IDCによると、AR/VR市場は2020年に向けて年間成長率100%を超えて、急成長するとしている。コンシューマ向け市場(ゲーム業界等)の急速な拡大で、AR/VR市場全体をけん引しており、エンタープライズ市場においても本格的な導入が加速している。
例えば、造船現場での作業ナビゲーションや設備保全業務での作業ガイダンス、建設現場での地下配管確認、家具販売における自宅の家具配置、医療分野を始め、遠隔会議、商品アピール、美術館・博物館ガイド、マップ等、いろいろなビジネスユースが考えられる。AR/VR技術は、業種・業務問わずあらゆる分野でその活用が最も期待される技術の一つとなっている。

本分科会では、AR/VR技術を活用したビジネスユースケースについて、調査・整理し、有効利用が期待できる業務分野や新たなビジネスユース、情報システム部門で取り組むべきことについて提言する。