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いつまでも「夏が終わらない」今年の暑さ。それでも空の色や雲に秋の気配を感じられるようになりました。本格的な「秋」が待ち遠しいですね。
9月9日には「重陽の節句」を迎えます。別名「菊の節句」ともいいます。
重陽の節句は、中国から伝わった五節句のひとつです。陰陽道では陽(奇数)のパワーが極まる日とされていて、厄を祓い、無病息災を祈って季節の食物を神にささげました。
平安時代には菊を愛でながら、酒席が華やかに催されていました。菊の持つ生命力にあやかり、寿命を延ばすと信じられていた菊の花を浸した菊酒が飲まれていたそうです。
今では知らない人も多い「菊の節句」ですが、「栗の節句」ともいって、この日に栗ごはんを食べる地方もあります。
◆季節の色--------------------------------
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【承和色】(そがいろ)
平安時代、承和年間、仁明天皇が黄色の菊を好んだことにちなんだ色 |
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【蒸栗色】(むりぐりいろ)
蒸した栗の実のような淡い黄 |
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【栗皮色】(くりかわいろ)
栗の実の皮のような、暗い赤褐色 |
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【洒落柿】(しゃれがき)
僅かに赤みのある黄色 |
*色はイメージです。
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