Windows 10
アップデートに備える
最適な運用をご提案
システム部門の負荷を
軽減する運用事例
Windows 10における運用課題
Windows 10では、機能アップデート方法が大きく変わりました。従来はWindows 7 → Windows 8.1というように、3年に1回程度のメジャーバージョンアップごとに機能が提供されていくサイクルでしたが、Windows 10ではWaaS (Windows as a Service)という概念のもと、年2回の「機能更新プログラム:FU(Feature Update)」を配信してアップデートする方式になりました。
新たな機能が無償で提供されることはメリットですが、大型の機能アップデートの際にトラブルに⾒舞われるケースも多くあります。
導入後のよくあるトラブル
ネットワークの遅延
アップデートファイルは大容量になるため、ネットワークを圧迫する可能性があります。
業務システム・アプリの不具合
アップデートにより業務アプリ等が使用できなくなり、業務が停止する恐れがあります。
利用者からの問い合わせ増加
アップデート時にエラー等が発生し、利用者からの問い合わせやトラブル解消にシステム部門の負荷が大きくなりがちです。
賢い運用に備える対応策
自社にあわせた運用設計
FUや「品質更新プログラム:QU(Quality Update)」を「いつ」「どのPCに」展開するのかを考慮し、自社にあわせた運用設計をする必要があります。
PCの利用ポリシーを定め、マイクロソフトからFUが配信されてもユーザーが勝手にアップデートできないよう統制する必要があります。
一般的なオフィスワーク向けの配信モデルであるSemi-Annual Channel(SAC)のサポート期間は18か月のため、アプリケーションの検証や端末への配信準備などを短期間の配信サイクルに合わせて実施していく必要があります。
配信方法への対応
アップデートファイルは大容量になるため、アップデートを制御できるシステム構築(WSUS・SCCMなど)の検討が必要です。
展開拠点が多い企業では、本社に比べて回線が弱い拠点が多いため、インフラ・ネットワークの増強等が必要になるケースもあります。
アプリケーションの動作検証
動作検証が必要なアプリケーションを調査し、検証を実施。問題がある場合は改修計画を立てます。FUの度に動作検証を行うため手間のかかる作業となり、効率的に実施していく必要があります。
富士通エフサスが提案する運用支援
富士通エフサスが提案する運用支援
機能更新プログラム配信
■機能更新プログラム配信検証
■機能更新プログラム配信ツール導入
■機能更新プログラム配信運用
■プロビジョニング展開
アプリケーション管理
■PCマスター検証
■PCマスタ管理
■PCインベントリ収集
■PCマスタ配信(展開)
■3rd パーティーパッチ配信
ヘルプデスク
トラブル対応
ヘルプデスクトラブル対応
セキュリティ
管理
セキュリティ管理
構成・資産管理
当社では早期からWindows 10 の移行専門部隊を発足。数々の大規模な運用経験で培った確かなノウハウを基に、高品質で効率的なWindows 10 運用を実現します。
Windows 10運用関連サービスや最新の仮想デスクトップサービス、セキュリティ運用、Office 365、AD等も組み合わせ、最適な運用管理をワンストップで実現します。
富士通グループで実施している働き方改革の社内実践をもとに、ニューノーマルにおけるお客様の働き方を支援する基盤を提供します。
運用事例
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全国各拠点1,000台のPCをWindows 10に移行
LCM体制の構築で安定的なアップデート運用管理を実現A社様
小売業背景
A社様では、本社・子会社・各店舗等の全国各拠点において約1,000台の端末をWindows 10 Proへ移行され、当初からFUにどのように対応すべきかとお悩みを抱えていらっしゃいました。マイクロソフトより最新のセキュリティサポートを受けられるよう、随時リリースされるFUに対応する必要がありますが、Windows 10の配信サイクルで運用するには、短期間でも十分に検証を行わなければならず、お客様システム環境を理解している富士通エフサスにご依頼がありました。
お客様の懸念
① 全拠点の端末に対してFUとQUの配信・適用管理を行う必要がある
② FU適用により、アプリが動作しなくなる、デスクトップの変更による画面レイアウト修正が起こる等の可能性がある
③ 利用者からの問い合わせ多発が想定される
運用プロセス
富士通エフサスでは、Windows 10移行前の検討・準備段階からネットワーク運用設計、配信システムの構築、移⾏後の運⽤、ひいてはライフサイクル管理まで、A社様システム部門と役割分担をしながら、包括的にご支援しています。A社様の運用に関しては、まず初めにバージョン1903(FU)を適用し、そのアセスメントと経験をもとに定期運用に向けたスキームを構築するという以下の3ステップで安定的な稼働をご支援しています。
① バージョン1903(FU)の適用
本社/子会社/店舗それぞれでのFU適用手順・方法を明確化し、配布および適用を実施
② LCM体制の構築
「バージョン1903(FU)の適用」結果を活かし、配信環境の整備、運用体制を構築
③ LCM体制による定期運用(バージョン2003~)
構築した運用体制にてアプリの事前検証やテスト配信を行い、バージョン2003の配布・適用から運用
SEが語る 運用設計のポイント
運用の検討漏れがあれば後で⼤きな⼿戻りが発⽣し、コストアップに繋がってしまいます。
今回は、バージョン1903の配信結果を活かしたうえで、A社様システム部門と配信スコープ(配信対象端末・モジュール・適用サイクル・配信ネットワーク・適用条件・端末検証・トラブル対応の範囲等)や配信/方式等を十分検討させていただき、お客様環境にあった運用をご提案しました。富士通エフサス 浅岡一明
ポイント①
半年ごとにリリースされるFUすべてを適用するのではなく、FU:年1回、QU:3ヶ月1回とすることで運用負荷を軽減。ポイント②
試験配信/本番配信の2段階で配信を実施。また、本社/子会社/店舗と状況に応じたグループ配信を行うことで、トラブルを最小限にとどめ、ネットワーク負荷も軽減。ポイント③
WSUS連携の専用ネットワーク回線を使って適用状況確認だけでなく負荷監視も実施。運用の適正化とネットワーク圧迫による業務遅延を防止。富士通エフサス
浅岡一明ポイント④
配信時/適用時/適用後の3つのトラブルを想定し、専用ヘルプデスクを設置。システム部門の負担を軽減。さらに、テレワークが基本となる新たな働き方において、当社では仮想デスクトップの導入をオススメしております。仮想デスクトップは、利用者のPC(デスクトップ)環境がサーバ上に用意され、社内や外出先などから同じデスクトップ環境にアクセスして利用できます。また、端末にデータが残らないため、端末の盗難・紛失時の情報漏えいリスクが低減します。
当社では、富士通グループ8万人の社内実践を含む、仮想デスクトップ導入で培った豊富なワークスタイル変革の実績があります。テレワーク環境における最適な運用もワンストップで実現します。
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片手で軽々持てる質量約777g※、カバンに入れて楽々持ち運べる薄さ約15.5mm
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Windows 10移行ソリューション
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