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HUMAN HUMAN プラス

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支部活動にご登場いただく講師の方をフィーチャーしている会報Familyの「HUMAN HUMAN」。
eふぁみりでは、講師の方からのメッセージなどをご覧いただけます。

【CONTENTS】


「シナジー効果を生むチーム力の伸ばし方」連載コラム(2)

企業と学生をつなぐ「奏志相愛」をはじめました。

野原秀樹氏

<プロフィール>

愛知県名古屋市出身。18歳でジャズダンスをはじめ、19歳で上京してバレエを学ぶ。日本バレエ協会公演、松山バレエ団など多数の作品に出演する。その後2008年に㈱MANY ABILITIESを設立。舞台人としての経験をもとに、インプロ(即興)や演劇などのエッセンスを生かした体感型のコミュニケーション能力向上プログラムを提供。


学生と企業の担当者が一緒に即興演劇に取り組む「奏志相愛」プロジェクト

私はもともとバレエダンサーとして長年舞台に立っていましたので、その経験で培った創造力や表現力、感性などをビジネスに活用したいと考えています。
さて最近は、せっかく就職した会社をわずか数年で辞めてしまう学生が多くいます。
そこで企業と学生が互いに理解を深め、採用時のミスマッチを回避する方法はないかと考えて、友人の会社(㈱はぐくむ)とコラボして新しいプロジェクト「奏志相愛(そうしそうあい)」を始めました。
先日は新聞にも取り上げていただきました。
中堅・中小企業の採用活動の支援が目的ですが、ユニークな新しい工夫を盛り込んでいます。
一般的な面接では、学生側も企業側も、自分たちの良い部分だけをアピールしがちです。
そこで即興演劇(インプロ)を取り入れ、飾ることのできない状況での自分を見てもらうことを狙いにしています。
具体的な内容は、企業の採用者と学生が一緒になって7~9人程度でチームを作ります。
まずは1人で即興芝居を始めてもらい、そこに順次人が新たなシーンで加わっていきながら、それぞれがアドリブで役割を主体的に見つけ出しシーンを創造していきます。
とっさの判断力、表現力、人と関わる力、行動特性などが見えてきて、その学生本来の人間性に迫れるというものです。
さらに学生側が、参加企業の話を聞き、企業の想いや、事業内容について即興演劇でプレゼンテーションするプログラムも組み込んでいます。
良い人材を集めるのに苦労している中堅・中小企業が、自分の会社のビジョンを伝え、その良さをわかってもらう。
同時に学生も、企業の姿を知りながら、自分をアピールすることができる。
そうした可能性を秘めた新プロジェクト。就活生と企業を結ぶ架け橋として、今後、さらに力を入れていきたいと思っています。



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「シナジー効果を生むチーム力の伸ばし方」連載コラム(1)

チーム力を高める「チームビルディング」

野原秀樹氏

<プロフィール>

愛知県名古屋市出身。18歳でジャズダンスをはじめ、19歳で上京してバレエを学ぶ。日本バレエ協会公演、松山バレエ団など多数の作品に出演する。その後2008年に㈱MANY ABILITIESを設立。舞台人としての経験をもとに、インプロ(即興)や演劇などのエッセンスを生かした体感型のコミュニケーション能力向上プログラムを提供。

私は35歳くらいまで、現役のバレエダンサーとして、様々な舞台に立っていました。 「なぜバレエを?」とよく聞かれます。実は高校時代に学園祭でミュージカルの演出、構成、振付、主演をし、また体操部にいて、身体の柔らかさとバネには、それなりに自信がありました。当時、ディスコが流行していてジャズダンスに興味を持ち、それならジャズダンスの基本から学ぼうとバレエを習い始めたのが、そのきっかけです。  さて、バレエを始めると、バレエの歴史やメソッドの素晴らしさ、技術が身に付いてくる嬉しさ、舞台ならではの緊張感、たくさんの観衆から拍手をいただくときの達成感。バレエダンサーとして過ごした時間はあっという間で私にとってはとても充実した時間でした。  現役時代から引退後も、現在の仕事を続けながら、バレエを通して少しでも喜んでいただきたいと、有志を集めてサークルを作り、バレエ公演のボランティア活動を行っています。年に数回、高齢者の福祉施設などをまわって、踊りや歌、演奏を披露しているのです。  バレエは華やかさがひとつの魅力。本格的な衣装を身につけた私たちダンサーの姿を見ただけでも、皆さんワクワクとしてくれるようです。施設を訪問するときは高齢の方々が喜んでいただけるように、たとえば皆さんになじみのある美空ひばりさんの曲をアレンジして踊るなど、内容や演目も工夫しています。  ある施設で、私たちが踊っているときに、寝たきりの高齢の男性が介護士の方にベッドのままホールに連れてきてもらったことがありました。バレエを披露している間、ほとんど身じろぎもしません。寝ているのかな、とも思いました。それでもバレエを見ていただいたことに感謝したくて、私は踊り終わると、その男性のベッドに近づき、そっと手を握りました。すると男性の目からスーッと涙が一筋、こぼれ落ちたのです。とても心が熱くなった瞬間でした。  毎日忙しく過ごしていると、ともすれば自分のことで精一杯になりがちですが、こうした活動を通して、本来あるべき姿、自分というものを見つめ直す時間ともなり、様々な出会いに感謝する気持ちで、今後もこの活動を続けたいと思っています。




眠れる森の美女でデジレ王子を演じていた頃の野原氏

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「人間関係を良好にするコミュニケーション力の磨き方」連載コラム(3)

ビジネスにも女性の風が吹いてきた。

(株)ミュゼ 齋藤 直美氏

<プロフィール>
外食チェーン本部人材育成部署にて、約8000人の教育・研修を担当し新人、管理職、社内講師の育成を行う。その後、2006年㈱ミュゼ設立に参画。
“月曜日が待ち遠しくなる組織づくり”をコンセプトに大手から中小企業まであらゆる業界のリーダー教育、組織活性化に携わり、全国各地で研修・講演を行っており、「現場ですぐ使える!」と定評があり、研修・講演のリピート率も高い。
また、社内講師の育成、プロ講師向けに講師コンサルティングを行い講師養成にも力を注いでいる。「ほめる・しかる研修」がメディアに取り上げられ、注目を集めている。

著書
『「ほめる・しかる」で部下を劇的に伸ばす!「20代男子」戦力化マニュアル』(日本実業出版社)
『叱り方ハンドブック』(中経出版)
『あたりまえだけどなかなかできない「叱り方のルール」』(明日香出版社)

人材育成を専門として、研修やセミナー、講演などを業務とする株式会社ミュゼ。私が会社を興してから、6年の歳月が過ぎようとしています。女性である私が代表を務めているためでしょうか。特にホームページなどで大々的に謳っているわけではないのですが、女性向けの研修やセミナーのご依頼を多くいただいています。特にこの1、2年、その数もグッと増え、日々の問い合わせの件数も、かなりの数にのぼります。 これは同じ女性として、とても嬉しく感じる現象です。なぜなら、さまざまな企業が、女性社員たちを戦力として積極的に活用しようという意欲がみてとれるからです。同時に、こうした研修に参加する女性たちはとてもハツラツとして、仕事に対する姿勢が前向きなことも、とても嬉しく感じます。

昨年のことですが、ある企業さんから、3社合同の女性向け研修会での講演依頼を受けました。有名な大手企業3社は、グループ会社でもなく、まったく独立した企業でありながらの共同企画。まさしく異業種交流の場でした。各社からリーダーや専門職として活躍されている女性社員たちなどが合わせて100名以上も集まりました。プログラムも講演やセミナー、女性活用の好事例研究のプレゼンテーションなど、多彩な内容の企画で行われ、とても盛況でした。

ミュゼの女性向け研修でも、女性ならではの強みを活かしながら、ビジネスマインド・スキルを向上させていくことを目標に、モチベーションアップ研修、女性リーダー育成研修などさまざまな内容のプログラムをご用意しています。これからは、社会でもますます女性たちの力が求められる時代。頑張っている女性たちと共に、私も刺激を受けながら、一緒に成長していきたいと思っています。




研修や講座を通して、笑顔あふれる組織・皆が笑顔になれる社会を目指していると語る齋藤氏

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「人間関係を良好にするコミュニケーション力の磨き方」連載コラム(2)

自然に触れる時間が好きです。

(株)ミュゼ 齋藤 直美氏

<プロフィール>
外食チェーン本部人材育成部署にて、約8000人の教育・研修を担当し新人、管理職、社内講師の育成を行う。その後、2006年㈱ミュゼ設立に参画。
“月曜日が待ち遠しくなる組織づくり”をコンセプトに大手から中小企業まであらゆる業界のリーダー教育、組織活性化に携わり、全国各地で研修・講演を行っており、「現場ですぐ使える!」と定評があり、研修・講演のリピート率も高い。
また、社内講師の育成、プロ講師向けに講師コンサルティングを行い講師養成にも力を注いでいる。「ほめる・しかる研修」がメディアに取り上げられ、注目を集めている。

著書
『「ほめる・しかる」で部下を劇的に伸ばす!「20代男子」戦力化マニュアル』(日本実業出版社)
『叱り方ハンドブック』(中経出版)
『あたりまえだけどなかなかできない「叱り方のルール」』(明日香出版社)

仕事柄、スーツを着て壇上に立つことが多いので、意外に思われるかもしれませんが、私はアウトドア派。トレッキングやキャンプが大好きです。

日々、講演や研修で日本全国を飛び回り、忙しい毎日を送っているため、なかなか時間が取れず、思うようには出かけられませんが、それでもたまに数日でも続けて休みが取れると、ここぞとばかり、山歩きを楽しんでいます。

昨年の8月、四国で開催されたFUJITSUファミリ会のセミナーで講師を務めたときには、翌日から数日間の休みが取れたので、夫と共に愛媛県にある石鎚山(いしづちさん)に登りました。

苦しいときもあるけれど、ひとつの目標に向かい、無理だと思っても諦めずに一歩一歩、歩みを進めていく。仕事と同様に、その道が困難であるほど、乗り越えたときの喜びは大きいものです。とうとう頂上に立ったときに目の前に広がる素晴らしい景色、成し遂げたという達成感は、やっぱりクセになってしまいます。

もうひとつ、自然の中で時を過ごす魅力は、自分たちが背負ってきた限られた荷物を糧に、テントを張ったり、水道も電気もない場所でシンプルな食事を作ったりすること。日常から離れることで、逆に日常のありがたさや豊かさを感じ、しみじみと感謝する気持ちになれることです。慌ただしく毎日を過ごしていると忘れがちな、暮らしへの感謝、人への感謝。そんなものをふと感じながら、自然の中で過ごす時間は格別です。

仕事も楽しいですが、こうやって家族や仲間たちと過ごす豊かな時間も大切にしたい。オンとオフを切り替えながら、毎日を充実して過ごせたらいいですね。




どんな質問にも真剣に、考えながら答えていただきました

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「人間関係を良好にするコミュニケーション力の磨き方」連載コラム(1)

夢を叶えるためには…

(株)ミュゼ 齋藤 直美氏

<プロフィール>
外食チェーン本部人材育成部署にて、約8000人の教育・研修を担当し新人、管理職、社内講師の育成を行う。その後、2006年㈱ミュゼ設立に参画。
“月曜日が待ち遠しくなる組織づくり”をコンセプトに大手から中小企業まであらゆる業界のリーダー教育、組織活性化に携わり、全国各地で研修・講演を行っており、「現場ですぐ使える!」と定評があり、研修・講演のリピート率も高い。
また、社内講師の育成、プロ講師向けに講師コンサルティングを行い講師養成にも力を注いでいる。「ほめる・しかる研修」がメディアに取り上げられ、注目を集めている。

著書
『「ほめる・しかる」で部下を劇的に伸ばす!「20代男子」戦力化マニュアル』(日本実業出版社)
『叱り方ハンドブック』(中経出版)
『あたりまえだけどなかなかできない「叱り方のルール」』(明日香出版社)

皆さんは、夢をどのように実現させていますか?

私は、夢を語り、行動し、諦めないこと。そうすればきっとチャンスが訪れ、ゴールにたどり着くと信じています。

私は6年前、人材育成を主軸とする現在の会社の設立に参画し、責任ある立場を任されました。そのときの夢は、本を出版すること。私が1人で1年365日、頑張って講演や研修を行っても、伝えられる人の数には限界があります。でも本で私の考えを伝えたら、私の持つ人材育成のノウハウは、それこそ無限大に広がる可能性を秘めています。

本を書きたい、出版したい。そう強く思いました。

でも出版社のツテはありませんし、どのようにしたら本が出せるのかも分かりません。そこで私は友人やビジネスで出会った人などに、機会があれば自分は「本が出したい」と繰り返し言っていました。するとある人から、出版社が一般の人から企画を募集する出版コンテストがあると教えられました。優勝すると、その出版社から本を出すことができるのだとか…。私は早速、企画書と見本原稿を書いて応募しました。予選を通過し、2次予選では20名に、そこからさらに6名に絞られます。私は本選まで進む気マンマンでした。ところがなんと補欠で予選突破はならず、大ショック。でもここで落ち込んではいられません。せっかく繋がった出版社との縁を切るまいと、そこで出会った編集者に直接、自分はこの企画でこういった本が出したいのだと猛然とアピール。その熱意に根負けしたのか、「一緒にやりましょう」と言ってくださり、社内の企画会議に諮ってくれました。そして1年後、ついに出版が実現しました。

それが私の記念すべき最初の著書『「ほめる・しかる」で部下を劇的に伸ばす! 「20代男子」戦力化マニュアル』(日本実業出版社)です。その後、取材や、本をメディアで取り上げていただく機会も増え、多くの反響がありました。社会に自分の思いを広めていく、まさしくこの本の出版がそのきっかけづくりになってくれたのです。

心に秘めているだけでは夢はかなわない。言葉に出して、行動して、諦めない心を持ち続けること、これからもこの3つを実践したいと思っています。



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「成功を呼び込むポジティブシンキング」連載コラム(3)

誰でもジョギングがラクラクできる方法を伝授します

コンディショニングコーチ 立花 龍司 氏

<プロフィール>
筑波大学大学院修士課程修了。 日本初のコンディショニングコーチとして、日本の野球界で活躍。また日本人初のメジャーリーグコーチとしてニューヨーク・メッツにも在籍。現在はスポーツクラブ「タチリュウコンディショニングジム」をプロデュースするなど、コンディショニングの指導や普及活動を行っている。


毎日30分のトレーニングが健康づくりに効果的と話す立花氏

今、東京マラソンをはじめ各地で市民マラソンが開催され、参加者の数も年々増加し、どこも盛況。ジョギングやマラソンが市民スポーツとしても定着しつつあるようです。でも体を動かすのが苦手、普段はほとんど運動をしていない、そんな方たちは何十分間も走り続けるなんで「私には絶対ムリ」と思われているのではないでしょうか。
でもあなたが今、5分間歩くことのできる体力さえあれば、10週間後には30分のジョギングができるようになります。こうした体づくりは、心肺機能も高まり、体力もついて、健康づくりにとても効果があります。もちろんダイエット効果も期待でき、その体の変化を実感すること間違いありません。興味が湧いてきましたか?
ではその方法を伝授しましょう。

まずはじめの1週間。5分をひとつの単位として、最初の4分間をゆっくり歩いて、次の1分間は肘を90度に曲げて早歩き、これを1セットにして6回、計30分間行います。30分間続けてやっても、10分を3回、15分を2回に分けても構いません。ただし毎日続けてみましょう。そして翌週になったら5分を、3分間ゆっくり歩いて2分間の早歩きのセットにして、やはり6セット、30分。その後も1週間ごとに早歩きを1分ずつ増やして5分間のセット6回を繰り返していくと、5週間で30分間早歩きをできるように自然となっています。さらに次の週からは、4分間の早歩きをした後に1分間のジョギング。やはり5分間を1セットに6回で30分。そして1週間続けたら、また1分ずつジョギングの時間を増やしていきます。

すると歩き始めてから10週間後に、30分間ジョギングを続けることができる体になっています。ここまでくれば、あなたはきっと走る心地よさを体感しているはず。市民マラソンにでられる日も、遠くないかもしれません。

さあ、今日から挑戦してみませんか。



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「成功を呼び込むポジティブシンキング」連載コラム(2)

夢に向かって頑張る若者たちの力に

コンディショニングコーチ 立花 龍司 氏

<プロフィール>
筑波大学大学院修士課程修了。 日本初のコンディショニングコーチとして、日本の野球界で活躍。また日本人初のメジャーリーグコーチとしてニューヨーク・メッツにも在籍。現在はスポーツクラブ「タチリュウコンディショニングジム」をプロデュースするなど、コンディショニングの指導や普及活動を行っている。


小学生から現役のプロ野球選手まで、多くの若者たちをサポートしている立花氏

私は小さい頃からプロ野球選手を目指していましたが、高校時代に肩を故障して、その夢を断念しました。そうした経験をしていることから、将来のある若者たちが、怪我や故障で自分の夢を諦めるようなことがないように、サポートしていきたいと考えています。
2001年に千葉ロッテマリーンズを退団後、大阪の阪堺(はんかい)病院内にSCA(ストレングス&コンディショニングアカデミー)を設立したのも、これまでの私の経験と知識を還元し、スポーツドクターやトレーナー、理学療法士などさまざまな人材を揃えた、最新のスポーツ医学と環境を、将来あるアスリートたちに提供したいという思いからでした。
これまで病院内にスポーツジムを設置するという前例はなく、運営を軌道に乗せるまではさまざまな苦労がありました。しかし最新のスポーツ医学とトレーニングを融合させた実践的なメニューや取り組みは各方面から高く評価され、現在ではオフシーズンになると、大リーグで活躍する日本の選手たちも、このジムでトレーニングを積んでいます
今、新たな夢があります。それはプロ野球選手にはなったものの、開花できずに球団を退団しなければならなくなった選手たちの第二の人生を支えながら、将来を夢見る若者たちをサポートしようという構想です。具体的には球団を退団した選手を私のジムで雇い、これからプロを目指す若者たちの指導をしてもらおうというもの。
私自身、長くプロ球団でお世話になり、そのご恩返しもしながら、これからも一人でも多くの夢をもつ若者の力になれることが願いです。



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「成功を呼び込むポジティブシンキング」連載コラム(1)

映画に学ぶスポーツと人生の極意

コンディショニングコーチ 立花 龍司 氏

<プロフィール>
筑波大学大学院修士課程修了。 日本初のコンディショニングコーチとして、日本の野球界で活躍。また日本人初のメジャーリーグコーチとしてニューヨーク・メッツにも在籍。現在はスポーツクラブ「タチリュウコンディショニングジム」をプロデュースするなど、コンディショニングの指導や普及活動を行っている。


「映画は素晴らしい人生の教材」とおっしゃる立花氏

ジムの経営やスポーツ選手の指導を手がける者として、自分自身の体にも、人一倍の気配りをしています。年齢を重ねても、トレーニングを続けることで理想的な肉体を維持できることを、自分の肉体で示すのもその役割のひとつと考えているからです。
そんなこともあり、自宅にもトレーニングジムを設け、エアロバイクを漕ぐ毎日なのですが、その時間を活用してDVDでの映画鑑賞を始めたら、どっぷりとその世界にはまってしまい、今や我が家には600本以上のDVDを所有するようになってしまいました。
野球をはじめ、さまざまなスポーツを題材にした映画を、好んで観ています。なかでも35歳にしてメジャーデビューを果たした史上最年長ルーキー、ジム・モリスの、波乱と奇跡の半生を綴った「オールド・ルーキー」という映画はお気に入りの1本です。また「ルディ/涙のウィニング・ラン」もおすすめ。アメリカンフットボールの名門大学でレギュラーになることを目指す若者の姿を描く感動作で、やはり実話をもとにして作られています。まさにポジティブシンキング、夢をもって努力することの大切さ、素晴らしさを教えてくれます。
私は現在、大学の野球部でコンディショニングコーチとしての仕事にも携わっていますが、その中には将来は教員や高校野球の指導者になりたい、という学生も多くいます。彼らには、練習がない休息日には映画をどんどん見るようにすすめています。人生は自分一人分の体験しかできませんが、映画を通じてさまざまな人生を擬似体験し、心の豊かさを育んでほしい。映画は素晴らしい人生の教材ともなると伝えています。



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