オールフラッシュって…
最近たしかによく聞きますよね。一般的になってきているのは分かるけど…

フラッシュストレージってこういうイメージありますよね～

そうそう！

いいえ、それは過去の話です！
エンタープライス製品に適用されるSSD(Solid State Drive/ソリッドステートドライブ)は世代を追うごとに進化していて、すでに性能単価・容量単価はHDDとほぼ同じなんです。

えっ、そうなんですか？意外だなぁ。
ところで、HDDとSSDの性能を純粋に比較するとどれくらいなんだろう。

条件にもよりますが、ざっくり言って約40倍ですね。
もちろんSSDがHDDの約40倍ですよ。

おぉ～！！やっぱりSSDの性能はすごいんですね。

でも寿命のほうはどうなの？「速いけど壊れやすい」とか「予兆もなく急に壊れる」とか怖い話も聞くんだけど…

それもイメージに過ぎませんよ！
SSDには書き換え回数の限界がありますが、フラッシュストレージにはSSD資源を有効活用して長寿命化する技術が組み込まれているので、すぐに使えなくなることはありません。万が一に備えて予防交換するサポートもあります。それにSSDはHDDに比べてモーターなどの可動部品がないので、もともと壊れにくいんですよ。

うーん、これまでのSSDのイメージとまったく違うなぁ。

時代は確実にオールフラッシュストレージの流れですよ。
情くん、この図を見てみて。何が読み取れるかしら？

フラッシュの利用が拡大してますね！でもHDDがゼロになるわけじゃないんですね。

えぇ、プライマリストレージはフラッシュで、バックアップやアーカイブはHDDという考え方も残ってはいくと思うわ。低速回転でも大容量で安価だからね。
でも、HDDを製造しているベンダーの数が年々減っているんです。1986年には百社近くもあったベンダー数が、2018年時点ではなんと3社にまで減少！そして、残った3社もフラッシュ事業を強化しています。

うーん、そう言われると心が動くなぁ。もしかして今からHDDでリプレースするのって時代遅れ…？
もっとオールフラッシュのメリットを詳しく教えてください！

はい、お任せください！

それでは、まずはY社様の現行システムを再確認しましょう。

はい！Y社様のストレージの構成はけっこう複雑で…
性能重視の業務には高速回転のHDDをたくさん並べて処理能力のニーズに応えています。それほど性能は求めない業務は低速回転ですが大容量で安価なHDDで構成しています。

実際運用してみるとはじめに決めたポリシーからはみ出す例もけっこうありまして。性能や容量を追加して欲しいといった現場のニーズに応じて、もともとちょっと複雑な構成ですから、追加で設計・構築するのは面倒で。結局、かなり複雑なパズルになっちゃいました。。

なるほど、この構成ならオールフラッシュに置き換えることでいろんなメリットがありますよ！順番にご紹介しましょう。

従来、HDDで性能を求めると、多くのHDDをずらっと並べてRAID1＋0で構成するケースがほとんどだったと思います。

それってまさにうちですね。

もともと高性能なフラッシュストレージであれば、容量効率のいいRAID5で構成しても同等性能以上が得られます。例えば、性能が40,000IOPSで20TBのオーダーを条件に比較してみましょう。

もともと160本必要だったものがたったの4本!?
これで性能が同等以上とは…

フラッシュストレージのすごいところはそれだけではありません。さまざまなコストを抑えられるんですよ。

ほうほう、それはとても気になる情報ですね。

ご覧ください、これがフラッシュストレージによってコスト抑制が期待できる項目です！

えーっ！こんなにたくさんのコストが下がるんですか？

はい！
さきほどご説明したように、フラッシュなら容量効率のいい構成ができますので導入コストダウン。
そして、そもそもフラッシュストレージの消費電力はHDDと比較して低いのが特長のため、電気料金もダウン。
また、HDDと違って可動部品がないので発熱量も低いため、空調費用もダウン。
さらに、フラッシュストレージはコンパクトなのでラックの占有スペースもダウン。
4つのダウンを実現します！

えー、ゴホン。。
あ、IT予算のなかでITインフラの維持管理コスト、特にデータセンターやサーバルームのファシリティコストはかなりの割合を占めるといわれー(棒)、そこを切り詰めいかにせん…りゃくとうし？あっ、戦略投資の枠を広げるかは課題のひとつとされています！(棒)

そ、その通りです！
（資料棒読みかよ…！）

な、なるほどー！
（なるほどだけど棒読みっぽいな～w）

運用される方の負荷軽減という面でもコストメリットがありますよ。
HDD構成はドライブの数が多いので、どうしても故障数が増えてしまい保守対応に時間をとられてしまいますよね。それに比べて、大容量のSSDは少ないドライブ数で構成できますから、保守対応の回数も減ります。

たしかに、そういう時間もトータルでみるとけっこうかかっているかもしれませんね。
オールフラッシュのコストメリット、じゅうぶんにありそうですね！

これも気になる点ですね～
いくらコストが低くなってもここが解消されないと…

「書き込み寿命」があるため耐久性が低いと懸念している方も多いですが、それも過去の話です。
エンタープライスに適用されるSSDは世代を追うごとに進化しています。

あと、製品に搭載されているSSDはすべて3年間の標準保証期間がありますよ！
最大10年間保守もありますので『安心』してご利用いただけます！

長寿命の技術に10年の保守ですか、それだけあれば安心ですね～

設計・構築の面はどうなんでしょう？
いまのシステムを設計する時には、既存ストレージのボリュームの棚卸しが大変だったな～

HDD構成では、性能要件とコストを満たすために複雑な設計が必要でしたよね。でもオールフラッシュではそれがとってもかんたんになります。なぜかというと…

そっか！SSDのコストが下がってぜーんぶフラッシュストレージで構成できれば、もう前みたいに複雑なパズルが必要ないってことですね！

そのとおり！設計がかんたんだから…

短期間で構築・導入できるというわけですね！

二人ともすっかり理解されたみたいですね(笑)

オールフラッシュのメリットがよーーーくわかりました。
今回はぜひ、オールフラッシュストレージでの提案をお願いします！

はい、了解しました！

こんにちは、オールフラッシュ構成でのリプレース後いかがですか？

はい、オールフラッシュを選択して正解でしたよ～。
想定より低いコストでリプレースできましたし、電力消費は1/5に減りました。それに見てください、構成ももんなにシンプルになりました。

性能のほうはどうでしょう？

まったく問題ないです、サクサク動いてます！
性能が良すぎて、大容量データのバックアップ時間が大幅に短縮できちゃいました。これはうれしいオマケですね～

それはよかったです！！

従来のフラッシュストレージのイメージにとらわれずに検討してよかったです。
本当にありがとうございました！