高齢人口の急速な増加の中で、健康上の問題がない状態で日常生活を送れる健康寿命の延伸は、よりその重要度を増している。健康寿命延伸の阻害要因となる生活習慣病の予防には日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活など日々の健康増進が重要となる。
健康増進への施策として、受診者本人だけでなく企業と医療機関が活動をサポートすることで受診者の行動変容がおき生活習慣病予防をより効果のあるものに変えられると仮説を立てた。本施策は日々の生活で継続可能な活動とする狙いからIoT機器を用いたシステムの構築と活用を行った。IoT機器の特性を活かし、データの可視化による利用意欲向上とあわせて、データ連携による複数の関係者の効率的な状況把握・効果的な連携を行う「継続できる健康増進」を実証した。
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