会報Family 2013年 352号
【352号 CONTENTS】
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日本 厳島神社
1996年 ユネスコ世界文化遺産登録
瀬戸内海の広島湾に浮かぶ厳島は、「安芸の宮島」とも呼ばれ、京都の天橋立、宮城の松島とともに、日本三景の1つに数えられている。厳島は「神の島」として、古くから島そのものが信仰の対象とされてきたと言われる。この島の入り江に鎮座する厳島神社は、平安時代末期、平清盛によって現在のような壮大な寝殿造りの社殿に造営された。沖合200m程の海上に建つ、この神社のシンボルでもある高さ約16mの大鳥居をはじめ、境内は朱塗りの廻廊や能舞台、五重塔、多宝塔、平家寄進の宝物類など、国宝や重要文化財、史跡に富んでいる。