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ほっ!とコーヒー 第27回

鍋奉行とアク代官


さて、今年も鍋の恋しい(おいしい)季節がやってきました。
会社帰りに同僚と、自宅で家族揃って、仲のいい友達同士で、どんなスタイルでも鍋を囲めば笑顔が集い、体もポカポカ、ココロもポカポカ。
みんなで和気あいあいにおいしい時間を堪能できますよね。

そんな時に登場するのが、“鍋奉行様”。
いわゆる鍋の仕切りやさん的存在ですが、いないとなんだかモノ足りないような、出しゃばり過ぎもどうかと思うし・・・。
そこで、やはり鍋奉行にも極意なるものがあるようです・・・。その極意とは・・・。
まずは座る位置。コンロの調節つまみと鍋を扱いやすい場所をさりげなくキープ!。最初に火をつけるタイミングは、乾杯を待ってから。つまり場の盛り上がりとグツグツ具合を調和させたい。

ダシの出る具(肉や魚介)をまず入れて、野菜は根菜から。鍋の真ん中は対流が激しいので煮くずれしやすい具は周辺に。
煮え具合を見極めて、みんなに食べ頃だよ〜と声をかけたり、取り分けてあげたりできれば名奉行の株もアップ!煮すぎは禁物ですぞ。
もうひとり、重要な存在となるのが“アク代官”。
アクを上手に取る人のことをこう呼ぶようですが、上手に取らないと、せっかく具から出た栄養分まで取ってしまう・・・それこそ悪代官。
アクを上手に取るには、沸騰したら火を弱め、グツグツが落ち着いてから表面に浮いているアクを取ればOK。
これで鍋のおいしさは一段とアップします。
ちなみに、まわりで見ている人たちは“町娘(待ち娘)”と呼ぶらしいですよ・・・


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