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ほっ!とコーヒー 第35回


ウィンターイルミネーション

冬の街を彩るイルミネーション。その起源をさかのぼると、たどり着いたのは16世紀のドイツでした。
宗教改革で知られるドイツ(当時は神聖ローマ帝国)のマルティン・ルター(ドイツ/ルーテル教会の創始者)が考えたと言われています。ある夜ルターは、森の中で煌めく星を見て感動し、その光景を再現しようと、木の枝にたくさんのロウソクを飾ったのだそうです。

さて、今日のような電球によるイルミネーションのはじまりは、エジソンが白熱電球を発明した3年後の1882年。
ニューヨーク・マンハッタンにある900棟ものビルを、1万4,000個の電球で飾ったといいます。これには当時の人もビックリ!

そして、1890年にはクリスマス用ライトの大量生産が始まり、華やかな光の装飾は様々なスタイルで楽しめるようになりました。
いまでも、クリスマスのイルミネーションと言えば、ニューヨーク・ロックフェラーセンター前のクリスマスツリーが有名ですよね。高さ約22m、重さ8トンもあるツリーには、消費電力を抑えるために白熱電球ではなく3万個(配線延長約8km)ものマルチカラーLEDが灯されるといいます。この場所に最初にツリーが飾られたのは1931年、あの大恐慌の最中。せめて心だけでも温まるようにと、同センターの建設工事に携わっていた作業員たちが約6mのツリーを立てたのが始まり。1933年に700個の電球を灯してからイベント化されているのだそうです。私たちの周りにもそんなハートウォーミングな光たちが、そろそろ灯りはじめます。

ウィンターイルミネーションは、あなたの頬とココロを和ませるスイッチ。きらめきに心ゆだねて、ひと休みしませんか?
そのひとときは、明日の元気や新たなアイデア、人生観を変える入口かもしれません・・・
ほらほら、忙しがっていてはいけませんよ。


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