このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. コンピュータプラットフォーム >
  3. 法人向けPC・タブレット >
  4. 導入事例 >
  5. タブレット導入事例 -大同生命保険株式会社様

タブレット導入事例 -大同生命保険株式会社様

ビジネスのこんなところにタブレット。タブレット導入事例-大同生命保険株式会社様

タブレットで保険商品の説明から契約の手続きまでを実現し、
お客様の満足度向上や負担軽減と、業務効率向上を両立。

大同生命保険株式会社(以下・大同生命)は、営業端末として活用していたノートPCをタブレットにリプレース。法人のお客様へのコンサルティングから、商品提案、保険申込手続き、ご契約の保全対応にいたるまでタブレットで行うことによって、契約までの時間短縮や効率化を実現できる環境が整った。大画面ながら軽量で、長時間駆動のバッテリーを備え、FeliCaにも対応した富士通のタブレットを選択。同時にデータの遠隔消去など高いセキュリティも実現した。

【 導入事例概要 】
業種 保険業
ハードウェア 大同生命向けオリジナルタブレット「エース・ウィズ」
OS Windows 7 Professional
CPU インテル®Core™ i5-3427Uプロセッサー(1.80GHz)
液晶 12.1型XGA 1024 X 768ドット
薄さ 13.5~14.9mm
軽さ 914g
【 課題と効果 】
1 営業用のモバイル端末を一新し、申込手続き時のお客様の負荷を軽減しつつ現場での効率的な営業活動につなげたい 従来のノートPCからタブレットに変更し、軽量ですぐに社内システムへの接続ができ、使いやすさが向上
2 複数案件の同時契約が多く手間がかかっていた手続きを、セキュリティを確保しながら効率化したい 端末での快適な契約手続きを実現。同時に遠隔データ消去などのセキュリティ対策でデータを保全
3 社員証としても認証デバイスとしても活用してきたFeliCaをタブレットの認証でも活用したい FeliCa対応の社員証でのPCログインで、セキュリティと使いやすさを両立

導入の背景

定着しなかったノートPCに代わり、新営業端末としてタブレットを検討

大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト プロジェクト・マネージャー 大江紀貴氏

大同生命保険株式会社
営業企画部
営業活動革新プロジェクト
プロジェクト・マネージャー
大江 紀貴 氏

大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト シニア・プロジェクト・マネージャー 山本収氏

大同生命保険株式会社
営業企画部
営業活動革新プロジェクト
シニア・プロジェクト・マネージャー
山本 収 氏

大同生命は、営業担当者の利便性や効率化を目指し、ノートPCによる営業端末「エース・ナビ」を利用してきた。しかし、必ずしも活用が進まなかったと大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト シニア・プロジェクト・マネージャー 山本収氏は次のように語っている。「以前導入したノートPCは重く、バッテリーが1日持たないこともあって、結局外出先での利用は定着せず、依然紙ベースでの営業が主流でした」

しかし近年、個人向けのタブレットが人気を博し、企業でも活用され始めたことから、同社でもタブレットの活用を検討開始。より効率的な営業活動実現に向けて、2012年4月「営業活動革新プロジェクト」を立ち上げ、導入に向けて動き出した。

同社は中小企業経営者向けの保険に強く、契約のほとんどが企業向けである。そのため、一度の契約が複数になることが多く、契約書類だけでかなりの厚さになる上、記入漏れなどがあると持参して再度記入してもらうなど、手間も時間もかかっていた。そこで、新たに導入するタブレットでは、複数契約を現場で完結することを目指した。

当初はiPadも考えたが、最終的にはWindowsタブレットを選択。その理由を大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト プロジェクト・マネージャー大江紀貴氏は、「現行システムはWindowsベースで開発しているため、他のOSの端末を採用した場合は、新たなシステム開発が必要になり、多額のコストがかかります。そのため、Windowsタブレットに絞って検討しました」と話す。

導入のポイント

大画面ながら軽量でFeliCaが使える富士通のタブレットを選択

大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト アシスタント・プロジェクト・マネージャー 戸田健太郎氏

大同生命保険株式会社
営業企画部
営業活動革新プロジェクト
アシスタント・プロジェクト・マネージャー
戸田 健太郎 氏

数社のWindowsタブレットを比較検討した結果同社が選んだのが、富士通のタブレットである。その主な理由は、12.1型と画面が大きい割に914gと軽いこと、短時間充電で長く使えるバッテリー、そしてFeliCa認証ができること。とりわけ、同社はFeliCa対応の社員証を事務所への入館証や出退勤管理でも利用しており、以前の営業端末「エース・ナビ」でも認証に利用していたため、FeliCa対応は絶対条件だった。大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト アシスタント・プロジェクト・マネージャー 戸田健太郎氏は、「セキュリティを考えると二要素認証は必須で、他社はいずれもUSBによる認証を勧めてきました。富士通はFeliCaリーダーを内蔵できるということで、そこは大きなポイントでした」と語っている。

同社では、タブレットが業務にできるだけフィットするよう、様々なカスタマイズを実施。富士通のタブレットに決めた後も仕様の策定までに半年程度をかけ、専用タッチペンの書き心地やスピーカーの音量、FeliCaリーダーの位置など、細部までこだわって作りこんだ。とりわけ専用タッチペンは、契約時に顧客がサインをする際に使うものであり、その書き味に満足するまで徹底して調整を依頼。最終的に筆跡をほぼ完全に再現できるようになった。

そのこだわりはカバーにも及ぶ。大江氏は、「全体を覆えて、立てかけても寝かせても使え、FeliCaを置く場所のガイドをつけなおかつ軽いものをお願いしました」と語っている。

写真 1:紙への署名と違和感がないよう、専用タッチペンの書き心地には徹底的にこだわった。筆圧を感知し、トメやハライなども美しく再現できる。

写真 1:紙への署名と違和感がないよう、専用タッチペンの書き心地には徹底的にこだわった。筆圧を感知し、トメやハライなども美しく再現できる。

写真 2:大同生命のロゴカラーであるブルーをあしらった特製のカバー(左)。署名時などには適度な傾斜が付き(中央)、プレゼン時にはスタンドにもなる(右)。

写真 2:大同生命のロゴカラーであるブルーをあしらった特製のカバー(左)。

導入効果

説明から契約までその場で完結し現場からの評価も高い

新端末「エース・ウィズ」は、2013年12月に埼玉県下と東京渋谷地区で300台導入済み。実際に使いながら対応可能な調整を行いつつ、2014年2月に2,900台、同3月に3,800台、合計7,000台を全国で導入。全国の営業担当者にひとり一台配布する。

社内では、立てかけスタンドにもなるカバーを使用し、キーボードを接続することで、ノートPCのように利用。営業先では、商品説明もタブレットで実施する。従来は、突然質問された商品のパンフレットを持ち合わせていないと後日持参することもあったが、タブレットならすべての商品情報をその場で見せられる。申し込みも行えるので、実際に利用している営業担当者から、「ご案内からすぐ申し込みにつながった」という声も聞こえてきている。契約時は記載事項のチェックをその場で行えるので、記入ミスによる手戻りもほとんどない。また、工場などデスクがない場所での契約は、紙の場合、記入場所に困っていたが、タブレットならどこでも手続きができて便利など、想定外の評価も上がってきている。

写真 3:普段使っている社員証を端末認証にも利用。カスタマイズでFeliCaリーダーを背面に内蔵した。カードが落ちないよう、タブレット本体の背面にはガイドとなるリブが付いている。

写真 3:普段使っている社員証を端末認証にも利用。カスタマイズでFeliCaリーダーを背面に内蔵した。カードが落ちないよう、カバー背面にはガイドとなるリブが付いている。

写真 4:お客様の加入条件をヒアリングしながら、その場で素早くシミュレーション結果を表示することもできる。タイミングを逃さないご案内がスピーディーな契約に結び付くケースが増えているという。

写真 4:お客様の加入条件をヒアリングしながら、その場で素早くシミュレーション結果を表示することもできる。タイミングを逃さないご案内がスピーディーな契約に結び付くケースが増えているという。

大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト 小川広明氏

大同生命保険株式会社
営業企画部
営業活動革新プロジェクト
小川 広明 氏

基本的に顧客情報などはサーバー上に置いているが、申し込み手続きだけは、データをダウンロードしてオフラインで行えるようにした。山本氏は、「重いデータのやり取りは通信環境に依存します。申し込みが通信状況の問題で行えないとなると、結局使われなくなってしまいます。それでは意味がないので、どのような通信環境であってもスムーズに申し込み手続きができる機能の開発が必要でした」と語っている。もちろん、サーバーにデータを送った後は、端末側のデータを削除。さらに、データが残った状態で端末を紛失してもデータを消去できるよう、富士通のリモート消去サービスを採用した。

その他、テレビ電話で専門担当者と顧客をつないで、喫煙者かどうかを判定する「コチニン検査」を行ったり、カメラで名刺を読み取ってデータ化するなど、多彩な用途に利用している。

使い心地について、最近まで営業担当だった大同生命保険株式会社 営業企画部 営業活動革新プロジェクト 小川広明氏は、「以前の端末は、起動して、モバイルカードをつないでと接続までにかなり時間がかかり、急いでお客様の質問に答えたい時などストレスを感じていました。それが、今はタブレットを立ち上げると同時にシステムにつながり、すぐに情報を参照・回答できるので、非常に使いやすくなったと思います」と語っている。

今後の展開

導入後も、新たなシステムの導入や用途の拡大により、価値の最大化を目指す

プロジェクトは、2014年3月の7,000台導入でひとつの節目を迎えるが、さらに、顧客情報に応じた活動プランを自動でナビゲートするソフトウェアの導入など、営業支援システムの強化を予定。さらなる利便性の向上を目指している。

富士通への評価について山本氏は、「当社の仕様が二転三転することもありましたが、富士通には常に真摯に、スピーディーに対応してもらえ、安心してお願いできました。今後も富士通の協力を得ながら、さらに優れた端末に成長させていきたいですね」と語る。

今回、業務にフィットした営業ツールとしてタブレットの導入を実現させた大同生命。この端末の成長とともに、ビジネスもまた発展していくに違いない。

【大同生命保険株式会社様 概要】
ユーザープロフィール 太陽生命、T&Dフィナンシャル生命とともに、T&D保険グループの中核を担う生命保険会社。「企業保障のエキスパート」として、重大疾病罹患時に高額の保険金を一時に支払う「Jタイプ」、入院による一時離職に備える「Mタイプ」、経営者個人の相続対策や資産形成に有効な保険など、企業経営者のリスクをトータルで保障する商品ラインアップの充実に努めている。
所在地 大阪府大阪市西区江戸堀1-2-1
東京都港区海岸1-2-3
設立 1947年7月14日
ホームページ 大同生命保険株式会社様 ホームページ 新しいウィンドウで表示

Intel Inside® のタブレットでビジネス対応のセキュリティー。

ご紹介した製品

大同生命向けオリジナルタブレット「エース・ウィズ」

大同生命保険向けオリジナルタブレット「エース・ウィズ」

12.1型XGA液晶ディスプレイを備えたタブレット。OSは、Windows 7 Professionalを採用した。約7時間の長時間駆動と短時間で充電できるバッテリー性能を装備。静電容量方式と電磁誘導方式を採用し、専用タッチペンの書き味にこだわり、ほぼ完全に筆跡を再現できる性能を持つ。FeliCaリーダーを実装し、社員証を用いた個人認証が可能。914gと、1kgを切る軽さを実現した。また、 手ぶれ防止機能がついたカメラを表裏両面に内蔵しており、多目的に活用できる。

 

お見積り・ご購入、お問い合わせ

ご購入に関するお問い合わせはこちら

【導入事例(PDF版)】

インテル® core™ i7 プロセッサー、インテル® core™ i5 プロセッサー、インテル® core™ i3 プロセッサー、インテル® core™ i5 プロセッサー、インテル® Atom™ プロセッサー、Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Core Inside は、アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation の商標です。