いくつも寄りそって咲く福寿草は、「元日草」「正月花」「朔日草」「賀正蘭」
等の異名を持っています。
黄金色という花の色もおめでたいことから、縁起物として江戸時代から正月に飾られていたそうです。
もう少し暖かくなると、日当たりの良い庭や土手に小さな茎芽が顔を覗かせますね。
福寿草は太陽と共に花が開閉する植物のひとつです。
うららかな日中は小さな花弁をいっぱいに開いて輝きを受けとめ、寒空が凍み通る暗い午後には 花弁を縮めてひたすら耐えているようです。
手のひらにおさまってしまうくらいの小さな植物が、凍風の吹く中を健気にがんばっている姿はいじらしいですね。
また、この花は春の訪れを告げる花でもあります。冬の寒さに疲れた人の心を癒し、春が近いという希望を与えてくれます。
花言葉は「思い出」「祝福」「幸運を招く」「永久の幸福」など。
新しい年が素晴らしい年になりますように。