企業はユーザーニーズへの迅速な対応などが求められている。一方、レガシーシステムからの脱却は避けられない問題である。レガシーシステムから脱却するには、「既存の業務およびシステムの可視化」と「システムの再構築」が必要となる。本研究では、既存システムの利活用を前提としたアジャイル開発において、新旧システムの併存に伴う暫定的な対応に着目し、データモデルから定量的な規模感を算出する方法と適切な段階的リリース順を提案する方法について提唱した。