生命保険業界を取り巻く環境は大きく変化し、IT技術を活用した保険会社の新たな競争がはじまっている。当社は開発サイクルの短縮化と開発ボリュームの拡大に対応するため、様々な生産性向上策に取り組んでいる。
当社開発部門の生産性向上策の一つとして、現状のシステム資源の影響調査作業(システム改修に伴い影響が及ぶ資源を特定する作業)の効率化を図ることで、開発工程全体の生産性向上が期待できた。現状の影響調査作業を分析した結果、3点の課題「資源ごとに異なる影響調査手順」・「既存の資源検索ツール機能の不足」・「複雑な資源に対する影響調査の属人化」があり、生産性の阻害要因となっていることが判明した。そこで、当社で利用するすべてのシステム資源間関連情報を自動収集し、検索結果を出力する「資源検索システム」構築により、課題を解決したことに加え、影響調査の効率化・生産性の向上を実現した。
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