Chronoworker/S 情報
Chronoworker/Sとは
コンピュータの時計は放置すると月に1分以上の誤差を生ずることがあります。
コンピュータ同士の時刻のずれが大きいとシステム連携やスケジュール処理に支障をきたす場合があり、これらを解決する『時刻合わせを行うソフトウェア』です。
Chronoworker/S(クロノワーカ/エス) は、NTP(Network Time Protocol)及びSNTP(Simple Network Time Protocol)というネットワークを介したコンピュータ同士の時刻合わせを行う手順を使用して、サーバ/サーバ間の時刻合わせを行います。
特徴
時刻合わせ
他のタイムサーバから時刻を取得する機能と、自身がタイムサーバとして動作する機能を搭載しているので、サーバ/サーバ間の時刻を定期的に正しく合わせることが可能です。
また、タイムサーバとして、インターネット公開NTPサーバを指定すれば外部の標準時刻(UTC:国際協定時、JST:日本標準時)との時刻合わせが可能です。
さらに、SOCKS(V5)プロキシサーバを経由した接続や、モデムやダイヤルアップルータを介した自動ダイヤルアップも可能です。
二重化やアラーム
タイムサーバを複数登録しタイムサーバエラー時の自動切換えやアラーム通知(画面表示)が可能です。
穏やかな時刻調整
サーバの時刻を一度に大きく変更すると業務に影響を及ぼす恐れがありますが、この機能で時刻の逆転や一度に大きく時刻が変更されるのを防止します。
ログ機能
タイムサーバとの時刻同期の状態や、クライアントからの時刻問い合わせの履歴をログファイルとして蓄積し、エラーの遡及が可能です。
サービス動作
WindowsNTやWindiws2000のサービスとして動作することができます。
公開NTPサーバとは
公開NTPサーバは、公的機関や大学がインターネット上に公開している標準時刻を提供するサーバです。
公開NTPサーバの情報
日本国内では独立行政法人通信総合研究所から日本標準時を提供するNTPサービスの試行が開始されています。
また、海外で使用可能な公開NTPサーバの情報は以下のURLに掲載されています。
Stratum(ストレイタム)値について
NTPの時刻同期の特徴として、タイムサーバの階層構造により次々と標準時刻を伝達してゆくことにあります。
このタイムサーバの階層をStratum(ストレイタム)と呼びます。
Stratumは最も上位のサーバですが、数が少ないためアクセスが集中することがありますので、できるだけStratum値が大きいタイムサーバを使用することをお勧めいたします。