総合発表会2009の受賞分科会

すべての方向け

情報の共有・入手

5月21日木曜日に開催された総合発表会において2008年度分科会の優秀研究成果と発表賞が選定され、表彰されました。

総合発表会2009 ご案内(ご参考)


最優秀賞

  • 経営に貢献するIT投資評価方法

優秀賞(2編)

  • Ruby on Railsによるアプリケーション開発
  • ITサービスの品質向上

佳作(2編)

  • 利用企業の観点からのSaaS
  • Webアプリケーション基盤と開発環境

発表賞(3編)

  • 業務アプリケーションログ分析による業務改善
  • Webアプリケーション基盤と開発環境
  • ITサービスの品質向上

最優秀賞

経営に貢献するIT投資評価方法
-IT投資の経営貢献度を鳥の目 (全体) と虫の目 (個別) で評価する体制の構築方法-

経営者の立場に立ち、IT投資の経営貢献度が見えない理由を探求し、これを克服するIT投資評価体制の構築を検討した。 具体的には、経営者が求めている全体評価 (鳥の目) として「エグゼクティブサマリー」と「IT投資評価報告書」を考案した。 また、継続的な個別 (虫の目) の事後評価を可能とする「案件別評価シート」と「IT基盤評価シート」を考案した。 この鳥の目と虫の目を融合させて経営の管理サイクルに導入し、経営者が適切にIT投資評価をできる体制をまとめた。

優秀賞(2編)

Ruby on Railsによるアプリケーション開発
-Railsは実業務で使えるのか?-

Ruby on Rails (以下RoR) は高い生産性で注目を集めているが、基幹システムへの適用には不安要素が多い。分科会では、実証システムの開発を通して検証を行い、RoR適用検討時の判断材料を示した「適用指針整理表」、およびRoRを適用した開発を推進するための指針を示した「開発ガイドライン」を作成した。いくつかの留意点が見出されたが、RoRは基幹システム構築に十分な機能を備えており、現実的な選択肢になり得るとの判断に至った。

ITサービスの品質向上
-身の丈にあった運用サービスの実現と継続-

今やビジネスの必須基盤となるITサービスの運用において、顧客とITサービス提供者双方が満足し、無理のない合意を前提とする 「身の丈にあった運用サービス」を提供し、ITサービスの品質向上を図るには「合意形成」と「継続的改善」を両輪として実施すべきであるとの解に至った。 そこで、「合意形成」までのアプローチ手法やノウハウをまとめた手順書と、「継続的改善」のために現状のプロセスを評価する指標および自己診断ツールを開発した。

佳作

利用企業の観点からのSaaS
-SaaSは使える…「予感」を「実感」に変える導入ガイドライン-

開発/運用コストの増大などの、IT活用の問題解決のカギとしてSaaSが注目されているが、セキュリティなど、利用企業側に不安材料があることも確かである。当分科会では、この不安の原因としてSaaSについて利用企業の観点での判断基準が不足している点に着目し、SaaSの満たすべき要件の定義、SaaSに適した分野の判断基準の策定、他のITソリューションとのコスト比較の判断基準の策定を行い、「SaaS導入ガイドライン」にまとめた。

Webアプリケーション基盤と開発環境
-そろそろWeb2.0化しませんか?-

Web2.0 (進化したWebアプリケーション) という幅広い概念から「リッチインターフェイス」・「非同期通信」・「マッシュアップ」の3点をWeb2.0のコア技術と捉え、企画・要件定義・方式設計工程を対象とし、これらの技術に関する適用・方式設計ガイドラインを作成した。また、ガイドラインの実効性に重点を置き、模擬アプリの企画、設計及び実装、検証を繰り返し実施し、ガイドラインへのフィードバックを行うことで、ガイドラインの実効性及び有用性を評価した。

発表賞

第一会場

業務アプリケーションログ分析による業務改善
-業務改善要求に対するログの現状分析・予兆分析-

現在ではシステムログが大量に取得されるも有効に活用しきれていない。 目的が不明確な為、分析の方法論がなく必要なログが取り切れていないのではないか。 本分科会では、業務改善目的を設定し、新たな改善の方法論として「業務の成果と量・質の相関を分析するRQQ分析  (Result、Quantity、Quality) 」と「季節、トレンドなど4つの視点で将来を予測するSTEP分析  (Season、Trend、Event、Period) 」を確立した。

第ニ会場

Webアプリケーション基盤と開発環境
-そろそろWeb2.0化しませんか?-

Web2.0 (進化したWebアプリケーション) という幅広い概念から「リッチインターフェイス」・「非同期通信」・「マッシュアップ」の3点をWeb2.0のコア技術と捉え、企画・要件定義・方式設計工程を対象とし、これらの技術に関する適用・方式設計ガイドラインを作成した。また、ガイドラインの実効性に重点を置き、模擬アプリの企画、設計及び実装、検証を繰り返し実施し、ガイドラインへのフィードバックを行うことで、ガイドラインの実効性及び有用性を評価した。

第三会場

ITサービスの品質向上
-身の丈にあった運用サービスの実現と継続-

今やビジネスの必須基盤となるITサービスの運用において、顧客とITサービス提供者双方が満足し、無理のない合意を前提とする 「身の丈にあった運用サービス」を提供し、ITサービスの品質向上を図るには「合意形成」と「継続的改善」を両輪として実施すべきであるとの解に至った。 そこで、「合意形成」までのアプローチ手法やノウハウをまとめた手順書と、「継続的改善」のために現状のプロセスを評価する指標および自己診断ツールを開発した。

↑ PAGE TOP