春一番が吹いて、本格的な春を迎えるのも、もうすぐですね。
春一番とは、立春から春分の間に南から吹く、平均風速が毎秒8メートル以上の強い風をさします。(気象庁)
特に太平洋岸が顕著だそうです。
西高東低の冬型の気圧配置が崩れると、今まで太平洋岸を通過していた低気圧が、コースを日本海に向けるようになります。
この日本海低気圧のうち、春先、最初に発達して通過する低気圧に吹き込む強い南風を春一番といいます。
もともとは、安政6年(1859)に長崎県の漁村で春先の強い突風にあい遭難事故が起きて以来、この時期の強い南風を「春一(はるいち)」や「春一番」と呼ぶようになったのが由来だと言われています。
また、春の強風は地域やニュアンスによっていろいろな呼称があります。
春疾風(はるはやて)、春荒(はるあれ)、春嵐 などなど・・・
春が待ち遠しいですね。