PRIMERGY BX600 スイッチブレード [1Gbps]
PG-SW107 / PGBSW1070(カスタムメイド対応) / PGBSW1071(カスタムメイド対応)
[詳細索引] 概要 | 特長 | 仕様 | 接続形態 | 留意事項
概要
本製品は、PRIMERGY BX600 S3シャーシに搭載して、サーバブレードからのネットワークトラフィックを集約させ、高効率に外部へLAN接続できる、レイヤー2スイッチブレードです。
サーバブレード側の内部接続ポート(ダウンリンクポート)に30ポートのSERDESインターフェース、外部接続ポート(アップリンクポート)に10 / 100 / 1000BASE-Tインターフェースを12ポート、およびスイッチブレード間接続ポート(インターリンクポート)に2ポートの計44ポートを装備しています。また、富士通製SR-S セキュアスイッチとのインターフェース互換をもち、SR-S セキュアスイッチシリーズとの共通のユーザインターフェースおよびコマンドセットを提供します。
特長
- 42ポートのギガビット・イーサネットをワイヤスピードでスイッチング可能。
- サーバブレード接続用のダウンリンクポート(1Gbps) 30
- 外部接続用のアップリンクポート(10 / 100 / 1000BASE-T) 12
10 / 100 / 1000Mbpsで動作し、自動ネゴシエーションおよび全二重動作をサポート。
1000Mbps動作時は全二重のみサポート。 - Inter-Linkポート (スイッチ間) 2
Inter-LinkはFabric-1ネットワークのみ有効 - サーバブレードとの接続はPRIMERGY BX600 S3シャーシのミッドプレーンを経由して行うため、ケーブルの接続作業が不要。
- 富士通製品セキュアスイッチSR-Sシリーズとの共通のユーザー・インターフェースおよびコマンドセット
仕様
項目名 | 仕様 | |
---|---|---|
品名 | PRIMERGY BX600 スイッチブレード(1Gbps) | |
型名 | PG-SW107 PGBSW1070 [カスタムメイド対応] PGBSW1071 [カスタムメイド対応] |
|
サポートレイヤー | レイヤー2 スイッチ | |
コントローラー | CPU | MPC8245 |
スイッチチップセット | Broadcom BCM56502 2 | |
メモリ | フラッシュメモリ | 32MB |
DRAM | 256MB | |
内部ポート (ダウンリンク) |
LAN (SerDes) | 30 (1Gbps固定) |
Inter-Link (スイッチ間) | 2 (1Gbps固定) | |
シリアル | 1 (管理用) | |
I2C | 1 (管理用) | |
外部ポート (アップリンク) |
10 / 100 / 1000BASE-Tポート | 12 (RJ45、 8ピン) |
ホットプラグ | 可 | |
シャーシ搭載台数 | 最大2台 | |
消費電力 | 最大82.5W | |
寸法 (WDH) mm | 130 250 35 | |
質量 | 960g |
項目名 | 仕様 | |
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VLAN | ポートVLAN | |
タグVLAN | ||
プロトコルVLAN | ||
リンクアグリゲーション | スタティック | |
LACP | ||
バックアップポート | ||
STP | STP | |
MSTP | ||
RSTP | ||
QoS | CoS値書き換え | |
DSCP 値書き換え | ||
セキュリティ | IP・MACフィルター | |
管理パスワード | ||
アプリケーションフィルター (サーバ機能ごと) |
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IEEE802.1X認証 | ||
Web認証 | ||
MACアドレス認証 | ||
ゲストVLAN | ||
接続端末数制限 | ||
ARP 認証 | ||
MACアドレス収集 | ||
ループ検出 | ||
ブロードキャスト/マルチキャストストーム制御 | ||
ポート・ミラーリング | ||
ether L3監視 | ||
ルーティング | スタティック | |
RIPv1、RIPv2 | ||
OSPFv2 | ||
ECMP | ||
マルチキャスト | PIM-DM | |
PIM-SM | ||
スタティック | ||
IGMPスヌープ | ||
VRRP | ||
DHCP | サーバ | |
リレーエージェント | ||
ProxyDNS | DNSサーバ | |
DNSリレー | ||
URLフィルター | ||
SNMP エージェント | ||
設定手段 | telnet | |
ssh | ||
シリアル(CLI) | (マネジメントブレード経由) | |
WWW ブラウザ(Web UI) | ||
ロギング | システムログ | |
エラーログ | ||
自動時刻設定 | ||
スケジュール | ||
コンパクトフラッシュ |
接続形態
スイッチブレードとLAN対応機器を接続する際に必要となるケーブルの種類は以下の通りです。
エンハンスト・カテゴリ5以上 (カテゴリ5e) |
カテゴリ5 | カテゴリ3 | |
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1000BASE-T機器との接続 | (注) | ||
100BASE-TX機器との接続 | |||
10BASE-T機器との接続 |
(注)1000BaseT機器との接続は自動認識機能により1000BASE-T接続となりますので、カテゴリ5eケーブルによる接続が必須となります。但し、手動設定で100BASE-TX接続する場合はカテゴリ5ケーブルでも構いません。
ご注意
通信回線の速度と使用するケーブルの組み合わせは厳守してください。上記以外の組み合わせで使用した場合、通信不能になったり性能低下したりすることがあります。
いずれの場合も、ストレートケーブルで接続可能ですが、接続する機器の仕様によってはクロスケーブルが必要な場合がありますので、ご注意願います。
留意事項
カスタムメイドでファイバーチャネルスイッチブレードを手配する際の留意事項
以下の型名でオーダーしてください。
ネットワークブレードスロット1 : PGBSW1070
ネットワークブレードスロット2 : PGBSW1071
LAN冗長化する2つのLANコントローラーの接続先
LAN冗長化(チーミング)する2つのLANコントローラーの接続先は、下表の組合せでの構成で使用してください。
NET2搭載ブレード | ||||||
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PG-LNB102 PGBLNB1021 |
PG-SW104 PGBSW1041 |
PG-SW105 PGBSW1051 |
PG-SW106 PGBSW1061 |
PG-SW107 PGBSW1071 |
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NET1 搭載 ブレード |
PG-LNB102 PGBLNB1020 |
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PG-SW104 PGBSW1040 |
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PG-SW105 PGBSW1050 |
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PG-SW106 PGBSW1060 |
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PG-SW107 PGBSW1070 |
QoS動作させる際の注意事項
QoS動作させる際、パケットバッファ(2Mbyte)を超える量のパケットが滞留した場合、WRRによる配分が正確に行なわれないことがあります。
フロー制御有効時の注意事項
- 2つのSW ASICを搭載しており、フロー制御有効時に、入力ポートと出力ポートが同一ASICにある場合と異なるASICにある場合では中継レートが異なる場合があります。
- SW ASICには、物理(Ether)ポートの他に内部的にCPUポートが接続されています。そのため、フロー制御有効時に、CPUポートの受信性能を超えるブロードキャスト / マルチキャストフレームが入力された場合、物理ポートにパケット滞留がなくてもフロー制御(pauseフレーム出力)されることがあります。
| ブレードサーバオプション |