FUTRO
セキュリティ
不正アクセス、改ざん、コンピュータウイルスなどパソコンの脅威は多岐にわたっています。また柔軟なワークスタイルを実現させるためにも、機密情報保持や情報の漏えい対策の必要性はますます高まっています。FUTROには安全性を高めるセキュリティ機能が豊富に用意されています。
使用環境や業務内容に応じて、最適なセキュリティ対策を施すことが可能です。
セキュリティソリューション機能紹介
不正使用対策
AuthConductor Client Basic
標準装備 | U9311M、A5511M、S7011 |
---|
強固なセキュリティ対策として仮想環境を導入しても、本人認証の手段がパスワードによる認証だけでは「なりすまし」のリスクがあるため不正使用を確実に防ぐことはできません。
「AuthConductor Client Basic」ならパスワードのかわりに手のひら静脈、指紋、顔で認証できますので、第三者による不正使用を防止でき、より高いセキュリティ環境を実現します。
1.さまざまな認証方法の中から、お客様の運用に合わせてチョイスが可能
- さまざまなセキュリティデバイスを使って、Windows・仮想環境にログオンするときのIDやパスワードの手入力を代行します。忘却や漏えいなどの可能性が高いIDやパスワードの入力をセキュリティデバイスが代行することにより、より安全で確実な本人認証を実現します。複数のID、パスワードの組み合わせを覚える必要がなくなりますので、利便性も大幅に向上します。さらにセキュアの認証が必要な場合は、2つの認証方法を組み合わせて認証する二要素認証も可能です。AuthConductorなら、お客様が望む運用やセキュリティレベルに合わせて、さまざまな認証方法を自由にチョイスすることができます。
※顔認証をご利用の場合は「AuthConductor Client 顔認証オプション V2」(別売)が必要です。
2.インストールしたらすぐに運用を開始できるので、スピーディな導入を実現
- 富士通がおすすめするセキュリティポリシーがあらかじめ設定されているので、面倒な設定をしなくても、すぐに運用を開始できます。手のひら静脈や顔の登録など、設定のタイミングはAuthConductorがお知らせしますので、お客様は案内にしたがって設定するだけのカンタン設計です。
3.シンプルでわかりやすいマネージメントツール
- ツールに書かれている説明文を読むだけでカンタンに設定できます。お客様からいただいたご意見をもとに、ツールの使いやすさには徹底的にこだわりました。
従来製品と比べて設定項目をわかりやすく配置したり、運用開始後にシステム管理者の方がよく使うメニューをツールボックスに集めたりするなど、操作性をさらに向上しました。
4.シンクライアントモード
- 書き込み保護(UWF)が有効でも、生体やポリシーなどの情報に限り、フラッシュメモリに保存できます。システム管理者が書き込み保護の設定を変更する必要がなく、シンクライアントなのに、まるでパソコンのような感覚で設定が可能です。
5.運用ポリシーの集中管理
- 新たにサーバーをご用意いただく必要はありません。お使いのファイルサーバーなどを使って、認証方法やシングルサインオンの有無など、システム管理者の方が決めた運用ポリシーを集中管理することができます。これにより、運用を開始したあとでもカンタンにポリシーの変更が可能です。
6.シングルサインオン
- セキュリティデバイスによる認証を一度行えば、次にサインインするアプリケーション、業務システムへのサインインもAuthConductorが自動で代行します。業務システムごとに認証操作を行う必要がなくなりますので、利便性が大幅に向上します。
手のひら静脈センサー※
※Windows Helloには対応していません。
カスタムメイド* | U9311M、A5511M |
---|---|
オプション(別売)* | S7011 |
【特長】
- 高い安全性:静脈は個人ごとに異なる体内情報なので、盗まれ難く、偽造によるなりすましが困難です。
- 高い認証精度:手のひらの静脈は本数が多く複雑なため、高精度の識別能力を発揮します。
- 高い受容性:静脈は血管が太いため乾燥や寒暖に左右されにくく、安定した認証が可能です。
- 完全非接触:センサーに触れずに操作可能なため、利用者の抵抗感が少なくなります。
注:別売の外付けのセンサーのPalmSecure-Fシリーズもあります。
【できること】
- 「AuthConductor Client Basic」「AuthConductor Client Basic Plus(別売)」を使用して、Windows・仮想環境にログオンするときに手のひら静脈認証ができます。手のひら静脈認証がIDやパスワードの手入力を代行することにより、より安全で確実な本人認証を実現します。
【対象機種】
指紋センサー※
※Windows Helloには対応していません。
標準装備 | U9311M |
---|---|
カスタムメイド | A5511M |
オプション(別売) | S7011 |
【特長】
- 指をスライドまたはタッチするだけで、簡単に本人認証が行えます。
- 各ユーザー固有の指紋を使うため、個人の特定に適し、盗難や忘却のない利便性に優れたセキュリティです。
- 富士通独自の「適応型特徴相関法」で指紋を特殊データ化するため、指紋の画像自体は保存されず、データからの指紋再現も不可能です。
【できること】
- 「AuthConductor Client Basic」「AuthConductor Client Basic Plus(別売)」を使用して、Windows・仮想環境にログオンするときに指紋認証ができます。指紋認証がIDやパスワードの手入力を代行することにより、より安全で確実な本人認証を実現します。
【対象機種】
WEBカメラ(顔認証)※
※顔認証をご利用の場合は「AuthConductor Client 顔認証オプション V2」(別売)が必要です。
※Windows Helloには対応していません。
カスタムメイド | U9311M、A5511M |
---|
【特長】
- WEBカメラにより、顔による本人認証が可能になります。
【できること】
- 「AuthConductor Client Basic」「AuthConductor Client Basic Plus(別売)」を使用して、Windows・仮想環境にログオンするときに顔認証ができます。顔認証がIDやパスワードの手入力を代行することにより、より安全で確実な本人認証を実現します。
【対象機種】
BIOSのセキュリティ強化
【特長】
- BIOSがウイルスなどから攻撃を受け不正に書き換えられていないかをチェックします。
攻撃にあった場合でも元の状態に戻すことができます。
対象機種に搭載されているBIOSでは、米国のセキュリティガイドラインであるNIST SP800-147/155/193で規定されているセキュリティ要件を実装しています。
【対象機種】
セキュリティ機能一覧表
●:標準装備、〇:カスタムメイド、- :設定無し、▲ :別売りオプション
対象 | 主な使用目的 | 機器/ソフト名 | 適用機種 | ||
---|---|---|---|---|---|
Thin Client | |||||
ノート型 | デスクトップ型 | ||||
U9311M | A5511M | S7011 | |||
不正使用対策 | 使用者の認証など | 手のひら静脈センサー | 〇 | 〇 | ▲ |
内蔵指紋センサー | ● | 〇 | - | ||
WEBカメラ(顔認証) | 〇 | 〇 | - | ||
FeliCaポート | - | 〇 | - | ||
指紋認識装置(FS-500U) | ▲ (注1) |
▲ (注1) |
▲ | ||
その他のセキュリティ対策 | BIOSへのウィルス攻撃のチェックなど | BIOSのセキュリティ強化 | ● (注2) |
● | - |
-
(注1)内蔵型指紋センサー搭載時は非対応です。
-
(注2)2021年4月版以降のカタログに掲載されている機種のみ。