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本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

 

Japan

 

バックアップキャビネット PRIMERGY SX10 S2(PG-R2BC1)

概要

PRIMERGY SX10 S2 外観図

本製品は、テープドライブ装置などの5インチベイ装置を最大4台まで搭載可能です。
また、内蔵ケーブルを増設することにより、最大4チャネルの同時使用が可能となります。


特長

  1. SCSI I/Oモジュールにより、4チャネルのSE/LVD SCSIインターフェースをサポート。
  2. SAS I/Oモジュールにより、4個のmini-SAS(SFF8088)ポートをサポート。
  3. USB I/Oモジュールにより、4チャネルのUSBインターフェースをサポート。
  4. 5インチベイ装置を最大4台まで搭載可能で、最大4サーバと本キャビネットを共有できます。但し、デバイスの共有はできません。
  5. 本キャビネットは電源制御モードを2つ持ち、装置前面の設定スイッチによって変更可能です。
  6. 搭載デバイスをフロントアクセスのみにより交換ができます。

仕様

装置仕様

項目 仕様
品名 PRIMERGY SX10 S2(バックアップキャビネット)
型名 PG-R2BC1
5インチベイ 4
電源ユニット 1台搭載(増設不可、冗長不可)
ファンユニット 1台搭載(増設不可、冗長不可)
電源制御モード 連動モード / AC給電モード (注)
インターフェース I/Oモジュール(SCSI)搭載時 I/Oモジュール(SAS)搭載時

I/Oモジュール(USB)搭載時

SE / LVD SCSI
最大320MB/s
(搭載デバイスに依存する)
Mini-SAS(SFF8088)
最大 600MB/s
USB 2.0(Bソケット)
最大 480Mbit/s
外形寸法(WかけるDかけるH) 483mmかける754mmかける131.4mm[突起部含む]
431mmかける705mmかける131.4mm
占有ユニット数 3U
質量 23.5kg(最大搭載時)
入力電圧 / 周波数 AC100V  50 / 60Hz
コンセント 二極接地型(標準1個)
消費電力 最大250W
騒音値 43dB以下
添付品 ACケーブル(3m)、取扱説明書、ラック取付金具
サポート拡張カード
I/Oモジュール(SCSI)搭載時 I/Oモジュール(SAS)搭載時

I/Oモジュール(USB)搭載時

PG-1281、PG-1301L、PG-2281 / 2281L PG-228B / 228BL 不要
(サーバ内蔵ポート)

(注) 【電源制御モード】

  • 連動モード
    本体の電源ON / OFFに連動して、本装置搭載のドライブ装置の電源を自動でON / OFFさせるモード。各ドライブ装置の電源は別々にON / OFFします。
  • AC給電モード
    本体の電源ON / OFFに連動せず、本装置搭載のドライブ装置をマニュアルでON / OFFさせるモード。全ての搭載ドライブ装置がON / OFFされます。

オプション

本キャビネットに使用できるオプションを下表に示します。

I/Oモジュール
品名 型名 インターフェース 備考
I/Oモジュール(SCSI) PGBIMS01 SCSI LVD 4ch
I/Oモジュール(SAS) PGBIMA01 SAS mini-SAS(SFF8088)4ポート
I/Oモジュール(SAS)注意事項 PGBIMA02 SAS mini-SAS(SFF8088)4ポート
(LTO2:PG-LT203 / PGBLT203対応)
I/Oモジュール(USB) PGBIMU01 USB Bソケット 4ポート

注意事項 LTO2:PG-LT203 / PGBLT203を搭載する場合、本I/Oモジュールを手配ください。

内蔵ケーブル
品名 型名 ケーブル長 備考
内蔵SCSIケーブル PG-CBLS032
PGBCBLS032
1.3m SX10 S2増設用内蔵SCSIケーブル
バックアップ装置(SCSI)を1台接続
最大で4本増設可能
内蔵SCSIケーブル PG-CBLS033
PGBCBLS033
1.3m SX10 S2増設用内蔵SCSIケーブル
バックアップ装置(SCSI)を2台接続
最大で2本増設可能
内蔵SASケーブル PG-CBLA007
PGBCBLA007
1.3m SX10 S2増設用内蔵SASケーブル
バックアップ装置(SAS)を1台接続
最大で4本増設可能
【LTO4:PG-LT401 / PGBLT401用】
内蔵SASケーブル PG-CBLA012
PGBCBLA012
1.3m SX10 S2増設用内蔵SASケーブル
バックアップ装置(SAS)を1台接続
最大で4本増設可能
【LTO2:PG-LT203 / PGBLT203用、
LTO3:PG-LT303 / PGBLT303用】
内蔵USBケーブル PG-CBLU006
PGBCBLU006
1.3m SX10 S2増設用内蔵USBケーブル
バックアップ装置(USB)を1台接続
最大で4本増設可能
搭載ドライブ装置【SCSI】
品名 型名 インターフェース 使用ベイ数 備考
内蔵LTOユニット PG-LT102
PGBLT102
SCSI 1 Ultra160 Wide SCSI
内蔵LTO2ユニット PG-LT201
PGBLT201
SCSI 1 Ultra160 Wide SCSI
内蔵LTO3ユニット 注意事項 PG-LT302
PGBLT302
SCSI 1 Ultra160 Wide SCSI
内蔵DAT72ユニット PG-DT501
PGBDT501
SCSI 1 Ultra Wide SCSI

注意事項 内蔵LTO3ユニットは、デイジーチェーン [PG-CBLS033 / PGBCBLS033] 接続不可。

搭載ドライブ装置【SAS】
品名 型名 インターフェース 使用ベイ数 備考
内蔵LTO2ユニット PG-LT203
PGBLT203
SAS 1 SAS
内蔵LTO3ユニット PG-LT303
PGBLT303
SAS 1 SAS
内蔵LTO4ユニット PG-LT401
PGBLT401
SAS 1 SAS
搭載ドライブ装置【USB】
品名 型名 インターフェース 使用ベイ数 備考
内蔵データカートリッジドライブユニット PG-RD1021
PGBRD1021
USB 1 USB
内蔵データカートリッジドライブユニット PG-RD1027
PGBRD1027
USB 1 USB
内蔵DAT72ユニット PG-DT504
PGBDT504
USB 1 USB
内蔵DAT72ユニット PG-DT5049
PGBDT5049
USB 1 USB
内蔵DAT160ユニット PG-DT602
PGBDT602
USB 1 USB
本キャビネットとサーバ本体を接続するSCSI ケーブル
品名 型名 ケーブル長 備考
SCSI ケーブル PG-CBLS034 2.0m 増設SCSIカード接続用
PG-1301L / PGB1301L / PG-2281 / PGB2281 / PG-2281L / PGB2281L用
SCSI ケーブル PG-CBLS035 5.0m 増設SCSI カード接続用
PG-1301L / PGB1301L / PG-2281 / PGB2281 / PG-2281L / PGB2281L用
SCSI ケーブル PG-CBLS036 1.8m PG-1281 / PGB1281用
SCSI ケーブル PG-CBLS037 5.0m PG-1281 / PGB1281用
SAS ケーブル PG-CBLA008 2.0m PG-228B / PGB228B / PG-228BL / PGB228BL用
SAS ケーブル PG-CBLA009 4.0m PG-228B / PGB228B / PG-228BL / PGB228BL用
USB ケーブル PG-CBLU007 2.0m  
USB ケーブル PG-CBLU008 5.0m  

本体構成

本キャビネットは、デバイス搭載用スロット、電源ユニット、FANを搭載しています。

[前面]
前面図
[背面]
背面図

接続形態(SCSI)

I/Oモジュール(SCSI)と内蔵ケーブルの増設

SX10 S2専用 I/Oモジュール(SCSI)と内蔵SCSIケーブル [PG-CBLS032 / PGBCBLS032 / PG-CBLS033 / PGBCBLS033] を増設する事により、本キャビネット1台で最大4台のサーバとのSCSIインターフェースによるアクセスが可能です。

注)併せて、サーバ接続用SCSI ケーブル [PG-CBLS034 / PG-CBLS035 / PG-CBLS036 / PG-CBLS037] が必要です。

標準仕様 (1チャネルのみ使用)

例)
標準仕様 (1チャネルのみ使用)図


内蔵SCSI ケーブルを2本増設(2チャネル使用)

例)
内蔵SCSI ケーブルを2本増設 (2チャネル使用)図1


下図のように、サーバ本体にSCSI カードを増設する事で、1サーバに対して複数チャネル使用することも可能。

内蔵SCSI ケーブルを2本増設 (2チャネル使用)図2


内蔵SCSIケーブル4本増設 (4チャネル使用)

例)
内蔵SCSIケーブル4本増設 (4チャネル使用)図


内蔵SCSIケーブル [PG-CBLS033 / PGBCBLS033] によるデイジーチェーン接続

1チャネルに最大2台のドライブ接続が可能。

例)
内蔵SCSIケーブル[PG-CBLS033 / PGBCBLS033]によるデイジーチェーン接続図


内蔵LTO3ユニット [PG-LT302 / PGBLT302] は、デイジーチェーン接続不可。

接続形態(SAS)

I/Oモジュール(SAS)と内蔵ケーブルの増設

SX10 S2専用 I/Oモジュール(SAS)と内蔵SASケーブル [PG-CBLA007 / PGBCBLA007(LTO4接続用)、PG-CBLA012 / PGBCBLA012(LTO2またはLTO3接続用)] を増設する事により、本キャビネット1台で最大4台のサーバとのSASインターフェースによるアクセスが可能です。

注)併せて、サーバ接続用SASケーブル [PG-CBLA008 / PG-CBLA009] が必要です。
注)LTO2:PG-LT203 / PGBLT203を搭載する場合、I/Oモジュール [PG-IMA02またはPGBIMA02] を手配ください。

標準仕様(1チャネルのみ使用)

例)
標準仕様 (1チャネルのみ使用)図


内蔵SAS ケーブルを2本増設(2チャネル使用)

例)
内蔵SAS ケーブルを2本増設 (2チャネル使用)図1


下図のように、サーバ本体にSASカードを増設する事で、1サーバに対して複数チャネル使用することも可能。

内蔵SAS ケーブルを2本増設 (2チャネル使用)図2


内蔵SASケーブル4本増設(4チャネル使用)

例)
内蔵SASケーブル4本増設 (4チャネル使用)図

接続形態(USB)

I/Oモジュール(USB)と内蔵ケーブルの増設

SX10 S2専用 I/Oモジュール(USB)と内蔵USBケーブル[PG-CBLU006 / PGBCBLU006]を増設する事により、本キャビネット1台で最大4台のサーバとのUSBインターフェースによるアクセスが可能です。

注)併せて、サーバ接続用USBケーブル[PG-CBLU007 / PG-CBLU008]が必要です。

標準仕様(1チャネルのみ使用)

例)


内蔵USBケーブルを2本増設(2チャネル使用)

例)


下図のように、サーバ本体のUSBコネクタを複数使用し、1サーバに対して複数チャネルを使用する事も可能。


内蔵USBケーブルを4本増設(4チャネル使用)

例)


留意事項

  • 電源の投入/切断については、連動モードの場合は自動的にサーバの電源投入/切断に連動します。AC給電モードの場合には必ずサーバ電源投入前に本キャビネットの電源を投入し、サーバの電源切断後に本キャビネットの電源を切断してください。
  • I/Oモジュール(SCSI)で連動モードの場合は、各搭載デバイスのTermpower供給を、必ずOFFに設定してください。
  • 複数のチャネルを同時使用している状態で電源スイッチを「R(emote)」に設定した場合、サーバ本体の電源が投入されると接続されたデバイスが電源オンとなります。使用しないデバイスを取り外したい場合は、サーバ本体の電源を切断後、「Drive Power LED」が消灯した事を確認し対象デバイス取り外してください。
  • 複数のチャネルを同時使用している状態でI/Oモジュール、ファン、電源、内蔵ケーブルの交換や取り外し、または、内蔵ケーブルの増設を行う場合、本キャビネットのAC電源をオフする必要があります。この場合、本キャビネットを接続している全てのサーバを停止する必要がありますので、注意してください。システム構築時には、このような事態も鑑みて設計してください。
  • 保守サポート期間は、本製品購入後から5年間となります。
  • ラックに搭載の際は、バックアップキャビネットが接続されているサーバ本体の真上に搭載してください(本キャビネットが複数台の場合も同様に搭載してください)。ただし、1台のキャビネットを複数サーバと同時接続する場合は、接続ケーブルの届く範囲でサーバを設置ください。

    設置例図

  • 異なるデバイスを搭載する場合は、以下の優先順で搭載してください。
    【SCSIドライブ】
    1. 内蔵LTO2ユニット PG-LT201 優先 高
    優先 低
    2. 内蔵LTOユニット PG-LT102
    3. 内蔵DAT72ユニット PG-DT501
    4. 内蔵LTO3ユニット PG-LT302

    【SASドライブ】

    1. 内蔵LTO4ユニット PG-LT401 優先 高
    優先 低
    2. 内蔵LTO3ユニット PG-LT303
    3. 内蔵LTO2ユニット PG-LT203

    【USBドライブ】

    1. 内蔵DAT72ユニット PG-DT504 優先 高
    優先 低
    2. 内蔵DAT72ユニット PG-DT5049
    3. 内蔵データカートリッジドライブユニット PG-RD1021
    4. 内蔵データカートリッジドライブユニット PG-RD1027
    3. 内蔵DAT160ユニット PG-DT602

    搭載する位置は、優先順の高いものから順にベイ#1から#2から#3から#4にしてください。

  • 内蔵ケーブルを増設する場合は、以下の優先順位でケーブルを接続(増設)してください。
    • SCSIケーブル [PG-CBLS032 / PGBCBLS032] の場合

      Drive 1(増設1本目)から 2(増設2本目)から 3(増設3本目)から 4(増設4本目)

    • SCSIケーブル [PG-CBLS033 / PGBCBLS033] の場合

      Drive 1(増設1本目)から 2(増設1本目)から 3(増設2本目)から 4(増設2本目)

    • SASケーブル [PG-CBLA007 / PGBCBLA007 / PG-CBLA012 / PGBCBLA012] の場合

      Drive 1(増設1本目)から 2(増設2本目)から 3(増設3本目)から 4(増設4本目)

    • USBケーブル[PG-CBLU006 / PGBCBLA006]の場合

      Drive 1(増設1本目)から 2(増設2本目)から 3(増設3本目)から 4(増設4本目)


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