会報Family 2015年 366号
【366号 CONTENTS】
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八ツ鹿踊り(やつしかおどり)
愛媛県宇和島市
八ツ鹿踊りは、宇和島地方に古くから伝えられている350年余の 伝統を持つ無形民俗文化財である。源流は宮城県の雄鹿たちが 雌鹿をたずね探して遂に発見して喜ぶ「めじしかくし」に由来し、 太鼓を胸に抱えて打ちながら踊る姿とともに宇和島に定着した といわれる。10月の宇和津彦神社の祭礼日には、鹿の頭をつけ た12 ~ 13歳の少年が紅染の布で上半身を覆い舞う姿が見られ、 哀愁を帯びた旋律とともに観光客を魅了する。