JXアイティソリューション㈱では、JXTGエネルギー㈱で利用されるシステムの開発・保守・運用を行っている。筆者は現在、本社・製油(造)所の需給部門で利用されている原油配船計画システム(原油の購入計画・配船計画・実績管理機能搭載)に関わる2つのプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当している。
この2つのプロジェクトの要件定義工程において、当初想定していたスケジュールよりも時間を費やすこととなった。その主な原因は、プロジェクト関係者とのコミュニケーション不足であった。そのため、「質」「タイミング」を意識したコミュニケーションをとることで改善を図った。その結果、プロジェクトの遅れをリカバリーすることができた。
本論文では、プロジェクト推進におけるコミュニケーションについて、筆者がプロジェクトマネージャーを担当する中で学んだことを記述する。 |