Windows 10への移行を契機に、クライアント環境を変革。
仮想デスクトップ(VDI)の導入で
運用工数削減しワークスタイル変革も実現
Windows 10に移行するのを、クライアント環境を仮想デスクトップ(VDI)に切り替えようという企業が増えていることはご存じでしょうか。働き方改革を推進するうえでテレワーク環境を整備する企業が増えてきました。また、サイバー攻撃の脅威も高まる一方です。Windows 10+VDIにすることで、働き方改革の推進、セキュリティの強化、さらには、IT担当者の運用工数軽減を同時に実現できます。
Windows 10への移行で留意すること
働き方改革の実現に向けたテレワーク環境の整備や、高度化するサイバー攻撃に対応するためには、これまで以上にセキュアなIT環境を構築することが求められます。そのためには、最新のセキュリティ対策が行えるWindows 10への移行は必須と言えるでしょう。
しかし、Windows 7の延長サポート終了が迫る中、まだ多くの中小企業ではWindows 10への移行が進んでいない状況です。「早くうちも移行しなければ・・・」と検討中のIT担当者の方も多いでしょう。そうした中で、Windows 10への移行をきっかけにして、クライアント環境を仮想デスクトップ基盤(VDI)に切り替えようという企業が増えています。その理由は、VDI にすることによって、さまざまなメリットが生まれるからです。
Windows 10では機能拡張やセキュリティ向上のために、年2回定期的に大規模な機能アップデート(Feature Updates)が実施されます。このため、IT担当者はそのつど個々のPCの更新対応や、ユーザーへのサポートが必要となります。こうした作業が社内のあちこちで発生し対応に追われることは、IT担当者にとって大きな業務負担となるでしょう。
VDIにすることで、IT担当者はこうした運用管理負荷を軽減できます。また前述した、テレワーク環境の整備やセキュリティ強化も同時に実現できます。
テレワークの実現などワークスタイル改革に対応
働き方改革関連法が施行され、場所や時間に縛られずに働くことができるテレワーク環境を整備する企業が増えてきました。VDIは特定の端末ではなくサーバ上にデスクトップ環境を構築することで、オフィス内にとどまらない業務環境を実現できるようになります。VDIによってテレワーク環境を容易に実現でき、在宅勤務、モバイルワーク、サテライトオフィス勤務といった多様な働き方を実現できるのです。
VDI にすることで、セキュリティを強化
テレワークにはPC紛失などによる情報漏えいのリスクがつきまといます。そのため情報漏えいを恐れてテレワークの採用を躊躇する企業もありますが、VDIであれば情報漏えいのリスクを軽減できます。
VDIは、データセンターなどでクライアント環境を仮想化させて集中管理します。各PCはデータセンターにアクセスし、画面転送される形で個別のPCを操作することになります。つまりPCはあくまでデータセンター内にある仮想クライアントを操作することになり、PC内部にはデータを保持しません。そのため、PCを紛失した場合でも、重要な情報を盗まれることもありません。
また、セキュリティパッチなどもすぐにすべてのPCに適用することができるため、最新のセキュリティ対策が可能です。
システムの一元管理で、運用効率が向上
VDIはデスクトップ環境を仮想化して集中運用するため、クライアントの環境を一元的に管理できます。OSやアプリケーションのアップデートなどを個別に行う必要がなくなり、エンドユーザーからの問い合わせもなくなるため、IT担当者の負荷を大幅に軽減できます。また、新規に端末を入れる場合でも、1台1台個別に環境を構築する必要がなくなることも大きなメリットです。エンドユーザーが危険なアプリをダウンロードするといった動きも簡単に監視することができるとともに、管理者側からリスクの高い操作をできなくすることも可能です。
2ノードからのスモールスタートが可能な
「PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack HCI」
では、VDIはどのようにして構築すればよいのでしょうか。これまでVDI導入というと、大規模でコストがかかり過ぎるといったイメージがありましたが、最近では状況が異なってきています。
富士通では、VDI導入に適しているハイパーコンバージドインフラストラクチャー製品、「PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack HCI」を提供しています。同製品は、ストレージをサーバに統合することでシンプルな構成を実現した垂直統合型の仮想化基盤です。初期投資を抑えつつ、小規模でのVDIをスタートさせることができます。
「PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack HCI」は、設定作業を事前に行っているため導入してすぐにVDIを稼働させることが可能です。また、富士通のノウハウを組み込むことで、運用・増設・管理の簡略化を実現しています。Windows Admin Center(WAC)により、オンプレミスおよびMicrosoft Azure(クラウド環境)の統合管理を実現し、オンプレミスからクラウド環境への定期的なデータ保護などのハイブリッド運用が可能です。
また最小2ノードからのスモールスタートが可能で、必要なタイミングでの増設も簡単・迅速に行える点も好評です。
富士通のHCI(FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack HCI)
クラウドサービスでVDI環境をより身近に
もっと手軽にVDIを利用したいというユーザーのために、富士通ではV-DaaSというサービスを提供しています。このサービスは、VDIの環境をSaaSの形で提供するもので、ハードウェアを購入し環境構築しなくても、すぐにVDIを利用できます。利用料金は初期費用以外、毎月の定額料金を支払うだけです。
富士通のクラウド型 仮想デスクトップサービス(V-DaaS)
V-DaaSは、トライアルとして一部の部署でVDIを試してみようというユーザーに人気があります。まずはV-DaaSで運用し、効果測定をした後、PRIMEFLEX for Microsoft Azure Stack HCIで本格的な環境構築に取り組むといった利用方法です。
また新たにVDIを利用し、Windows 10への移行を行う企業には、PCの切り替え時期を同時に迎えるという企業も少なくないでしょう。
富士通では、テレワークに最適なPCとしてウルトラスリム・モバイルPC「LIFEBOOK U939」を提供しています。同製品は、薄さ約15.5mm、重さ約777グラムの超軽量モデルです。VDIに切り替え、従業員がオフィス以外の場所で仕事をするようになれば、PCも軽くて丈夫なものに切り替え、より仕事のしやすい状態にしたいものです。
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