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MetaFrameサーバ上でXLプリンタを使用した際に発生する不具合について

本ページでは、Citrix(R) MetaFrame(R) が動作しているサーバ上でXLシリーズプリンタを使用した際に発生する可能性のある不具合について説明いたします。

現象

MetaFrameサーバ上で「Printia XL プリンタドライバ V11.00」を使用すると、マッピングプリンタの作成時にMetaFrameサーバ上のスプーラサービスが異常終了する場合があります。この結果、印刷が不可能になる、プリンタアイコンがすべて消えるなどの現象が発生します。

対象プリンタ

本ページの記載内容の対象となるプリンタ機種名およびドライババージョンは以下の通りです。

機種名 ドライババージョン
XL-5400/XL-5900
XL-5350/XL-6300/XL-6700
XL-5370/XL-5770
XL-5250/XL-5750/XL-6200
XL-5330/XL-5340/XL-5730
XL-5320/XL-5720/XL-6100
XL-5310/XL-5510/XL-5710/XL-5810/XL-6010
Printia XL プリンタドライバ V11.00

対象OSおよびMetaFrameのバージョン

本ページの記載内容の対象となるOSおよびMetaFrameのバージョンは以下となります。

  • Windows Server(TM) 2003+ターミナルサービス / MetaFrame Presentation Server 3.0
  • Windows(R) 2000 Server(SP4)+ターミナルサービス / MetaFrame Presentation Server 3.0
  • Windows(R) 2000 Server(SP4)+ターミナルサービス / MetaFrameXP 1.0 FR3(SP3)
  • Windows NT(R) Server Version 4.0 Terminal Server Edition(SP6) / MetaFrame1.8(SP4)

発生原因

V11.00のプリンタドライバでは、MetaFrameのマッピングプリンタを作成する際にレジストリキー(文字列)を作成するためのバッファメモリを獲得していますが、獲得したメモリのサイズが実際に書き込む文字数より少なかっために、実際に獲得したメモリ領域を超えた部分にまで文字列を書き込んでしまい、メモリの不正アクセス(ヒープメモリの破壊)が発生していました。

影響範囲

本不具合は、MetaFrameのマッピングプリンタ作成時のみの処理であり、MetaFrameのマッピングプリンタを使用しない通常の環境では現象は発生しません。また、この変更はV11.00のプリンタドライバで行った変更ですので、それ以前の古いバージョンのドライバでは発生しません。

対処方法

上記の不具合を修正した、最新版のプリンタドライバ(V11.01以降)を「ドライバダウンロード」からダウンロードして使用してください。