キャッシュフロー経営を支える「GLOVIA-C」 富士通(株)パッケージ事業本部 第一パッケージ事業部 |
会計システムは、キャッシュフローの最大化が目的と言われる。そこで富士通では、企業実績を多面的に分析するIT会計システムから、人事給与・販売管理・生産管理等のシステムを開発し、インターネット型パッケージ「GLOVIA-C」を販売している。すでに1000サイト以上ものお客様にご採用いただいている状況である。以下、「GLOVIA-C」の会計システムを中心にご紹介したい。 企業実績を多面的に分析する 各部門のお金に関するデータは、最終的に経理、会計のシステムに集まる。それを生の明細データのままで経理のデータベースである会計データウェアハウス(FDWH)に入れれば、さまざまなツールを使って企業実績を多面的に見ることが可能になる。GLOVIA-Cは、この経理のFDWHで大きく3つの切り口を用意している。
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経理部門を仕訳作業から解放する GLOVIA-Cでは、振替伝票や入出金等の専用伝票は、Webの経理のシステムに入力すればFDWHに入り、累積ジャーナルにリアルタイムで追加されていく。
最大の課題は基幹システムとの連携で、GLOVIA-Cの中にある自動仕訳のインターフェースに、販売管理なら売掛金の情報を入れると、自動的に累積ジャーナルに入る。当然、経理の仕訳は不要になる。当社は、1年ほど前から「GLOVIA-SUMMIT
」という仕掛け(すでに商品として販売済み)を使うことで、経理部門の仕訳は1行も起こしていない*2。
より速く柔軟な処理システムとマネジメント GLOVIA-Cは生産管理や販売管理のパッケージを持っているが、導入企業の生産や販売の既存システムとも連携して使えるので、一番困っているところ、あるいはできるところから順次導入することが可能である。
その他の効果 多数のパソコンクライアントに給与や会計などのシステムを持っていると、ソフトのメンテナンスにはパソコンに入れ替えが必要になり、電算室の方の負荷が非常に大きくなる。GLOVIA-Cならばインターネット型のパッケージのため本社サーバのプログラムだけを修正、入れ替えれば良い。
また、一昨年法制化された電子帳簿保存法に対応するには、5つの基準がある。ここで問題になるのが『システム開発書類などの備え付け』であるが、かなりの税務署が、パッケージソフトのマニュアルを開発書類と認めるそうで、パッケージも意外なところで役立つとお聞きしている。
導入費用 概算として、一般会計、手形管理、資金管理まで入れ、ハードウェアはPRIMERGY5000とパソコンのクライアント3台、プリンタ1台、SE導入費用も含めて、一括払い合計約
653万円から、PRIMERGY-6000を積んだ場合は一括払い812万円から。これらの数字を目安としてお考えいただければと思う。
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事例紹介 〔株式会社ノースイ様〕*大阪市 冷凍食材製造卸。売上高約 501億円(99年3月)。
旧システム:富士通オフコンによる販売管理・入出金管理・生産管理などをシステム化。導入後10年経過。 平成11年5月 GLOVIA-Cの会計・給与システムを導入。
まとめインターネットエクスプローラで、いわゆる基幹システムと会計・人事システムが繋がっていく。これをつきつめていくと、いわゆる ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)事業者に、業務システムのハードとソフトを任せられるということになる。 時代はこのようなスタイルに突入しつつあることもご理解していただけただろうか。経理システムから見直してみたいというお客様のためにGLOVIA-Cがお役に立てたら幸いである。 *本稿に関するお問い合わせ先は、堀井勝俊 horii.katsutosh@jp.fujitsu.com (監修:編集委員 大泉 辰生 氏 千代田火災システムズエンジニアリング(株)) |
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