会報Family 2016年 371号
【371号 CONTENTS】
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(世界の橋シリーズ)
鶴の舞橋(つるのまいばし)
青森県北津軽郡鶴田町
津軽富士とも呼ばれる雄大な岩木山を背に、翼を広げたような曲線美を見せる「鶴の舞橋」は、全長300m、日本一長い木造の三連太鼓橋だ。橋脚に使用されているのは、直径30cm(樹齢150年以上)の青森県産ヒバ700本。この橋が架かる「廻堰大溜池(まわりぜきおおためいけ)」は、1660年に用水地として築かれたものだという。時代ごとに大修理がされ、現在の堤防が造られたのが1960年。歴史ある風景は津軽の暮らしとともにあり、今や欠かせないものとなっている。