Vert(ヴェール)とは、フランス語で、緑色。野山の草木に、柔らかな新しい葉が芽吹き出 した色をさします。これから6月にかけて、美しい色が見られます。
日本では、昔から緑と青を混用していました。緑の樹木におおわれた島は青島、白砂青松 の青松、青梅、青虫などなど・・・
さらに、「目に青葉やまほとどぎす初かつお」や「青丹(あおに)よし奈良の都は・・・」などの青も実際には緑に近い色と想像できます。
植物の緑は、クロロフィル(葉緑素)によるものですが、このクロロフィルの光合成によって植物自身も生き、人間や動物たちは酸素をもらい、食物として食べ、栄養をもらっています。グリーンは生物が生きていくうえで、必要不可欠なのですね。
街路樹の緑を見ながら、感謝をこめて大きく深呼吸!
◆季節の色--------------------------------
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【Vert】(ヴェール)
黄色とブルーの混じった、まさに正しい緑色。5月から6月のはじめにかけて少しずつ濃い色になった野山の草木の色。 |
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【Vert pomme】(ヴェール・ポンム)
青リンゴの色。輝くようなライトグリーン。青いリンゴをかじったときの甘酸っぱいさわやかなイメージ。 |
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【Vert prairie】(ヴェール・プレーリー)
ロッキー山脈の東側、アメリカからカナダにかけて広がる大草原「プレーリー」の草の色。のびやかな風景が想像できます。
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【Absinte】(アブサント)
ニガヨモギ酒(アブサン酒)の色。ニガヨモギの葉にアニス、ウイキョウ、の葉などをくわえたリキュールで、度数は68度。 |
*色はイメージです。
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