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トップは語る こぼれ話

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取材時にお伺いしたものの会報Familyで掲載しきれなかった話題をピックアップ。
各分野で活躍中のトップの、仕事時間以外の横顔をご紹介いたします。

【2016年度 CONTENTS】


会報 Family 371号 セーレン株式会社

幸福度日本一の県からグローバルに発信する快適環境

高校時代は野球に明け暮れ、甲子園を目指したことも あるという川田会長。いまでもスポーツ観戦は大好きで、時間ができればゴルフへもお出かけになるそうです。同社には創部から60年以上という歴史を持つ軟式野球部があり、2009年の天皇杯全日本軟式野球大会で優勝するなど、目覚ましい活躍を見せる強豪チームです。川田会長は時々グラウンドに出て野球部の練習をご覧になることがあるそうですが、重要な役職に就くようになってからは「危ないです」と周りが気を遣い、なかなか直接指導することはかなわないとか。

川田会長は福井県経済団体連合会会長や福井県商工会議所連合会会頭を務めるなど、会社のマネジメント以外にも多数の公職に就いており、ほとんどご自身の時間はとれません。しかし、福井県出身の川田会長は、地元のためになることならば積極的にかかわっていきたいとお考えのようです。

福井県は、法政大学が2011年に発表した「47都道府県の幸福度に関する研究成果」、日本総合研究所が2014年に発表した「全47都道府県幸福度ランキング」いずれでも「幸福度」ナンバーワンに輝いています。これは、未婚率や持ち家率、離職率、労働時間、出火件数、病床数、人口増加率、一人あたり県民所得、選挙投票率、食料自給率などの客観的なデータを集計して割り出されたもので、福井県は生活していく上での安心感や暮らしのゆとり度が高いと言えそうです。研究開発拠点を福井県におき、福井県出身者が9割を占めるという同社。川田会長によると、「福井県人は非常に粘り強く、勤勉で実直」なのだそうで、その気質は長い期間を擁する新製品開発に活かされているのかもしれません。

いま同社では「ホテルファクトリー」と名付けられた工場環境を、日本はもちろんのこと世界各国で展開しています。これは、従来3Kというイメージが強かった繊維工場をホテルのようにクリーンで快適な環境にしていくもので、生産性だけではなく、人と地球に配慮した工場をめざしたものです。いわば幸福度の高い職場環境です。 世界150カ国にわたるグローバル調査を行ったコンサルティング機関によると、高い幸福感を持っていることが集中して仕事に取り組む土台となるそうです。同社が躍進を続ける背景には幸福感が大いに関係しているに違いありません。


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会報 Family 370号 五十鈴株式会社

幸福度日本一の県からグローバルに発信する快適環境


社長室には四方の壁に書棚が設けられ、これまで
読破された書籍がぎっしりと収められている。

以前はマネジメントに関連するものを中心に月30冊の本を読破していたという鈴木社長。社長室には1,500冊を超えると思われる蔵書が並びます。その蔵書の中で少々異彩を放つのが料理本の数々。ご本人曰く「料理は経営に似ている」そうで、たとえばタマネギはあめ色になるまでじっくりと炒める。料理は嘘をつかないから、手を抜いたらすぐにわかるのだとか。素材を吟味し、調理方法を考え、盛りつけを工夫するというプロセスが、プロジェクトを遂行する際の手順とどこか通底しているのかもしれません。料理名や素材にまつわるエピソードに感心することも多く、料理本には雑学の楽しさもあるようです。 また、マネジメント関連の本には、有名なミュージカルや演劇の話が引き合いに出されていることも多く、エンターテインメントがお好きな鈴木社長は、たとえ話のウィットやユーモアも楽しいとおっしゃいます。



左奥書棚の上には伊丹十三の映画10作品の
パッケージが並ぶ。

実は、舞台を鑑賞するだけではなく、ご自身でも楽器を演奏したり歌ったりなさる鈴木社長。三菱商事に勤務されていた頃は、社員有志でバンドを作ったり、社内の「のど自慢大会」ではギターの弾き語りで優勝をさらったりしたこともあるそうです。退職なさる時には「さよならリサイタル」まで開催するなど、まさにご自身がエンターテイナーそのものです。その後は三味線や小唄を習ったりされたようですが、最近、再び取り組んでいるのがピアノ。仕事では人から指導されることはありませんが、ピアノの先生について習うことで、新たな視点で指導のポイントを把握でき、マネジメントに役立つのだとか。 いろいろなことに興味をもつ鈴木社長は、中学生のころに伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』を読んで以来、伊丹に憧れ、映画監督を目指したこともあると言います。幅広い教養に裏打ちされ、軽妙洒脱な風合いを持った伊丹の著作や映画作品は、何らかのかたちで鈴木社長のマネジメントに影響を与えているのかもしれません。


そして、近年プライベートで一番心をとらえたのが愛犬のドルチェです。60kg以上ある精悍な面持ちのグレートデンで、一緒にテレビ出演するほどの溺愛ぶり。しかし、残念ながら14歳の誕生日を目前にして亡くなってしまいました。死があまりに悲しく、二度とペットは飼わないと決めた鈴木社長ですが、たくさんの思い出が心に刻まれ、生き物が持つ豊かさを改めて感じたそうです。


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