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ナルシス ・フェスティバル |
水仙に似た可憐なナルシスは、春先にスイス・リヴィエラの山の上に、真っ白な花が群生することから「5月の雪」と呼ばれ、昔から愛されています。 1897年から1957年まで、開花にあわせて毎年、フェスティバルが開催されていました。 オペラやバレエ、有名アーティストの舞台の他、ナルシスの花で飾られた山車のパレードなどもあり、盛大に行われていたそうです。 しかし、交通規制などの問題から、惜しまれつつも1957年に幕を閉じました。 近年、デリケートな花であるナルシスが減少し、絶滅が心配され始めたことを受けて、地元の保護団体を中心にナルシスを保護する運動がスタートしています。 もっとナルシスの花のことを知ってもらおうと、かつてのような規模ではありませんが、「ナルシス・フェスティバル」として、シーズン中にガイドツアーなどを企画しているそうです。 <ミニ知識> ナスシスの語源は、ギリシャ神話だそうです。美少年ナルキッソスは、水に映る自らの姿に恋するよう神から罰を与えられました。決して報われることのない恋にやつれ、森の湖のそばで力尽きて死んでしまいます。 そして、可憐な白い水仙（ナルシス）の花に姿を変えたと言われています。なんだか切ないですね。 |
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