SASアレイコントローラカード(PG-140FL / PGB140FL)
概要
PCI-Xスロットに搭載し、内蔵SASハードディスクにより、ディスクアレイを構成することができる0ポートRAIDカードです。
特長
- PCI-Xスロットに装着するカードで、ハードディスクに接続してディスクアレイを構成します。RAIDのレベルはRAID 0 / 1 / 5です。
- インテル社のGC80321プロセッサを使用し、高速処理を実現。
- ディスクの媒体エラー自動修復機能、不良ブロック自動代替機能、バックグラウンドでの媒体エラー修復機能、ホットスペアなどの高信頼性機能を有しています。
- 管理ユーティリティ(Global Array Manager)を使用して、OS上からのアレイ構築、フィジカルパック容量拡張をはじめ、RAIDの管理、HDD故障監視が可能。
- OffLine構成作成ツール(WebBIOS)を使用して、OSが無い状態でのアレイ構成、フィジカルパック容量拡張等のRAID構成が可能。
- バックグラウンド初期化をサポート。この初期化によりWebBIOSからの初期化処理が完了する以前にOSインストール作業を開始できます。
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
品名 | SASアレイコントローラカード |
型名 | PG-140FL / PGB140FL |
CPU | Intel GC80321 66MHz |
キャッシュメモリ | 128MB |
バッテリーバックアップ | 無し |
バス | PCI-Xバス(64bit対応) 3.3V / 5V |
カードサイズ | ハーフサイズ |
ブラケットサイズ | Low profile |
SAS仕様 | 3Gb/s / ポート |
SASポート数 | 0ポート |
SASコネクター数 | 0(サーバ本体のコネクター使用) |
最大接続HDD数 | 32台(サーバ本体による) |
RAIDレベル | 0 / 1 / 5 |
添付品 | アレイコントローラドキュメント&ツールCD |
BIOSツール | WebBIOS![]() |
管理ユーティリティ | GAM(Global Array Manager) |
WebBIOSとは、システム起動時に起動するBOISツールです。
以下のRAID 管理機能をサポートします。
- カードの設定
- RAID 構成の作成
- 初期化
- RAID / ハードディスク状態の参照
留意事項
本SASアレイコントローラカードの複数枚搭載は未サポートです。
管理ツール(GAM)はHDDの故障監視、RAIDの監視に必要であるため、必ずインストールしてください。
管理ツール(GAM)はServerViewと連携して、HDDの故障通知、イベントログへの記録を行うため、ServerViewは必ずインストールしてください。
本SASアレイコントローラカードにはバッテリーが搭載されないため、ライトバック設定で使用した場合には予期せぬ電源切断でデータが失われる可能性があります。
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フィジカルパックを構成できるHDDの最大台数は、RAID1は2台、RAID 0 / 5は32台(サーバ本体に依存)です。
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容量拡張は、Windowsのみで使用可能です。Linuxの場合は、容量拡張は未サポートです。また、フィジカルパック内に定義されているロジカルドライブが複数の場合の、容量拡張は未サポートです。
論理ドライブの最大サイズは2TBです。
Linux環境では、オンラインでのRAID構築作業等を行う場合、GAMClientを使用するためネットワークに接続されたWindowsClient環境が必要です。ただし、監視・イベント通知に関してはServerViewを使用するため、Linux上での監視が可能です。
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アレイ構成がある場合に、ケーブルを外した状態でシステムを起動しないでください。ケーブルを外した状態でシステムを起動した場合には、最悪データ損失の可能性がありますので、充分留意してください。
本SASアレイコントローラカードにはSASハードディスク以外のデバイスを接続することは出来ません。
| オプションカード |