のツリーから「Tape Drives」を右クリックし、テープ装置のツリーを展開します。
    テープ装置が故障表示になっています。
    テープ装置の故障表示
  3. 故障表示のテープ装置を右クリックし、「Replace」をクリックします。
  4. リプレースするテープ装置を選択します。
    テープ装置の選択表示
  5. 「File」メニューから「Write Device Settings」をクリックします。
  6. [OK]をクリックします。
  7. 「File」メニューから「Exit」をクリックします。
    Device Redirector が終了します。

以上で作業完了です。

HA1 側の保守時の作業
対応機種 TX300HA S4 / TX300HA S5

運用中に次のような状況が発生した場合は、バックアップソフトウェアの操作が必要になります。

  • HA1 の切り離し
    ハードウェア保守時にHA1 の無効化、シャットダウンやリカバリ(リストア)操作を実施した場合など、HA1 が切り離された状態が発生する場合。
  • テープ装置の無効化
  • テープ装置の故障

運用継続中のハードウェア保守により、上記の状態が発生した場合の対処

  1. ハードウェアの保守または復旧作業を完了させます。
  2. 故障、または無効化されているコンポーネントを有効化します。
    everRun マネージャを起動し、リダイレクトされたデバイスに対応するアイコンを右クリックして、「有効化」を選択します。
  3. バックアップソフトウェアから正常にバックアップ装置が使用できるかどうか確認します。
    バックアップソフトウェアおよびバックアップ装置の操作については、それぞれのマニュアルを参照してください。
    確認の結果、正常に使用できない場合は、テープ装置の有効化やバックアップソフトウェアの再起動などの操作を行ってください。

    【POINT】
    ARCserve では、「マネージャ」の「デバイス管理」から、接続されているテープ装置の状況が確認できます。詳細については、ARCserve のマニュアルを参照してください。

運用継続のハードウェア保守により、上記の状態が発生し、かつ、Virtual Server を再起動した場合の対処

  1. ハードウェアの保守または復旧作業を完了させます。
  2. 故障、または無効化されているコンポーネントを有効化します。
    everRun マネージャを起動し、リダイレクトされたデバイスに対応するアイコンを右クリックして、「有効化」を選択します。
    注意事項 保守の状況により、システムの再起動が可能な場合は、手順3 ~ 7 を実行する代わりに、システム全体の再起動で復旧可能です。システム全体の再起動後に、手順8 に従って、バックアップソフトウェアの動作を確認してください。
  3. Virtual Server にログオンします。
  4. 「スタート」ボタン→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順にクリックします。
  5. 「デバイスマネージャ」をクリックします。
  6. ツリーの一番上にある、サーバのアイコンを右クリックします。
  7. 「ハードウェア変更のスキャン」をクリックします。
    ハードウェアのスキャンが開始されます。
    スキャンの終了後、テープ装置が再認識されます。

    【重要】
    外付けのバックアップ装置は「その他のデバイス」として表示されますが、バックアップソフトウェアによりコントロールされるため正しい状態です。

  8. バックアップソフトウェアから正常にバックアップ装置が使用できるかどうか確認します。
    テープ装置が一度取り外されたと認識される場合がありますが、その場合は、新規にテープ装置を搭載した場合と同じ設定が必要になります。
    バックアップソフトウェアおよびバックアップ装置の操作については、それぞれのマニュアルを参照してください。
    確認の結果、正常に使用できない場合は、テープ装置の有効化やバックアップソフトウェアの再起動(サービスの再起動)などの操作を行ってください。

    【POINT】
    ARCserve では、「マネージャ」の「デバイス管理」から、接続されているテープ装置の状況が確認できます。詳細については、ARCserve のマニュアルを参照してください。

システム起動時に、HA2 による片系自動起動または強制的に片系起動を実行した場合の対処

  1. HA1 を起動、または有効化を実施し、HA1 をシステムに組み込みます。
  2. 同期を完了させます。

    【重要】
    保守の状況により、システムの再起動が可能な場合は、手順3 ~ 7 を実行する代わりに、システム全体の再起動で復旧可能です。システム全体の再起動後に、手順8 に従って、バックアップソフトウェアの動作を確認してください。

  3. Virtual Server にログオンします。
  4. 「スタート」ボタン→「管理ツール」→「コンピュータの管理」の順にクリックします。
  5. 「デバイスマネージャ」をクリックします。
  6. ツリーの一番上にある、サーバのアイコンを右クリックします。
  7. 「ハードウェア変更のスキャン」をクリックします。
    ハードウェアのスキャンが開始されます。
    スキャンの終了後、テープ装置が再認識されます。

    【重要】
    外付けのバックアップ装置は「その他のデバイス」として表示されますが、バックアップソフトウェアによりコントロールされるため正しい状態です

  8. バックアップソフトウェアから正常にバックアップ装置が使用できるかどうか確認します。
    テープ装置が一度取り外されたと認識される場合がありますが、その場合は、新規にテープ装置を搭載した場合と同じ設定が必要になります。
    バックアップソフトウェアおよびバックアップ装置の操作については、それぞれのマニュアルを参照してください。
    確認の結果、正常に使用できない場合は、テープ装置の有効化やバックアップソフトウェアの再起動(サービスの再起動)などの操作を行ってください。

    【POINT】
    ARCserve では、「マネージャ」の「デバイス管理」から、接続されているテープ装置の状況が確認できます。詳細についてはARCserve のマニュアルを参照してください。

ディスクアレイ構築時の留意事項
対応機種 TX300HA S4 / TX300HA S5

ディスクグループ(フィジカルパック)0は、必ずリカバリ CD / DVDを使用して構成し、ディスクグループ(フィジカルパック)1以降は、WebBIOSで構成してください。

ディスクグループ(フィジカルパック)0をWebBIOSで作成した場合、Virtual Server 用ブートディスクのミラー処理ができない状態となります。

【ミラー処理ができない状態となる例】
CoServer1:最初のセットアップ時、リカバリ CD / DVD で構成。または、工場出荷状態の構成。
CoServer2:片系リカバリ時に WebBIOS で構成。