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ほっ!とコーヒー 第22回

赤トンボは秋の知らせ


街の中で、暮らしの中で、秋が少しずつ表情を見せ始めました。

車を少し走らせると、わずかながら田園風景が広がり、黄金色の稲穂も頭を垂れ、風が吹くと波のようにトーンが変わる・・・もうすぐ刈り入れの時期でしょうか。

そんな田園風景に出会えるようになったら、それは、そろそろ赤トンボが飛び交う季節。

私たちが赤トンボと呼んでいるのは“アキアカネ”という名のトンボで、秋の涼しさとともに産卵のために山から平野へ降りてくるのだそうです。

それにしても「アキアカネ」、その名の通り、秋の訪れを知らせてくれ、夕陽に舞う姿は美しい。子供の虫アミもスイスイとかわし、気に入ったところがあればスッととまり・・・あぁ〜、自分の仕事もそんなふうにできればなぁと、秋風を素肌に感じながら思う今日このごろです。

さて、秋というと、収穫の秋、味覚の秋、行楽の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋など、いろいろ冠がつきますが、思いのままにフラリと出かけたり、何かをはじめたり、深めたりするのにはいい季節なのかも知れません。どこかで“アキアカネ”を見かけたら、それは、あなたが何かをはじめるための“秋の吉日”を知らせてくれているのかも知れませんよ。


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